【ウィリアムヒル】NCAAカレッジフットボール2014シーズン開幕！昨季全米王者に輝いたフロリダ州立大が優勝候補筆頭、アラバマ大、オレゴン大があとを追う

NCAAカレッジフットボール（NCAA College Football）がいよいよ今週末から全米で開幕します。今年1月6日の全米No.1を決める「BCSナショナルチャンピオンシップゲーム」でフロリダ州立大が34－31でオーバーン大を破り、1999年以来2度目のチャンピオンに輝きました。

それから7か月の月日が流れて、また再び全米を熱くするフットボールシーズンが始まります。日本時間の28日午前6時から行われるアビリーンクリスチャン大対ジョージア州立大の試合を皮切りにスタートします。今シーズンはどの大学が全米王者の座に座るのでしょうか？

＜NCAAカレッジフットボールの詳細＞
https://bookmaker-info.com/2013_ncaa_football

今シーズンからNCAAカレッジフットボールは新しい方式で全米No.1を決定します。「カレッジフットボールプレイオフ（College Football Playoffs）」（CFP）を導入しました。CFPはこれまでランキングによって自動的に決まっていたBCSチャンピオンズシップシリーズを、CFP選考委員会を設けてその委員会が10月末よりランキングを発表し、12月のレギュラーシーズン終了時点で上位４大学にプレイオフ進出の権利を与えるというものです。つまり、選考委員会が決めた4チームが全米No.1を決定しようということになりました。以前からプレイオフ導入の議論が行われてきましたが、ようやくその扉が開かれた格好となりました。

さて、このプレイオフを踏まえて今シーズンはどの大学が全米を制するのでしょうか？シーズン開幕前は各大学まだ不確定要素が多く、なかなか戦力分析が思うようにいかないのが現状です。そこで、2つの指標を見ながら今シーズンどの大学が優勝に近いのかを見ていきたいと思います。

まずは、AP通信（Associated Press）が発表しているAPトップ25ランキングです。このランキングは、カレッジフットボール担当する記者らの投票を基にランキング化したものです。APトップ25ランキングの最新版（プレシーズン）が現地時間の17日に発表されましたので、それを見ていきましょう。

【NCAAフットボールAPトップ25ランキング（プレシーズン）】

※「Yahoo! Sports」より抜粋

APトップ25ランキングのトップにランクされたのは昨年の王者・フロリダ州立大です。ルーキーイヤーで「ハイズマントロフィー」を受賞したQBジェミィス・ウィンストン（Jameis Winston）が2年目のシーズンを迎えます。ウィンストンは昨シーズン4057ヤードを獲得、40のタッチダウンを奪う大活躍を見せてセミノールズを全米No.1へと導きました。RBカルロス・ウィリアムズ（Karlos Williams）とWRラシャード・グリーン（Rashad Greene）のコンビをウィンストンがいかにコントロールするかが一つの見どころですね。今年もフロリダ州立大は強い、そんな印象です。

2番手には、2009年、2011年、2012年シーズンを制したアラバマ大が挙げられています。昨シーズンはSECチャンピオンシップゲームでオーバーン大に28－34で敗れ、全米3連覇の夢は潰えました。今シーズンQB不在と言われるアラバマ大を、年棒約7億円を稼ぎ出す名将ニック・セイバン（Nick Saban）ヘッドコーチが4度目の全米チャンピオンに導くことができるのでしょうか？全米最強との呼び声が高いSECを勝ち上がるだけでも大変なのにといつも思うわけです。

3番手にはオレゴン大がランクされています。オレゴン大にはQBマーカス・マリオタ（Marcus Mariota）が健在です。昨シーズンの大半を膝のケガの影響でニーブレースを着用してのプレーとなりましたが、3665ヤードを獲得し、31のタッチダウンを奪うなど“動き”に制約のある中で素晴らしいパフォーマンスを見せました。今シーズンは100％ひざの状態は回復しているとのことで、マリオタのパフォーマンスと連動してオレゴン大の順位が決まってくるでしょう。

【「フロリダ州立大－オーバーン大」BCSチャンピオンシップゲーム】

これら“ビッグ３”に続いて、2000年シーズン王者のオクラホマ大、昨シーズン準優勝で2010年シーズン王者のオーバーン大、2002年シーズンの王者・オハイオ州立大など全米トップ経験大学があとを追っています。APトップ25ランキングは、試合が行われるごとに毎週変動していきます。ランク外へと落ちる大学もあれば、ランク内に切り込んでくる大学も出てきます。このAPトップ25ランキングの動きに注目しながらカレッジフットボールを楽しんではいかがでしょうか？

もう一つの優勝の指標として参考になるのが、ブックメーカー（スポーツブック）が発表する優勝オッズです。英国の老舗ブックメーカー「William Hill（ウィリアムヒル）」がオッズを発表していますので紹介しておきましょう。

【NCAAフットボール優勝オッズ】

※オッズは２７日午後３時現在

こちらもフロリダ州立大が優勝最有力となっていますね。以下、上位大学はAPトップ25ランキング同様の順序となっています。APとブックメーカーは今シーズンのカレッジフットボールの見立てはほぼ同じと言っていいでしょう。

また、最優秀選手（MVP）にあたる「ハイズマントロフィー」の受賞者オッズも発表されていますので見ておきましょう。

【ハイズマントロフィー受賞者オッズ】

※オッズは２７日午後３時現在

フロリダ州立大のQBウィンストンが2年連続受賞？それともオレゴン大のQBマリオタがウィンストンの受賞を阻むのか？この二人のQBの活躍は、チームの成績に大きくかかわってくるので見逃せません。3番手には、昨シーズンベイラー大をスクールレコードとなる11勝、そしてフィエスタボール出場へと導いたQBブライス・ペティー（Bryce Petty）が挙げられています。

最後に、10のカンファレンスのうち主要3つのカンファレンスの優勝オッズを紹介しておきたいと思います。プレイオフ進出にはまずは各カンファレンスを勝ち抜かなければなりません。その他のカンファレンス優勝オッズも発表されているので「ウィリアムヒル」のサイトでご確認ください。

【ACC優勝オッズ】