【Paddy Power】ラグビーワールドカップ2015:優勝国は?日本は決勝T進出なるか?ブックメーカーがオッズ発表!

ワールドカップ2011優勝写真

4年に1度のラグビー世界一決定戦「ラグビーワールドカップ2015」が、現地時間の18日午後8時(日本時間:19日午前4時)に開催国のイングランドとフィジーの試合で開幕します(日程:9月18日~10月31日)。

ラグビーW杯 ロゴ前回大会(2011年)のニュージーランド大会では、開催国のニュージーランドが超満員に膨れ上がったイーデンパークスタジアムでフランスとの決勝戦を戦い、8-7の1点差で6大会ぶり2回目の世界一に輝きました。世界ランク1位に長く座っていたニュージーランドが24年の時を経て、ようやく優勝トロフィー「ウェブ・ エリス・カップ」を天高く掲げた主将のリッチー・マコウの姿が印象的でした。

【ラグビーワールドカップ2011決勝(ニュージーランド対フランス)】


あっという間に4年の月日が流れました。そして、各大陸を勝ち上がった20チームが世界一の称号をかけて約1か月半にも及ぶ戦いに挑みます。まずは、各5チーム4グループに分かれてのグループリーグを戦い(18日~10月11日)、各グループ上位2チームが決勝トーナメント(準々決勝)へとコマを進めます(10月17日~31日)。ここからはノックアウト方式の一発勝負で、決勝戦は現地時間の10月31日(日本時間:11月1日午前1時)にロンドンで行われます。

【ラグビーワールドカップ2015グループリーグ表】
<プールA>
オーストラリア(2)、イングランド(4)、ウェールズ(5)、フィジー(9)、ウルグアイ(19)
<プールB>
南アフリカ(3)、スコットランド(10)、サモア(12)、日本(13)、アメリカ(15)
<プールC>
ニュージーランド(1)、アルゼンチン(8)、トンガ(11)、グルジア(16)、ナミビア(20)
<プールD>
アイルランド(6)、フランス(7)、イタリア(14)、ルーマニア(17)、カナダ(18)
※(カッコ)内の数字は2015年9月時点のIRB世界ランク

ラグビーワールドカップ2015優勝国は?

Paddy Power Logo決勝の舞台に立ち、今回のワールドカップを勝ち取るのはどの国でしょうか?ブックメーカー「Paddy Power」(パディー・パワー)が、ラグビーワールドカップ2015の優勝国オッズを発表していますので見てみましょう。

【ラグビーワールドカップ2015優勝国オッズ】
ラグビーワールドカップ2015優勝国オッズ
※オッズは17日午後11時現在

優勝最有力には前回大会覇者のニュージーランドが挙がっており、2.25倍のオッズが付いています。2番手には地元・イングランドで5.50倍、3番手には南アフリカで7.00倍とあとを追います。4番手集団には、オーストラリアで9.00倍、アイルランドが10.00倍となっています。8大会連続8度目の出場となる日本は、13番手となる1001.00倍のオッズとなっています。

ダン・カーター

本大会で引退するとされているリッチー・マコウを中心としたニュージーランドが、本大会では頭一つ抜けている存在ですね。SOダン・カーターとのキャップ100越えのベテランコンビがチームをけん引し、SHアーロン・スミスはパスでもスピードを生かしたランも駆使しながら、多様な攻撃を組み立てます。前回大会優勝メンバーを中心に構成されたチームは経験も実績も十分で、再びオールブラックスが決勝の舞台で「ハカ」を見せてくれるに違いありません。

ニュージーランドの連覇阻止を目指す開催国・イングランドと、優勝4番手に挙がっているオーストラリアが同じ組でしのぎを削ります。このグループにはウェールズとフィジーも加えた世界トップ10チームが4チームと、「死のグループ」となっています。このグループを勝ち抜くのも容易ではありませんね。

オーウェン・ファレル

2度目の優勝を地元で勝ち取りたいイングランドは、ロングキックの名手であるSOオーウェン・ファレルがワールドカップ未経験者の多いチームを支えることになるでしょう。大型フォワード陣でジワジワと陣地を獲得し、ファレルの精度の高いキックで得点を重ねていくスタイルで戦うことになるでしょう。地元開催のプレッシャーを歓喜へと変えることができるのか?まずは開幕戦となるフィジー戦に注目したいところです。

イズラエル・フォラウ

オーストラリアは、本大会のスター候補の大本命と目されるFBイズラエル・フォラウに注目です。193センチ103キロと大型選手とは思えないスピードとテクニックを兼ね備え、本大会でトライを量産していくでしょう。2003年の地元開催でのW杯以来、決勝の舞台から遠ざかっているワラビーズはこの「死のグループ」を勝ち抜けることができるのでしょうか。イングランド、オーストラリアが決勝トーナメント進出なるかに世界の視線が注がれることでしょう。

ヴィクター・マットフィールド

対抗2番手としては、過去2度の優勝を誇る南アフリカが挙がっていますね。南アフリカはプールBで日本と初戦(日本時間19日午前0時45分~)で激突します。ワールドカップ前哨戦となった南半球強豪4か国で争われる「ラグビーチャンピオンシップ2015」では3戦全敗と奮いませんでしたが、だからこそ逆にこのワールドカップにきっちり照準を合わせていると考えられ不気味です。ニュージーランド同様にチームの大黒柱はLOヴィクター・マットフィールドで、昨年現役復帰を果たした長身巨漢の38歳のセットプレーと堅実な守りが南アフリカを前へと押しやるでしょう。

日本は決勝トーナメント(準々決勝)進出できるのか?

果たしてこれまでW杯1勝2分21敗の日本は、初の決勝トーナメント(準々決勝)進出できるのか?

ブックメーカー「Paddy Power」が決勝トーナメント進出(準々決勝進出)オッズを発表していますので、見てみましょう。

【ラグビーワールドカップ2015決勝トーナメント進出(準々決勝進出)オッズ】
ラグビーワールドカップ2015決勝トーナメント進出(準々決勝進出)オッズ
※オッズは17日午後11時現在

このオッズは言い換えれば「グループリーグを突破できるのか?」、つまり「グループ2位以内に入れるのか?」を表すオッズとなります。このオッズで日本は14番手となる41.00倍のオッズが付いています。プールBに限ってみれば、1番手が南アフリカで1.004倍、2番手にはスコットランドで1.44倍、3番手にはサモアで2.40倍に続いて4番手となっています。アメリカも同じく41.00倍となっているので日本はアメリカと同格と見られているようです。まだ見ぬ決勝トーナメント進出への道は厳しいといわざるを得ません。

【プールB:日本代表の日程】
9月20日0:45~ 対南アフリカ
9月23日22:30~ 対スコットランド
10月3日22:30~ 対サモア
10月12日4:00~ 対アメリカ
※日時はすべて日本時間

ワールドカップで24年ぶりに勝利を収めたい日本は、初戦の南アフリカには厳しい戦いになるでしょうが、負けてもその負け方が良ければ波に乗れるでしょう。日本の真骨頂である15人による組織的ラグビーを全面に押し出して、南アフリカのお株を奪うトライを決めることができれば、チームの士気も一層高まることでしょう。日本にとっては2位通過狙いでいくとしても、第2戦のスコットランド、第3戦のサモアには1勝1分、あわよくば2つとも勝って、最終戦のアメリカ戦で勝てば2位通過が確定するという流れを作っておきたいところです。

五郎 丸歩

世界的な指揮官であるエディ・ジョーンズをヘッドコーチに据えて挑む日本は、ラグビーワールドカップ2019のホスト国としても本大会でぜひ意地を見せて欲しいところです。SH田中史朗やHO堀江翔太らが続々とスーパーラグビーで世界レベルを経験し、バックスには藤田慶和と福岡堅樹の学生コンビ、そして南アフリカで武者修行をしてきた松島幸太朗など若手のトライゲッターも育ってきています。主将を務めるNo.8マイケル・リーチと、世界的にもキックの精度に評価の高いFB五郎丸歩の二人がチームをまとめます。

マイケル・リーチ

「自陣からでもボールを回し、100メートル走りきって勝つ」―。攻撃的でアグレッシブなラグビーを標榜する日本代表に期待しましょう。

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