【ブックメーカー】バドミントン「スーパーシリーズファイナルズ2016」開幕:タカマツペア、女子シングルス・山口茜らが優勝候補!気になるオッズは?

タカマツペア(リオ五輪)

スーパーシリーズファイナルズロゴ中東・ドバイの地でバドミントン世界一を決める大会、スーパーシリーズファイナルズ2016が14日に開催します。世界バドミントン連盟が主催する1年を通して世界各国で開催されるトーナメントシリーズであるスーパーシリーズの総決算となる大会です。

スーパーシリーズの成績上位8名(ダブルスは8ペア)のみが参加可能な、オリンピックに次ぐ世界最高峰の大会の一つと言えます。今年と同じくドバイで行われた2015年のスーパーシリーズファイナルズでは女子シングルスでリオ五輪銅メダリストの奥原希望、男子シングルスで桃田賢斗がそれぞれ日本史上初の優勝を飾っています。

桃田賢斗

ベット365それではここで、今大会に派遣される日本代表の精鋭たちをご紹介したいと思います。また、ワールドスーパーシリーズファイナルズ2016のオッズをブックメーカー「bet365」や「Marathonbet(マラソンベット)」が発表しましたので、下記にて紹介します(13日加筆修正)。

【2016年ワールドスーパーシリーズファイナルズ日本代表】
<女子ダブルス>
松友美佐紀・高橋礼華(世界ランキング1位、スーパーシリーズ1位)
福万尚子・與猶くるみ(世界ランキング7位、スーパーシリーズ5位)
<女子シングルス>
山口茜(世界ランキング8位、スーパーシリーズ2位)
<男女混合ダブルス>
栗原文音・数野健太(世界ランキング13位、スーパーシリーズ8位)
<男子ダブルス>
園田啓悟・嘉村健士(世界ランキング5位、スーパーシリーズ1位)

松友美佐紀・高橋礼華ペア

タカマツペア

リオ五輪の女子ダブルスで日本バドミントン史上初となる金メダルを獲得し、一躍スターダムに上り詰めた松友美佐紀と高橋礼華の“タカマツペア”は今大会ももちろん優勝候補です。世界ランキングはもちろん1位。2位以下には賞金総額、ポイント共に大差をつけた絶対王者の地位に君臨しています。

スーパーシリーズファイナルズでは2014年に優勝経験があり、今回その再現を成し遂げる可能性は非常に高いでしょう。先日、松友がラケットメーカーのウィルソンとの契約を現役引退まで延長したと発表しました。この待遇はテニスの錦織圭やロジャー・フェデラーら世界のトップアスリートと同等のもの。先日の全日本総合選手権でも優勝し、ますます登り調子といったところでしょうか。

とはいえ、本人たちに慢心はありません。リオ五輪で金メダル獲得後にはテレビやイベント出演の依頼が殺到したものの、本人たちは練習を優先して約9割は断ったとのこと。非常にストイックに勝利へ邁進していることが伺えます。

【スーパーシリーズファイナルズ2016女子ダブルスオッズ】
スーパーシリーズファイナルズ2016女子ダブルスオッズ
※オッズは14日午前7時現在、同時刻更新

福万尚子・與猶くるみペア

フクヨナペア

タカマツペアに対抗するのは福万尚子と與猶くるみの“フクヨナペア”です。今年のアジア選手権でフクヨナペアが優勝することができれば日本から2組リオ五輪に出場することができたのですが、奇しくも決勝でタカマツペアに敗退してしまったことで大舞台に臨むことはかないませんでした。

とはいえ、前日の準決勝で世界最長となる2時間41分、準々決勝では1時間57分という激闘を繰り広げて疲弊していたことを考えても、決してフクヨナがタカマツに大きく劣っているということではありません。2015年には世界選手権で3位に輝いており、実力はお墨付きです。今大会でタカマツペアを出し抜いて表彰台の頂点を奪取する可能性も大いにありです。

山口茜

山口茜

中学生時代に史上最年少でバドミントン日本代表に選ばれた経歴を持つ山口茜は、その後高校インターハイ史上初の3連覇を達成し、19歳でリオ五輪に出場した日本バドミントンの期待の星です。

Marathonbet ロゴリオ五輪では、世界4位の選手を破って進出した準々決勝で同じ日本人の奥原希望に敗れて悔し涙を流しましたが、9月のヨネックスジャパンオープンでその奥原に初勝利を挙げると、10月のスーパシリーズ・デンマークオープン準々決勝でも奥原に勝利を挙げて雪辱を果たしました。さらにはリオ五輪金メダリストのカロリーナ・マリンさえも破って決勝に進出、勢いそのままに優勝を飾りました。この調子で世界のトップに上り詰める日はすぐそこまで来ているのではないでしょうか。

【スーパーシリーズファイナルズ2016女子シングルスオッズ】
スーパーシリーズファイナルズ2016女子シングルスオッズ(bet365)

スーパーシリーズファイナルズ2016女子シングルスオッズ(Marathonbet)
※オッズは13日午前9時現在、同時刻更新

栗原文音・数野健太ペア

栗原文音・数野健太ペア

混合ダブルスではリオ五輪でベスト8入りを果たした栗原文音・数野健太ペアが出場します。ペア結成は2015年、そこから1年で世界ランキングを18位まで上げてリオ五輪出場権を獲得し、さらにスーパーシリーズランキングで8位に入ってファイナルズ出場権を獲得しました。

リオ五輪の際には栗原の可愛らしいルックスが話題を呼び、メディアにも多く取り上げられましたが、決して話題性だけのペアではなく確固たる実力に裏付けされています。ペアを組んでからの期間が短く、伸びしろもまだ残されているでしょうから、さらなる飛躍に期待が持てます。

【スーパーシリーズファイナルズ2016ミックスダブルスオッズ】
スーパーシリーズファイナルズ2016ミックスダブルスオッズ
※オッズは14日午前7時現在、同時刻更新

園田啓悟・嘉村健士ペア

園田啓悟・嘉村健士ペア

リオ五輪出場は果たせなかった同ペアですが、それ以降はスーパーシリーズ・香港オープンで優勝、全日本総合選手権でも2連覇を飾るなど調子を上げてきています。

スーパーシリーズランキング1位でファイナルズを迎えるこの二人は長らくリオ五輪に出場した早川賢一・遠藤大由ペアの後塵を拝し続けてきましたが、五輪後の早川の引退もあり、これからは東京五輪に向けて日本のエースとして期待されるべき存在だといえます。とはいえ、遠藤とその新しいパートナー・渡辺勇大のような強力なライバルが国内にも存在する状況下、過去最高の世界ランキング5位を維持、さらに上昇させるためにも今大会をよい契機としたいところです。

【スーパーシリーズファイナルズ2016男子ダブルスオッズ】
スーパーシリーズファイナルズ2016男子ダブルスオッズ
※オッズは14日午前7時現在、同時刻更新

奥原希望

今大会では前回女子シングルス優勝者の奥原が怪我の影響もあってポイント不足で落選(世界ランキング4位、スーパーシリーズ11位)、男子シングルス優勝者の桃田は本人の不祥事による活動自粛の影響で参加できていません。しかしながら残ったメンバーも精鋭ぞろいで、参加者のいない男子シングルスを除けばすべての種目で表彰台の頂点を日の丸で独占することも夢ではありません。自国開催となる東京オリンピックまであと4年。ここでますます弾みをつけていきたいところです。

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