【ブックメーカー】NCAAカレッジフットボールプレイオフ2018:連覇を狙うクレムゾン大とそれを阻止するアラバマ大が準決勝で激突!

昨年度全米王者決定戦

アマチュアスポーツでありながら巨大スタジアムを大観衆で埋め尽くし、アメリカ中のスポーツファンの心を熱くたぎらせる学生スポーツの祭典、NCAAカレッジフットボールプレイオフの準決勝が現地2018年1月1日(月)、決勝戦が1月8日(月)に開催されます。

日本のアマチュアスポーツはおろか、プロスポーツでさえもはるかに凌駕する収益規模を誇るこの巨大スポーツの年間王者に輝く大学はどのチームなのでしょうか?ブックメーカー「10Bet」の発表する準決勝勝敗オッズおよびブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」の発表する優勝オッズを参考に、優勝展望をしていきましょう。

全米上位4校によるプレーオフ

NCAAカレッジフットボール優勝杯

10月下旬から11月下旬の時期になると、カレッジフットボールの選考委員会が招集され、毎週火曜日に上位25校のランキングが発表されます。全米で10あるカンファレンスにおけるレギュラーシーズンの13試合が終了し、その各カンファレンスの王者が決まる12月上旬に最終ランキングが発表され、その上位4校がプレーオフに進出します。

準決勝はローズボウルとシュガーボウル、オレンジボウルとコットンボウル、ピーチボウルとフィエスタボウルのどれか一組で3年ごとに開催されます。2017年の準決勝はカリフォルニア州パサデナで開かれるローズボウルとルイジアナ州ニューオーリンズで開かれるシュガーボウル。ともに2018年元日1月1日に行われます。全米王者が決まる決勝戦の舞台はジョージア州アトランタにある最大83,000人を収容する巨大ドームスタジアムであるメルセデス・ベンツ・スタジアムです。

ローズボウルの組み合わせは、ビッグ12カンファレンス王者でランク2位のオクラホマ大とサウスイースタンカンファレンス王者でランク3位のジョージア大、シュガーボウルの組み合わせは昨年度全米王者で今季アトランティック・コーストカンファレンス王者、そしてランク1位のクレムゾン大と昨季準優勝でランク4位のアラバマ大となっています。

ハイズマン賞はオクラホマ大のメイフィールドが受賞

ベーカー・メイフィールド(ハイズマン賞受賞時)

2017年の全米大学最優秀選手賞である「ハイズマン賞」の受賞者は、オクラホマ大の4年生クオーターバックのベーカー・メイフィールド。ビッグ12カンファレンスを制覇したオクラホマ大の中心選手として抜群の活躍を見せました。ハイズマン賞の集計では2位につけたスタンフォード大RBブロイス・ラブと1098点差の2398点を集め、さらにはAP通信の「プレー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、現在のカレッジフットボールで頭一つ抜けた選手であるといえるでしょう。

準決勝はともにランク下位のチームに高いオッズが付く

【2017年NCAAカレッジフットボール準決勝オッズ】
2017年NCAAカレッジフットボール準決勝オッズ

※オッズは26日午後4時現在

カレッジフットボール最新オッズ情報(bet365発表)

10Bet ロゴブックメーカー「10Bet」の発表する準決勝の勝敗オッズによると、まずローズボウルはジョージア大勝利が1.74倍、オクラホマ大勝利が2.00倍とランキングでは下位のジョージア大により高い評価のオッズがつきました。

一方のシュガーボウルでは、アラバマ大勝利が1.57倍、クレムゾン大が2.25倍と、こちらもランキング下位のチームに高いオッズがついています。昨シーズン決勝で敗れたアラバマ大の逆襲に強い期待が寄せられているようです。

優勝オッズは昨季の準優勝チームがトップに

【2017年NCAAカレッジフットボール優勝オッズ】
2017年NCAAカレッジフットボール優勝オッズ※オッズは26日午後4時現在

ウィリアムヒルブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」による2017年NCAAカレッジフットボール優勝オッズの優勝最有力候補は、アラバマ大でオッズは2.75倍となりました。今季のレギュラーシーズンは苦戦したものの、ここ一番の集中力が求められるプレーオフではその高い実績がものを言うでしょう。

2番手は昨シーズン王者のクレムゾン大で3.75倍、3番手にジョージア大で4.00倍、そして4番手にオクラホマ大で4.50倍と続いています。泣いても笑っても残り2試合ですべてが決着する2017年のNCAAカレッジフットボール。順当にオッズ上位が大会を制すのか、それとも番狂わせが起こるのか。是非とも注目しましょう。

同校史上初の連覇を狙うクレムゾン大をアラバマ大が阻むか

クレムゾン大

昨シーズンは2年連続で決勝戦において相対することとなったアラバマ大を相手に、第4クオーターだけで4度もリードするチームが変わるという大激戦の末にクレムゾン大は見事1981年以来35年ぶり2度目の優勝を果たしました。8年で6度の優勝を果たしていた最強アラバマ大をついに打ち破り、その王座を奪い取っています。

そして今年は準決勝で再びアラバマ大と対決することとなりました。王者と挑戦者が入れ替わって迎えるこの一戦ですが、今季のアラバマ大はサウスイースタンカンファレンスでの優勝決定戦進出すら逃すも選定委員会が実績を重視してアラバマ大のプレーオフ進出を決定。ビッグ10カンファレンスを制したオハイオ州立大といった強豪が落選したことを受けて批判の声も上がっています。一般ファンの応援がクレムゾン大に集まるかもしれません。

アラバマ大

3年連続でプレーオフの舞台で対決することになったアラバマ大を再び撃破し、さらに待ち受ける決勝戦でも勝利してクレムゾン大は見事連覇を果たすことができるでしょうか。それともぎりぎりで準決勝に滑り込んだアラバマ大が3年連続で決勝に進出し、再び王座に返り咲くのでしょうか。

全米最高の選手をジョージア大のRBコンビが打ち破れるか

オクラホマ大

ビッグ12カンファレンスを制し、2015年以来となるプレーオフに進出したオクラホマ大。鍵を握るのはやはりハイズマン賞を獲得したQBのメイフィールドとなるでしょう。83年の歴史を持つハイズマン賞ではじめて自主入学の選手となったメイフィールド。その不屈の雑草魂はほかのチームメイトにも好影響を与えるはずです。

対するジョージア大はサウスイースタンカンファレンスの古豪で、近年はあまり大きな成果を上げることができていませんでしたが、今シーズンついに初のプレーオフ進出を果たしました。その原動力となっているのはRBのソニー・ミシェールとニック・チャブのコンビ。この2人がNFLのドラフト候補となりながらも4年生に進級し、もう1年ジョージア大でプレーをすることに決めたことはなによりもの補強となり、その躍進を支えました。

ジョージア大のソニー・ミシェールとニック・チャブ

オクラホマ大としても、如何にこの2人を止めることができるかが試合の鍵となることでしょう。優勝オッズでは下位のこの2チームのどちらかが見事下克上を果たし、全米の頂点に立つことができるでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました