【ピナクル】UEFAチャンピオンズリーグ2017-2018:レアルがブックメーカー発表オッズで優勝最有力!対抗馬はPSGで、バイエルン、バルサがあとに続く

クリスティアーノ・ロナウド

ピナクル ロゴ世界一の人気を誇るスポーツ、サッカー。その数多い国際大会の中でもっともレベルが高く、もっとも多くの人々を惹きつけるクラブの大会であるUEFAチャンピオンズリーグ。その本大会が今年もいよいよ9月12日に幕を開けます。世界が待ち望んだ戦いの優勝展望をブックメーカー「Pinnacle(ピナクル)」が発表する優勝オッズを参考にご紹介していきます。

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2016-17シーズンはレアル・マドリードが12冠を達成

レアル・マドリード優勝セレモニー

前年度王者として大会に臨んだレアル・マドリード。準々決勝でバイエルン・ミュンヘンを延長戦の末に破り、準決勝では本拠地をともにするライバル、アトレティコ・マドリード相手に苦戦するもなんとか勝利して決勝に進出しました。対するもう一方の決勝進出チーム、ユベントスは準々決勝でバルセロナを相手に3-0、準決勝ではモナコに4-1と相手を寄せ付けない戦いぶりで勝ち抜きを決めました。

拮抗した戦いになると見られた決勝戦でしたが、ふたを開けてみればレアル・マドリードがその強さを存分に見せつける展開に。超新星アセンシオのスーパーゴールなどで4-1と大差の勝利を飾り、歴代最多記録を更新する12回目の頂点の座に輝いています。

グループリーグで優勝候補同士がいきなり顔を合わせる

バイエルン対パリ・サンジェルマン

2017-18年のグループリーグで一番注目なのはグループBでしょう。優勝候補のうちの2チーム、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンとフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)が同組となり、いきなり激突することとなりました。残りの2チームもベルギーのアンデルレヒトとスコットランドのセルティックと、毎年のように欧州CLに参加している強豪。戦いなれた彼らは決して油断のできる相手ではありません。

昨年度王者のレアル・マドリードも厳しいグループに入りました。昨年ベスト8のボルシア・ドルトムントに、英国プレミアリーグで躍進を続けるトッテナム・ホットスパーと同組となっています。

UEFAチャンピオンズリーグ2017-2018グループリーグ

レアルの3連覇に最高の優勝オッズがつく

【UEFAチャンピオンズリーグ2017-2018優勝オッズ】
2017-18欧州チャンピオンズリーグ優勝オッズ
※オッズは10日午後9時現在

ブックメーカー「Pinnacle(ピナクル)」による2017-18年の欧州CL優勝最有力候補は、昨シーズンの王者レアル・マドリードとなりました。オッズは4.670倍が付けられています。ジヌディーヌ・ジダン監督のもと、結束を強めるレアル・マドリード。今年も再び欧州の頂点に輝くのでしょうか。

2番手は、今夏の移籍市場で史上最高を何倍にも更新する金額を移籍市場に注ぎ込んだパリ・サンジェルマン(PSG)が6.800倍で挙げられました。あきれるばかりの巨額資金を惜しみなく注ぎ込み、念願の王座をレアル・マドリードから奪いにかかります。

3番手はバイエルン・ミュンヘンで7.100倍。欧州トップクラスの成績を出し続ける安定感はそれこそレアル・マドリードに次ぐレベルのメガクラブです。4番手はバルセロナで7.800倍。宿敵レアルにここ数年一歩劣っている状態を何とか打破したいと感じていることでしょう。パリ・サンジェルマンに流出したネイマールの穴を塞ぐことはできるでしょうか。5番手にはシティとユナイテッドのマンチェスター勢がそろって12.00倍のオッズが付けられています。

前人未到の13冠へ、レアルの行く手は視界良好

マルコ・アセンシオ&イスコ

決勝戦でユベントスを相手に4-1で圧勝するなど、圧倒的な力を見せつけたレアル・マドリード。アルバロ・モラタやハメス・ロドリゲスら若い才能を放出したもののその穴を補って余りある充実の戦力で、13回目の欧州CL制覇を目指します。

クリスティアーノ・ロナウドやセルヒオ・ラモス、マルセロといった各ポジションで世界最高と謡われる選手たちを多く保有するレアル・マドリードですが、今世界の注目を集めるのは若き才能。なかでもスペイン代表のマルコ・アセンシオとイスコの2人はまさに別格の存在です。

アセンシオは昨季欧州CLに途中出場し、世界を驚かせるゴラッソを叩き込んで注目を浴びると、8月のスペイン・スーペルコパでもバルセロナを粉砕する2ゴールを挙げました。イスコも9月2日に行われたワールドカップ欧州予選イタリア戦に先発すると、宿敵を絶望に叩き込む2ゴールを挙げて3-0の勝利に大きく貢献しています。両選手ともクラブでの序列はもはやハリム・ベンゼマやギャレス・ベイルを凌ぐほど。代表でも大きな存在感を示しています。

今夏は大金を移籍市場に注ぎ込むことなく、若き才能の成長に賭けたレアル・マドリード。300億円近い移籍金が一人の選手にかけられてしまう昨今のサッカー界において、その選択が間違いではなかったことが日々証明されています。今年も欧州の舞台で、レアル・マドリードこそが最強であることを再び示すことができるでしょうか。

不退転の覚悟で欧州戴冠を目指すPSG

ネイマール&キリアン・ムバッペ

今シーズンの夏移籍市場の主役は、間違いなくこのパリに本拠地を置くクラブでした。パリ・サンジェルマンは今夏誰も予測することができなかった、ネイマールとキリアン・ムバッペの両取りというとてつもないビッグディールを実現させています。

ネイマールに2億2千万ユーロ(約290億円)、ムバッペに1億8千万ユーロ(約235億円)。合わせて4億ユーロ(約525億円)という目もくらむような金額を費やしたパリ・サンジェルマン。エディソン・カバーニやアンヘル・ディマリアら従来の選手たちと合わせ、世界最高クラスの攻撃ユニットが形成されることとなりました。何が何でも欧州CLを制覇するという、クラブの強烈な思いが感じられます。

昨シーズンはベスト16でバルセロナと対戦し、初戦4-0と圧倒するも第2戦に1-6で敗れ逆転されるという悲劇的な敗退を喫しました。その屈辱は今も記憶に鮮やかなものでしょう。その試合でバルセロナの選手として2点を決めたネイマールを引き抜いたのもその意趣返しかもしれません。最強の味方を得たPSGが、かつてのナポレオンよろしく欧州を席巻することとなるのでしょうか。

大黒柱無きバイエルンの行く末やいかに

コランタン・トラッソ

名将カルロ・アンチェロッティ監督のもと、非常に高い完成度を誇るバイエルン・ミュンヘン。今夏は昨季レンタル加入していたキングスレイ・コマンの完全移籍やハメス・ロドリゲスのレンタル加入に加え、クラブ史上最高額となる最大4,750万ユーロでフランスのリヨンからフランス代表MFコランタン・トラッソを獲得し、さらにその戦力を充実させることに成功しています。

今シーズン一番の課題は世代交代。アンチェロッティ監督は選手を固定して起用する傾向が強く、若手の育成が苦手だと指摘されています。昨シーズン限りで長年チームを支えてきた生え抜きの主将フィリップ・ラームと、2014年の加入以来中盤の要を務めたシャビ・アロンソの2人が引退しました。11歳の時からバイエルン一筋で、チームの精神的主柱として君臨したラーム。中盤に抜群の安定感をもたらし続けたシャビ。この2人がいなくなった今シーズンはバイエルンにとって大きな試練となることでしょう。

2012-13年シーズンには欧州CL制覇を経験しているバイエルン。若き才能はチームに多く息づいています。今季訪れた試練を乗り越え、逸材たちが戦力として躍動することができれば、これまで以上に強力なチームとなるはずです。そうなれば、バイエルンに6つ目のチャンピオンズリーグのタイトルがもたらされることとなるでしょう

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