【ウィリアムヒル】ドバイワールドカップ2017:リアルスティールはドバイターフで連覇なるか?日本馬全11頭の単勝オッズをブックメーカー発表!

ドバイワールドカップ2017

多くの競馬ファンが、競馬シーズン本格化の訪れを感じ、誰しもが待ちに待っていた「ドバイミーティング」の季節が今年もやってまいりました。

昨年はドバイターフ(海外G1、芝・1800㍍)をリアルスティールが、UAEダービー(海外G2、ダート・1900㍍)をラニが勝利。その他にもドバイシーマクラシック(海外G1、芝・2410㍍)において、ドゥラメンテ、ラストインパクトの両頭が2着、3着に入線し、日本馬の実力をしっかりと見せつけてくれました。

【ドバイターフ2016(優勝馬:リアルスティール)】


今年はいったいどんな活躍を見せてくれるのか。まずは、日本から参戦する全11頭をご紹介します。

ゴドルフィンマイル(海外G2、1600㍍・ダート)

カフジテイク

UAEダービー(海外G2、1900㍍・ダート)

アディラート
エピカリス

ドバイゴールデンシャヒーン(海外G1、1200㍍・ダート)

ディオスコリダー

リアルスティール

ドバイターフ(海外G1、1800㍍・芝)

ヴィブロス
リアルスティール

ドバイシーマクラシック(海外G1、2410㍍・芝)

サウンズオブアース

ドバイワールドカップ(海外G1、2000㍍・ダート)

アウォーディー
アポロケンタッキー
ゴールドドリーム
ラニ

ドバイワールドカップはまだしも、その他の出走馬は正直なところ昨年のメンバーに比べると小粒感が否めないといったところでしょうか。

ドバイワールドカップ2017ロゴ例年、ドバイミーティングには日本競馬界も積極的に有力馬を送り込んでいました。しかし、今年は昨年までG2競走として行われていた「大阪杯」がG1レースに格上げされたことにより、そちらを春の目標とする陣営も多くなった為、有力馬が分散することになりました。

とはいえ、日本馬はもちろんのこと、海外の超一流たちも参戦するドバイミーティング。今年もハイレベルで楽しみなメンバーがそろいました。

ウィリアムヒル今回はドバイターフ、ドバイシーマクラシック、ドバイワールドカップの3レースの見どころや注目馬を老舗ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」の単勝オッズとともにご紹介させていただきます。

ドバイターフ2017

直近5年間で日本馬が2勝を挙げているドバイターフ。昨年の覇者リアルスティールや、超良血馬ヴィブロスの評価はどれほどのものでしょうか。まずは「William Hill(ウィリアムヒル)」が発表しているオッズを確認しましょう。

【ドバイターフ2017単勝オッズ】
ドバイターフ2017単勝オッズ
※オッズは21日午後10時現在

現在、リアルスティールが10.00倍。ヴィブロスは26.00倍の評価。少し厳しいオッズ付けをされています。

3.50倍と一番手に推されているのがザラク(Zarak)。母は2008年にフランス牝馬3冠及び凱旋門賞(海外G1、2400㍍・芝)を制したサルカヴァ。父はあのドバイミレニアムの血を引くドバウィという、超一流の血統を持っています。

ザラク

海外でもデビュー当初から非常に注目を集めていたザラク。しかし無敗で迎えた欧州のクラシックシーズンは、フランスダービー(海外G1、2100㍍・芝)において2着入線など、善戦こそしましたがG1だけでなく重賞をも未勝利に終わりました。

迎えた4歳シーズン初戦のドバイミレニアムステークスにおいてようやく重賞初勝利を挙げ、満を持してドバイターフを迎えることとなります。

勢いや血統面を評価されての1番手といったところでしょう。実績面だけで考えると心もとない部分があることは否めません。

4.33倍で続くのがリブチェスター(Ribchester)。昨年のジャックルマロワ賞(海外G1、1600㍍・芝)を制したフランスを代表するマイラーです。

リブチェスター

実績面で言えば、出走馬の中でも最上位。ですが不安材料はこれまで1600m以上の距離経験がないという点です。果たして距離を克服することが出来るのかがポイントとなっています。

日本から参戦するリアルスティール、そしてヴィブロスの2頭。ここまでの低評価にとどまってしまっている理由としては、実績的には申し分ないものの、前走の中山記念(G2、1800㍍・芝)において少々頼りないレースぶりだったことが、少なからず影響していることでしょう。

ですが、評価上位の2頭も完全に抜けている存在でないことはご紹介した通り。日本馬2頭を含めどの出走馬にも十二分にチャンスがあると言えるでしょう。

ドバイシーマクラシック2017

こちらは、日本からサウンズオブアース1頭のみが参戦することとなるドバイシーマクラシック。また、欧州からは中長距離路線を代表する2頭が相まみえることとなります。まずは「William Hill(ウィリアムヒル)」が発表しているオッズを確認しましょう。

【ドバイシーマクラシック2017単勝オッズ】
ドバイシーマクラシック2017単勝オッズ
※オッズは21日午後10時現在

昨年、ドバイシーマクラシックを含めG1レース3勝を挙げた海外中長距離のトップホース、ポストポンド(Postponed)が2.75倍で一番手評価となっています。

ポストポンド

当然のように昨年の凱旋門賞においても最有力候補とされていましたが、結果は良いところなく5着。

更に、今年の初戦にしてドバイシーマクラシックの前哨戦、ドバイシティオブゴールド(海外G2、2410㍍・芝)ではまさかの2着という結果に終わりました。

前哨戦であることや、直線で前がふさがる不利を受けた影響が少なからずあったとはいえ、これまでのポストポンドの実績やパフォーマンスを考えれば、落として良い一戦では決して無かったはずです。

対するは昨年の凱旋門賞2着にして、こちらも世界最高峰レースのひとつBCターフを制した逃げ馬のハイランドリール(Highland Reel)。現在は5.00倍となっています。

ハイランドリール

前走、連覇がかかった香港ターフ(海外G1、2400㍍・芝)では日本のサトノクラウンの強襲に遭い惜しくも2着。ですがその逃げ味に衰えは一切感じない内容でした。昨年は4着に敗れたドバイの地で、ポストポンドへのリベンジなるでしょうか。

日本から唯一の遠征となるのは、競馬ファンならおなじみの「最強の2勝馬」サウンズオブアース。昨年もジャパンカップ(G1、2400㍍・芝)において2着に入線するなど存在感を示しました。

オッズこそ13.00倍と高くはありませんが、今回こそは是非とも脇役ではなく主役を、そして念願の3勝目にして重賞・G1初勝利を狙います。

その他の注目馬としては昨年のアイルランドダービー馬ジャックホブス(Jack Hobbs)が ハイランドリールと並んで5.00倍となっています。

ドバイワールドカップ2017

ドバイミーティングのメインレースであるドバイワールドカップ。今年は日本からも4頭が参戦します。まずは「William Hill(ウィリアムヒル)」が発表しているオッズを確認しましょう。

【ドバイワールドカップ2017単勝オッズ】
ドバイワールドカップ2017単勝オッズ
※オッズは21日午後10時現在

やはり注目を集めるのは今年の2月に行われたペガサスワールドカップ(海外G1、1800㍍・ダート)を制したアロゲート(Arrogate)。オッズは脅威の1.40倍となっています。

アロゲート

カリフォルニアクロームとの新旧ダート最強馬対決が注目されていたペガサスワールドカップにおいては、圧倒的な強さを見せての勝利。正に引導を渡す一戦となりました。

ドバイワールドカップを勝利し「世界最強ダートホース」の名をより盤石なものにすることが出来るでしょうか。

2番手、3番手には昨年のドバイワールドカップ2着のムブタヒージ(Mubtaahij)8.50倍。ガンランナー(Gun Runner)の11.00倍をはさんで、昨年3着のホッパーチュニティ(Hoppertunity)が13.00倍で続いています。

日本から参戦する4頭の中で海外メディアにも注目されているのがラニ。前哨戦のアルマクトゥームチャレンジ・ラウンド3(海外G1、2000㍍・ダート)では6着でした。

ラニ

海外ではその気性の粗さや馬体の大きさから「クレイジーホース」「ゴジラ」などといった愛称で呼ばれています。同馬の手綱を取っていた武豊騎手も「ラニは恐竜」という言葉を残すほど。

オッズ上の評価こそ67.00倍と決して高くはありませんが、昨年のUAEダービーを制した実績は他の日本馬にはない強みです。

その他、日本勢は今年のフェブラリーステークス(G1、1600㍍・ダート)を制したゴールドドリーム(34.00倍)や、昨年の東京大賞典(G1、2000㍍・ダート)を制したアポロケンタッキー(34.00倍)。更にはラニの兄であるアウォーディー(51.00倍)など、ダート一線級が顔をそろえました。

ドバイワールドカップデーは現地3月25日(土)に開催されます。熱いレースと日本馬の活躍に期待しましょう。

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