【bet365】ワールドベースボールクラシック2017:王座奪還狙う侍ジャパンはブックメーカー発表優勝オッズで3番手の4倍!宿敵はドミニカとアメリカ

小久保ジャパン

WBC2017ロゴ4年に1度、世界の頂点を決める野球の祭典「ワールドベースボールクラシック2017」(以下WBC)の開幕がいよいよ近づいてきました。2006年に第一回が開催されて以降、開催ごとに熱気を増しているWBC。日本の1次ラウンドは3月7日(火)から3月11日(土)にかけて、東京ドームで行われます。

WBC2017日程(侍ジャパン日程)

WBC2017出場チームとトーナメントフォーマット

◆1次ラウンド:3月7日~11日(@東京ドーム)
・7日(19:00):対キューバ
・8日(19:00):対オーストラリア
・10日(19:00):対中国
◆2次ラウンド:3月12日~16日(@東京ドーム)
◆決勝ラウンド:3月20日~22日(@ドジャー・スタジアム)

前回大会の結果

前回大会を制したドミニカ

2013年に行われた前回大会では、ドミニカがプエルトリコを3-0で破り、優勝を果たしました。過去2大会のチャンピオンとして連覇を目標に掲げて臨んだ日本は、準決勝でプエルトリコと対戦し、1-3で敗れて3連覇を逃しています。ベット365

今大会、熾烈な戦いを勝ち抜くのはどの国になるでしょうか。ブックメーカー「bet365」がWBC優勝オッズを発表しているので、ご紹介していきたいと思います。

優勝オッズ

【ワールドベースボールクラシック2017優勝オッズ】
ワールドベースボールクラシック2017優勝オッズ
※オッズは27日午前11時現在

WBC2017最新オッズ情報(bet365発表)

前回大会チャンピオンのドミニカがオッズ3.50倍で優勝候補最有力となりました。続いて野球発祥の地であり、メジャーリーグを自国に持つアメリカ合衆国が3.75倍で2番手、大会最多優勝(2回)で前回ベスト4の日本は4.00倍で3番手となりました。一桁台のオッズが付けられているのはこの3か国のみで、これらの国による三つ巴の優勝争いになると見られている模様です。

優勝候補

ドミニカ(優勝オッズ:3.50倍)

ロビンソン・カノ

カリブ海に浮かぶ野球大国ドミニカ。日本でも元横浜・中日のトニ・ブランコや元中日・広島東洋カープのエクトル・ルナ、元千葉ロッテマリーンズのフリオ・フランコといった名選手が活躍したことでも知られています。中日の森監督がコーチ時代、毎年新戦力発掘のためにドミニカを訪問していたことは風物詩ともいえるものでした。

メジャーでも一線級の選手を多く有するドミニカは、前回王者として連覇を果たすべく、今大会に向けてそうそうたるメンバーを揃えています。

まずは先発。昨シーズンメジャー18勝のジョニー・クエト(サンフランシスコ・ジャイアンツ)に16勝のカルロス・マルティネス(セントルイス・カージナルス)、10勝のエディンソン・ボルケス(マイアミ・マーリンズ)のシーズン44勝三本柱を擁しています。

中継ぎ・抑えには2014年のセーブ王フェルナンド・ロドニー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)にメジャー屈指のセットアッパー、デリン・ベタンセス(ニューヨーク・ヤンキース)ら実力派が控えます。

野手にはメジャー最高のセカンドの一人であるロビンソン・カノ(シアトル・マリナーズ)に、強力テキサス打線の主砲エイドリアン・ベルトレ(テキサス・レンジャーズ)、豪打好守で名高い“Aロッド二世”マニー・マチャド(ボルティモア・オリオールズ)らを擁するなど、まさに大会屈指の豪華陣容です。日本に並ぶWBC最多優勝に向け進撃する王者を阻む相手は現れるのでしょうか。

アメリカ(優勝オッズ:3.75倍)

バスター・ポージー

まだ一度もWBC優勝経験のないアメリカ合衆国。ジム・リーランド監督の指揮のもと、今大会では野球宗主国の威信を賭けて優勝を狙います。

これまでの3大会では常にモチベーションの低さが指摘されているアメリカですが、今大会でも、3度のサイ・ヤング賞を誇る当代最強投手クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)、メジャー屈指の二刀流マディソン・バムガーナー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、2度のサイ・ヤング賞受賞者マックス・シャーザー(ワシントン・ナショナルズ)といった超一流選手の多くが怪我などの事情もありメンバー入りしておらず、またしても真のアメリカ代表とは言えないのが現状です。

しかし、それでもその陣容はやはり大会屈指のもの。メジャー最強捕手の一人バスター・ポージー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、走攻守揃ったメジャー屈指の一塁手ポール・ゴールドシュミット(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、イチローと共にマイアミでメジャー最強の外野陣を構成するジャンカルロ・スタントンとクリスティアン・イエリッチ(マイアミ・マーリンズ)、2015年マリアーノ・リベラ賞のアンドリュー・ミラーといった強力な選手たちを揃えています。

また、今大会では救済処置としてラウンドごとに2人の投手を入れ替えることが認められているので、アメリカが勝ち進めばそれまで出場を回避していたトップクラスの選手たちが途中参戦してくることも予想されています。アメリカがその真の姿を現す時、それは世界一の野球大国がついにWBCの頂点を極める時なのかもしれません。

日 本(優勝オッズ:4.00倍)

筒香嘉智

小久保裕紀監督のもと、2大会ぶり3回目の優勝を目指す日本。今大会の日本は多くのメジャーリーガーを招集しようと試みましたが、結果的に参加したのは青木宣親(ヒューストン・アストロズ)だけだったというのが少々厳しいところです。また、投打に活躍が期待されていた大谷翔平(日本ハムファイターズ)が怪我の影響で出場辞退したことも痛手ではあります。

とはいえ前回大会はメジャーリーガーなしの体制で臨み、準決勝まで進出することができました。今大会では2012年からメジャーに在籍する青木の経験や対戦相手に関する知識が加わります。また、対戦相手からすれば日本国内組のデータはあまり揃ってはいないでしょうから、情報が鍵を握る現代野球において有利に戦える状況だともいえるでしょう。

鍵を握るのは4番候補筆頭の“ハマの大砲”筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ)。昨オフには自らドミニカのウィンターリーグに参加して慣れない異郷の地で経験を積み、昨季のセリーグ2冠(本塁打、打点。打率はリーグ3位)という大きな結果に結びつけました。単純にパワーに頼るのではなく、高い技術で長打を量産する同選手にはメジャースカウトの注目も高く、本人もメジャー志向が高いことから、絶好のアピール機会である今大会にかける意気込みも相当なものだと思われます。決勝ラウンドの行われるアメリカの空高くホームランをかっ飛ばす筒香の姿をきっとみられるはずです。

則本昂大

投手陣では則本昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)に注目したいところです。驚異的なコミュニケーション能力でチームをまとめるこのムードメーカーが波に乗れば、チーム全体の勢いを大きく後押しするでしょう。2014年の日米野球では並みいるメジャーリーガーを相手に5回をパーフェクトに抑えた実績もあり、エース級の活躍を見られるかもしれません。

再び世界の頂点に立つことを目指して。日本の「野球」の快進撃に期待です。

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