【ウィリアムヒル】キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス2018:世界的名伯楽スタウト調教師が送り込む2頭が1番人気で並ぶ!

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス

暑い暑い日本では2歳新馬戦がスタート。早くも来年のダービーに向けての話題が連日競馬界をにぎわす中、イギリス競馬界の最上位レースに位置するキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(海外G1、2400㍍・芝)がアスコット競馬場にて開催されます。

古くはラムタラやガリレオ、最近の勝ち馬にはコンデュイット、ハービンジャー、ノヴェリストと、日本に種牡馬として輸入されている馬も数多く存在。凱旋門賞と並び立つ欧州の中長距離最高峰レースとなっています。

ちなみにキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスは、イギリスダービー、凱旋門賞と並び「欧州三冠レース」の一冠ではありますが、直近20年において3歳牡馬が勝利したのはわずか3回。むしろここ5年では2回、斤量で有利な「3歳牝馬」が勝利を挙げています。

ウィリアムヒル古馬、そして3歳牝馬が有利な傾向にあるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス。そういったところにも注目しつつ有力出走各馬をご紹介していきます。まずは、ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が発表しているオッズをご確認いただきましょう。

【キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス2018オッズ】
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス2018オッズ

今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスにおいて最注目とされている2頭にはある共通点があります。それは両頭ともに「M.スタウト調教師」が管理しているという点。

M.スタウト

イギリス最優秀調教師を獲得すること10回。かつてはシングスピール、ピルサドスキーで日本のジャパンカップ連覇を達成するなど正に世界的名伯楽のスタウト調教師。今回送り込む2頭もかなりの実力馬です。

3.00倍で一番手評価となっているのがクリスタルオーシャン(Crystal Ocean)。馬齢は4歳の古馬になります。

クリスタルオーシャン

G1勝利経験こそないものの、デビューからここまで複勝圏率100%。重賞自体は既に4勝、その内3勝は今回と同じ2400mのレース。加えて今年の4月から重賞3連勝中と、状況的には「G1レースを制するのも時間の問題」というレベル。それがオッズ上にも色濃く表れたといったところでしょう。

3.00倍で並ぶのが5歳牡馬のポエッツワード(Poet’s Word)。前走のプリンスオブウェールズステークス(海外G1、2000㍍・芝)において悲願のG1初制覇となりました。

ポエッツワード

こちらも今年に入って3戦2勝2着が1回とかなりの好成績。実績面を考えてもクリスタルオーシャンに引けを取らない存在ではありますが、これまで主戦場としていたのが2000m前後であり、2400mはやや未知数な部分がある為、オッズ的には後塵を拝す形になったというところでしょうか。

実は今年の3月にはドバイシーマクラシック(海外G1、2410㍍・芝)において2着に入線している実績があるのですが、その際のメンバーがポエッツワードを除いて低迷していることを考えると、距離適性の強調材料とは言い難い部分もあります。

3歳牡馬の代表格はパリ大賞典(海外G1、2400㍍・芝)を制したキューガーデン(Kew Gardens)。オッズは6.00倍となっています。

キューガーデン

時計のかかるフランスのレースや、2800mのレースも制しているように、スタミナが豊富で非常にタフなレースを得意とする同馬ですが、やや気になるのは中1週というかなりタイトなスケジュール。この辺りはA.オブライエン厩舎、腕の見せ所と言ったところでしょう。

G1実績最上位の一頭と言えば、4歳牡馬にしてG13勝のクラックスマン(Cracksman)。9.00倍とやや上位からは離されたオッズ付けとなりました。

クラックスマン

今年に入ってからG1レースを2勝していることから充実期であることは確か。しかし前走のプリンスオブウェールズでは先ほどご紹介したポエッツワードに完敗。逆にそれまでのレースレベルを疑問視されることとなりました。

しかし、昨年のイギリスチャンピオンステークス(海外G1、2000㍍・芝)ではポエッツワードに7馬身差をつけて圧勝を見せた、そんな過去もあります。クラックスマンは非常に「わかりやすい馬」であり「馬場状態やや重以上」においては過去5戦5勝とパーフェクト。このことから考えるに「馬場が渋り、荒れればこの馬の出番アリ」と言い切ってしまえる一頭でしょう。

この上位4頭に追随するのが、サンクルー大賞(海外G1、2400㍍・芝)をローテしてきた2頭。

勝利したのは4歳牡馬のヴァルトガイスト(Waldgeist)。今年5月から2400㍍の重賞をこのサンクルー大賞含めて3連勝と勢いに乗っています。

ヴァルトガイスト

同馬の強みは「馬場に左右されない」という点。この直近3走はそれぞれ良、やや重、重で開催。それらすべてで実力を発揮しきった対応力の高さが最大の持ち味です。

牝馬での最有力候補ともいえるのが、サンクルー大賞2着の4歳牝馬コロネット(Coronet)。オッズは10.00倍となっています。

コロネット

G1レースの勝利経験こそない物の、2400mを中心に走り続け、G1において2着2回の実績を持っています。

その他、中穴的なところでは2017年のイギリスダービー2着馬のクリフオブモハー(Cliffs of Moher)。26.00倍のオッズとなっています。

3歳シーズンは精彩を欠きましたが、4歳になって重賞を制覇。やや使い詰めているのが心配な点ではありますが、戦績は中々の安定感を誇っています。

イギリス最上位レースを制し、凱旋門賞へ駒を進めるのはどの馬か。キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスは7月28日土曜日に発走です。

タイトルとURLをコピーしました