【ウィリアムヒル】大相撲九月場所2019:鶴竜の連覇か?それとも日本国籍取得の白鵬の43回目の幕内優勝か?ブックメーカーの評価は??

白鵬

新時代・令和になっても日本の国技である相撲の盛り上がりは変わりません。令和最初の九月場所は9月8日(日)から9月22日(日)にかけて、東京の両国国技館で開催されます。

ウィリアムヒル1934年に設立され、スポーツのみならず政治関係のオッズにも対応、日本向けにも特別オプションが準備されるなど幅広いオッズが用意されているイギリスの老舗ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

前場所は横綱・鶴竜が久しぶりの優勝。復活の白鵬はあと一歩成績が伸びず

鶴竜(令和元年七月場所優勝セレモニー)

令和元年七月場所を制したのは東の横綱・鶴竜。場所前に腰を痛めており、その状態が心配されていましたが場所に入ると好調を維持。自身最高となる12連勝を記録しました。13日目に平幕の友風に敗れるも、千秋楽で2敗の横綱・白鵬を下し、14勝1敗で7場所ぶり6回目の幕内最高優勝を決めています。

西の横綱・白鵬は12勝3敗で優勝次点。全休明けの苦しい展開ではありましたが、次の本場所での復活優勝に大きく期待ができる戦いぶりを見せました。

そのほか、鶴竜を下して新入幕14場所目で史上最速タイとなる金星を獲得した前頭7枚目・友風が11勝4敗で殊勲賞を獲得。敢闘賞は12勝3敗の前頭16枚目・照強、技能賞は10勝5敗の前頭2枚目・遠藤と9勝6敗の前頭14枚目・炎鵬が受賞しています。

昨年九月場所は白鵬劇場!全戦全勝で41回目の優勝を達成する

豪栄道

平成最後の九月場所となった平成三十年九月場所を制したのは西の横綱・白鵬。15戦15連勝という圧倒ぶりで、5場所ぶり41回目の優勝を決めています。

10日目の時点では白鵬、鶴竜の2人が全勝を維持し、1敗で大関・高安、2敗で横綱・稀勢の里、大関・豪栄道らが続く激しい展開となっていました。しかしここから鶴竜は大関・横綱勢相手に勝利を挙げることができず、5連敗という結果に。三場所連続全休からの復帰戦となっていた稀勢の里もその後勝ち星が伸びずに10勝5敗。これが引退前に休場無しで全うした最後の場所となりました。

14日目に2敗で優勝の可能性が残されていた高安が御嶽海に敗れ、結びの一番で全勝の白鵬と2敗の豪栄道が対戦。駆け引き渦巻く戦いの末に白鵬が勝利をおさめ、千秋楽を待たずして白鵬が優勝を果たす結果となっています。

優勝次点は豪栄道。三賞は1947年の制定以来はじめていずれの該当者なしとの結果に終わりました。

ブックメーカーオッズ

【大相撲令和元年九月場所2019初日オッズ】
大相撲九月場所2019初日幕内マッチオッズ
※オッズは8日午前8時現在、同時刻更新。
ウィリアムヒル 登録方法

ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が8日に行われる初日のマッチオッズを発表し、2連覇がかかる鶴竜は遠藤と対戦、鶴竜勝利が1.17倍に対して遠藤勝利が4.5倍と鶴竜が有利との見立てとなっています。

なお、上記のオッズ表をクリックすれば最新のオッズがご覧いただけます。また、初日から15日までご覧頂く日に行われる「William Hill(ウィリアムヒル)」発表のオッズも確認できます。

親方への道を勝ち取った白鵬、残る目標はさらなる記録の樹立か

日本国籍を取得した白鵬

9月3日、白鵬は悲願であった日本国籍を取得し、引退後に親方として日本相撲協会に留まる資格を得ました。2001年春場所に初土俵、2004年夏場所新入幕、2007年2月に日本人女性と結婚し、同年夏場所に横綱昇進。その後最強の横綱として長年君臨してきた白鵬の前に、新たな道が開かれています。

とはいえ、まだ引退は先の様子。8月末にはウェートトレーニングなどをしっかりと行い、また本場所の初日で対戦が予想される阿炎との稽古では8勝1敗と好成績を残しました。昨年全勝優勝を果たした九月場所で、ギネス世界記録にまで載った幕内最高優勝記録をさらに伸ばすことができるでしょうか。

好調を維持する鶴竜、自身2度目の本場所連覇なるか

鶴竜

2連覇がかかる鶴竜は時津風一門の連合稽古で西小結・遠藤、東前頭筆頭・北勝富士、同3枚目・大栄翔ら本場所で当たる可能性の高い実力者らを相手に18番相撲を取り、16勝2敗と好結果を残し、九月場所に向けて順調さをアピールしました。

さいたまスーパーアリーナで行われたバスケットボール日本代表の始球式ではプロも絶賛する美しいフォームで3ポイントシュートを決め、大きな話題となっています。国際バスケットボール連盟がその動画を配信するほどの注目ぶりで、鶴竜の運動神経の高さを示しているといってよいでしょう。

心身ともに状態のよさがうかがえる鶴竜。再び今場所でも白鵬を超える結果を残したいところです。

大関陥落の貴景勝、苦境続くも復活に期待がかかる

貴景勝

二場所連続休場中の貴景勝はついに大関の座を失い、関脇からの再スタートとなりました。大関に再昇進するためには10勝が必要。万全の状態であれば十分に現実的な数字です。

しかし、二所ノ関一門の連合稽古で前頭逸ノ城、竜電らと申し合いを行った結果は計5番で2勝3敗とまだまだといったところ。それでも貴景勝本来の相撲に戻りつつあり、手ごたえを感じているようです。

9月3日には貴乃花部屋時代からの兄弟弟子である貴ノ富士が再び付け人に暴力を振るい、九月場所休場となる事件が起きました。同世代の兄弟弟子の不祥事とあって、貴景勝にとっても決して他人ごとではありません。今場所見事な復活を果たし、部屋や応援してくれるファンに明るい話題を届けることができるでしょうか。

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