【bet365】ベルモントステークス2019:タシトゥスがブックメーカー1番人気もプリークネスS勝ち馬ウォーオブウィルが肉薄!

ベルモントステークス

日本ダービー、そして安田記念も終わり、日本の春夏競馬の大一番は残すところ宝塚記念のみ。競馬ファンによっては先週末よりはじまった新馬戦で、早くも来年のダービーに思いをはせる人も少なくはないかと思います。

そんな一方で、早くも『三冠クラシック』がクライマックスを迎える地域もあります。アメリカ、ベルモントパーク競馬場で開催されるベルモントステークス(海外G1、2400㍍・ダート)です。

今年のアメリカクラシック路線は、思い起こせば波乱の連続でした。

第一冠目のケンタッキーダービー(海外G1、2000㍍・ダート)では、戦闘でゴール版を駆け抜けたマキシマムセキュリティが進路妨害を理由に降着。全くの伏兵扱いであったカントリーハウスが繰り上げで1着。この件は競馬場内に収まらず「法的措置も視野に」といった、場外での争いにまで発展しました。

【プリークネスステークス2019】

迎えた二冠目のプリークネスステークス(海外G1、1900㍍・ダート)。ケンタッキーダービーで波紋を呼んだマキシマムセキュリティ及びカントリーハウスは不在の中、勝利したのは後程ご紹介するウォーオブウィル。2着には12頭立て12番人気が飛び込むなど、こちらも波乱の決着となりました。

【ベルモントステークス2019枠順】
1.ジョービア J.レスカーノ
2.エバーファスト L.サエス
3.マスターフェンサー J.ルパルー
4.タックス I.オルティスJr.
5.バーボンウォー M.スミス
6.スピンオフ J.カステリャーノ
7.サーウィンストン J.ロザリオ
8.イントレピッドハート J.ヴェラスケス
9.ウォーオブウィル T.ガファリオン
10.タシトゥス J.オルティス
※(左から)ゲート番、馬名、騎手

bet365どうも一筋縄ではいかないのが今年のアメリカクラシック路線。果たして三冠目のベルモントステークスはどの馬が制するのか?まずはブックメーカー「bet365」が発表しているオッズをご確認いただいてから、出走各馬のご紹介へと移ります。

【ベルモントステークス2019オッズ】
ベルモントステークス2019オッズ※オッズは6日午前9時現在
ベルモントステークス2019最新オッズ情報

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1番手評価の2.75倍となっているのは、今年のケンタッキーダービー3着馬タシトゥス(Tacitus)。

タシトゥス

ケンタッキーダービー前は、ウッドメモリアルステークス(海外G2、1800㍍・ダート)を制するなど重賞2勝を含む3連勝中で、上位評価に推されていた1頭です。血統面も父が名種牡馬タピット、母は最優秀古牝馬の受賞経験もある名牝と、正に大舞台を勝利するべく血統の持ち主でもあります。

このタシトゥスを管理するのは、ひと悶着ありながらもケンタッキーダービー馬となったカントリーハウスと同じくW.モット調教師の管理馬。

モット調教師

「勝てば官軍」といった言葉はあるものの、後味があまり良くなかったのも事実。陣営としてもタシトゥスで気持ちよくクラシックレース制覇を成し遂げたいところでしょう。

対するは今年のプリークネスステークス(海外G1、1900㍍・ダート)を制したウォーオブウィル(War Of Will)。オッズは3.00倍とほとんど差がありません。

ウォーオブウィル

ケンタッキーダービーにおいては最終コーナー付近での不利もあり7着に敗れたものの、プリークネスステークス逃げ馬の内から差して抜け出す巧みな競馬で勝利。重賞2勝を挙げているその実力をいかんなく発揮した形となりました。

この好走劇の裏には、アメリカの若手実力派ジョッキー、T.ガファリオン騎手の手腕があったことも付け加えておくべきでしょう。

ガファリオン騎手

嬉しいクラシック初制覇となりました。

ただし難しいのはこのプリークネスステークスの勝利をどう見るかという点。

ケンタッキーダービーを制したカントリーハウスも、降着はしたものの競馬自体は強いものを見せていたマキシマムセキュリティもおらず、プリークネスステークスに出走した中でのケンタッキーダービーの最先着馬はインプロバブルの4着。そしてそのインプロバブル自身はプリークネスステークスで6着。

今回の相手はケンタッキーダービー3着のタシトゥスとなりますが、力関係をどうジャッジするかが非常に難しいところでもあります。

この2頭以降は2桁台のオッズとかなり離されていますが、その中でも注目馬を何頭かピックアップしていきましょう。

まずは日本から遠征中のマスターフェンサー(Master Fencer)。オッズは12.00倍となっています。

マスターフェンサー

前走のケンタッキーダービー、日本ではオープン好走レベルであったことも有り国内外問わずそこまで高い評価を得てはいませんでしたが、結果は6着と上場。

超極悪な不良馬場、大外を回しながら迫っていき、他の上位勢のほとんどは先行好位にいた馬たちであったことを考えると、着順以上の内容であったとも考えられます。

今回は2400mと、距離は2ハロンほど伸びますが同じジャスタウェイ産駒であるヴェロックスが、日本ダービーで3着に好走していることを考えると、決してこなせない距離ではないといったところでしょうか。その末脚で一気にアメリカクラシック制覇を狙います。

プリークネスステークスで12頭立て12番人気ながら、2着に激走をみせたエバーファスト(Everfast)。オッズは11.00倍となっています。

エバーファスト

それまで重賞で2着入線の経験はあったものの、勝利自体は未勝利戦での1勝のみであった同馬ですが、プリークネスステークスでは後方から内を突いて追い込みハナ差の2着。前が崩れた形のレースであったとはいえ、しっかりと伸びたことは評価できるでしょう。G1レースでの経験が活かせれば今回も面白い存在です。

底を見せていないという点で怖いのはイントレピッドハート(Intrepid Heart)。オッズは13.00倍となっています。

イントレピッドハート

未勝利戦、条件戦を連勝して迎えたピーターパンステークス(海外G3、1800㍍・ダート)では、1番人気に推されるも3着。ただ直線に向いたところで前の馬がよろけ、避け切れなかった不利もあり一概に力負けとも言い難い結果でした。

父がタピッド、調教師はあのT.プレッチャーということを含めて、実績はなくとも要注意の存在です。

実績馬2頭にオッズが集中する形にはなりましたが、冒頭でも述べたようにここまでの二冠は順当に決まっていない印象の強いアメリカクラシック路線。最後の一冠はどの陣営が手にするのか?

現地では6月8日土曜日、日本では6月9日日曜日の午前7時46分発走予定です。

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