【bet365】NCAAカレッジフットボール2019-2020:クレムゾン大vs.アラバマ大の再戦か?ジョージア大やオハイオ州立大などが優勝オッズ上位に

クレムゾン大学

アメリカの地でプロのバスケットボールよりも、野球よりも、アイスホッケーよりも熱狂的な人気を誇る世界最大のアマチュアスポーツ、NCAAカレッジフットボールの開幕の時が近づいてきました。

2019年のNCAAカレッジフットボールは8月24日に2試合が行われたのち29日に本格的に開幕。12月にレギュラーシーズンを終了後、来年1月13日の決勝に向けてプレーオフが行われる予定となっています。

bet365約200ヶ国で利用される世界有数の規模と持ち、一番人気を誇るイギリスのブックメーカー「bet365」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

世界最高峰の人気を誇る異次元のアマチュア、NCAAカレッジフットボール

NCAAカレッジフットボール優勝杯

NCAA(全米大学体育協会)が主催するNCAAカレッジフットボールは、アマチュアスポーツでありながらアメリカで絶大な人気を誇り、4大スポーツのMLB(野球)やNBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)さえも凌ぐといわれているほどの規模を誇ります。

同じNCAAでは今年バスケットボールの八村塁が大活躍をし、アメリカでも大きな注目を浴びました。アメリカ人の大学バスケへの熱狂ぶりは日本でも多く報道されましたが、フットボールはそれ以上。

2018年の観客数トップとなったミシガン大学は実に平均観客数が11万人越え。10万人越えはほかにも4チームが記録しています。最下位の30位でさえ約5万6000人と、相当なものです。

日本のプロスポーツで屈指の集客力を誇る読売ジャイアンツでさえ平均は4万人強。日本のアマチュアスポーツで巨大な人気を誇るものといえば甲子園ですが、超満員の状態でも5万人弱です。NCAAカレッジフットボールの異次元の人気ぶりが数字にもよく表れています。

2018年はクレムゾン大学が雪辱の王座奪還!前年敗れたアラバマ大学を下す

クレムゾン大学(2018年度プレーオフ優勝セレモニー)

2018年のNCAAカレッジフットボールを制したのはクレムゾン大学。4年連続でプレーオフ決勝に進出していた前年度チャンピオンのアラバマ大学を16-44で破り、2016年以来3回目の全米チャンピオンの座を勝ち取りました。

実はこれでクレムゾン大学とアラバマ大学は4年連続でプレーオフの舞台で激突しています。2015年には決勝でアラバマ大学が勝利。2016年には同じく決勝でクレムゾン大学が勝利。2017年は準決勝でアラバマ大学が勝利。そして2018年はクレムゾン大学が決勝で勝利と1年おきに交互に勝利を飾り、勝った方が全米チャンピオンになるという熾烈な戦いを繰り広げています。

日本人選手のNCAAカレッジフットボール挑戦が拡大中!

伊藤玄太

アメリカンフットボールをプレーする日本人にとって最高峰のプロリーグであるNFLはおろか、アマチュアのNCAAカレッジフットボールも雲の上の存在でした。しかし2016年に日本人として初めて名門UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の庄島“ジオ”辰尭がFBS(1部上位校)の公式戦に出場。新たな時代が切り開かれました。

その後2018年には2部のシャドロン州立大学の北村陸が日本人として初めて授業料全額免除の奨学金を獲得。さらにFBSに所属するハワイ大学の伊藤玄太は在籍2年目にして授業料と生活費を全て免除される奨学金を与えられた特待生扱いとなり、UCLAと同じパック12カンファレンスに所属するカリフォルニア大学バークレー校の遠藤太朗や、FCS(1部下位校)のセントフランシス大学の菅野洋佑など、多くの選手がNCAAの舞台で戦いました。

まだ主力として活躍するに至った選手は出てきていませんが、2019年にはカレッジフットボールの世界にも“ハチムラ”が出現するかもしれません。

2019年も2強の優勝争い?クレムゾン大とアラバマ大が僅差でトップに立つ

【NCAAカレッジフットボール2019優勝オッズ】
NCAAカレッジフットボール2019-2020優勝オッズ※オッズは26日午前10時現在
bet365 登録方法

NCAAカレッジフットボール2019-2020最新オッズ情報

ブックメーカー「bet365」による2019年のNCAAカレッジフットボール優勝候補筆頭は前年度チャンピオンのクレムゾン大学。オッズは3.00倍となりました。

前年度ファイナリストのアラバマ大学は僅差の3.40倍。今年もこの2校による頂点争いとなるとみられているようです。

3番手は2017年のファイナリストであるジョージア大学で10.00倍、4番手は歴代5位の17回優勝を誇るオハイオ州立大学で11.00倍。5番手タイは昨年ベスト4のオクラホマ大学と優勝回数歴代8位(16回)のミシガン大学で17.00倍となっています。

さらに7番手には2008-2009年シーズン以来の全米No.1を狙うフロリダ大学が26.00倍となっています。

史上最高額のHCとともに、クレムゾン大学は黄金時代を築けるか

ダボ・スウィンニーHC(クレムゾン大学)

史上初となる2連覇を目指すクレムゾン大学は、同校を2度の全米チャンピオンに導いた名将ダボ・スウィンニーHCと4月に契約を更新し、NCAA史上最高額となる総額9,300万ドル(約103億円)で10年契約を結びました。

この金額はそれまでの最高額であったアラバマ大学のニック・サバンHCの総額7,300万ドル(約81億円)での8年契約を超えるもの。監督の給与の面でもアラバマ大学を超えたいというクレムゾン大学の強烈な意志の表れなのかもしれません。

優勝回数22回を数える名門アラバマ大学に対し、優勝回数3回のクレムゾン大学はまだまだ新興校といったところ。このスウィンニーHCとの契約延長が、クレムゾン大学をさらなる高みに導く大きな一歩となるでしょうか。

歴代最多へ、アラバマ大学は全米トップのQBとともに王座奪還を狙う

トゥア・タゴヴァイロア(アラバマ大学)

昨シーズンは宿敵クレムゾン大学の前に涙を呑んだアラバマ大学。とはいえ過去4年で2度の優勝を果たして優勝回数を22回としており、史上最多優勝のプリンストン大学の28回にいずれ追いつくことも夢ではありません。

2019年度の注目はなんといっても3年生となったQB(クオーター・バック)のトゥア・タゴヴァイロアでしょう。1年生の時にはプレーオフ決勝ジョージア大戦の延長戦で劇的な勝利に貢献したワンダーキッドは2018年にはチームの主軸に成長し、2020年のNFLドラフトで全体1位指名候補筆頭に挙げられるほどとなりました。

ここ数年のアラバマ大学とクレムゾン大学が交互に優勝する流れからすると今年はアラバマ大学の番。宿敵の連覇を防ぎ、歴代最多への道をまた一歩進みたいところです。

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