インターネットが本格的に普及し始めた1990年代からブックメーカーはインターネット時代へと突入しました。いわゆるオンラインブックメーカーが台頭したお蔭で、世界中からネット上でブックメーカーに参加することが可能となりました。インターネットの登場で、ブックメーカーが爆発的に世界中へと広がり、スポーツの楽しみ方の一つとして定番となっていきました。
ブックメーカーが広がったことで、ブックメーカーの対象となるスポーツも多様化しました。オリンピックやサッカーW杯などの世界的ビッグイベント、サッカーのプレミアリーグやセリエAなどのリーグ戦、MLB、NBAなどのアメリカのプロスポーツなどのメジャースポーツはもちろんのこと、日本のプロ野球やJリーグなどまであらゆるスポーツが対象となりました。
また、ブックメーカーの面白い点の一つとしてスポーツだけにとどまることなく、政治やエンターテイメントなどもその対象になっていることです。例えば、「次のアメリカ大統領になるのは誰か?」「今年のアカデミー賞主演男優賞は誰?」にはじまり「クリスマスの日にイギリスで雪が降るか?」といった天気に至るまで、良くも悪くも何でも対象にしてしまっている点です。欧米ならではの「遊び心」なのでしょう。
オンラインブックメーカーの時代へ