【Paddy Power】WWE「レッスルマニア32」が4月3日開催!ブックメーカーも注目のオッズを発表!!

トリプルH

世界最大のプロレスの祭典WWEによるレッスルマニア32が、今年は4月3日米国ダラスのAT&Tスタジアムにて開催されます。メインでは王者トリプルH(HHH)に臨む若き期待の星ロマン・レインズ、同じくブレイクを果たした出世頭ディーン・アンブローズとUFCでもチャンピオンになりあのアンダーテイカーの連勝記録を止めたブロック・レスナーの「なんでもあり」(ノー・ホールズ・バード戦)の一戦、そして一昨年の衝撃の敗戦が記憶に新しいアンダーテイカーのヘル・イン・ア・セルへの帰還など見どころは満載です。

レッスルマニア32 ロゴその他にも、つい先日まで新日本プロレスで活動し1.4東京ドーム大会で中邑真輔と激戦を繰り広げたAJスタイルとこちらも日本に馴染みの深いクリス・ジェリコとの一戦、懐かしきダッドリーボーイズの復帰、またホール・オブ・フェイム(殿堂入り)でのスティングやスタン・ハンセンなど見どころを書き始めたら尽きません。

【WWEレッスルマニア32公式動画】


Paddy Power Logoこの中でもこれからWWE公式サイトでも注目の三試合について、ブックメーカー「Paddy Power」がオッズを発表していますので、そのオッズをもとに紐解いていきましょう。

WWE世界ヘビー級王座戦「トリプルH vs ロマン・レインズ」

【レッスルマニア32「HHH対レインズ」の勝敗オッズ】
レッスルマニア32「HHH対レインズ」の勝敗オッズ
※オッズは31日午後11時現在

まず、今年のレッスルマニアのポスターにもなっている現王者HHHとレインズのWWE世界ヘビー級王座戦。「Paddy Power」発表のオッズによれば、HHH勝利が4.00倍、レインズ勝利が1.20倍と意外なほどレインズ勝利に傾いていますが、これもチャレンジャー・レインズへの期待の表れでしょう。

ロマン・レインズ

去年のトリプルスレット(三つ巴戦)で同世代のセス・ロリンズに敗れベルトを取り損ねたレインズは大御所HHHを打ち破り新時代の幕開けを実現できるか、一方昨年“nWo vs DX”の総力戦となり、WCW、WWF時代のマンデーナイトウォーを体現することになったスティングとの試合に勝ちを収めたHHHは今年もどの地力を見せつけられるかも注目です。

ノー・ホールズ・バード・マッチ「ブロック・レスナー vs ディーン・アンブローズ」

【レッスルマニア32「レスナー対アンブローズ」勝敗オッズ】
レッスルマニア32「レスナー対アンブローズ」勝敗オッズ
※オッズは31日午後11時現在

そして次に挙げるのは、言わずと知れた怪物ブロック・レスナーに反則なし裁定のノー・ホールズ・バード・マッチで挑むディーン・アンブローズ。日本のファンには全盛期の大仁田厚を想起させ、ひと世代昔のアメプロファンにはECWの匂いを感じさせるこの出世頭への期待は高くなんとオッズは、レスナーと同じ1.83倍となっています。

ブロック・レスナー

すでに彼の時代を感じているファンは期待というよりはむしろこの怪物になんでもありで挑む一戦が、彼の今後の輝かしいキャリアのマイルストーンとなると信じているでしょう。一方、レスナーからすると、HHHの引退をかけた同形式の2013年大会では敗戦を喫し、王者として臨んだ去年は負けずしてベルトを失っており何としてでも祭典での勝利がほしいところです。レスナーにとってもこの一戦は決して小さな試合ではないでしょう。

ディーン・アンブローズ

ヘル・イン・ア・セルマッチ「ジ・アンダーテイカー vs シェイン・マクマホン」

【レッスルマニア32「テイカー対シェイン」勝敗オッズ】
レッスルマニア32「テイカー対シェイン」勝敗オッズ
※オッズは31日午後11時現在

最後に、レッスルマニアといえばこの人、24年間かけて積み上げた前人未到のレッスルマニア21連勝記録を持つ「地獄の墓掘り人」ことジ・アンダーテイカーです。今年は彼のために存在するといっても過言ではない金網マッチ、ヘル・イン・ア・セルにWWE会長の息子シェイン・マクマホンを「埋葬」するために帰還します。

ジ・アンダーテイカー

あの全世界に衝撃を与えたレッスルマニア30大会でのレスナーによる敗戦から丸二年。昨年同じく怪奇派として勢いづいていたブレイ・ワイアットを貫禄の「レスト・イン・ピース」で一蹴したテイカーですが、それでもあの伝説的な無双神話への陰りが拭えきれない状況です。「Paddy Power」が発表した勝敗オッズを見てみると、テイカー勝利が1.72倍に対して、シェインが2.00倍と意外なほどの僅差となっています。シェインの祭典戦績2戦2勝という相性の良さも加味してかも知れないませんが、あのテイカーへの衰えが数字に反映され、理想と現実の葛藤がそこから見て取れるかもしれません。

シェイン・マクマホン

「ふるさと」ヘル・イン・ア・セルでの敗戦は根本的にテイカーの存在意義をも揺るがし、レスナーとの敗戦以来盛んに取りざたされてきた「引退」の文字が一気に現実味を帯びるでしょう。長年世界中のプロレスファンより団体の垣根を超えたドリームマッチとして期待されてきたスティングとの一戦も、彼のWWE入りで実現ギリギリまで近づきましたが、結局コンディションと今年の殿堂入りによってまた夢と戻りました。勝敗以上にこの一戦でまたどのような夢を与えられるか、結果以上にテイカーにとっては重みのある一戦になるでしょう。

来年のレッスルマニア33の開催地はオーランドのシトラス・ボウル。9年前のレッスルマニアでショーン・マイケルズ(HBK)がリック・フレアーに引導を渡した場所です。また、そのHBKもその2年後、アンダーテイカーとの敗戦により引退を決意しています。

リック・フレアー

限りない新陳代謝を図るプロレス史においてレッスルマニアという祭典は確実にその楔を打ち込み、一瞬一瞬が次の時代へのメッセージとなっています。WWEの役員をも勤める会長の子息シェインとまだレスナーによる敗戦の傷が癒えていないテイカーの一戦。ジョン・シナとザ・ロックの一戦が二つの祭典を股にかけた大叙事詩だったように、この一戦にもほとばしる啓示が見て取れるような気がしてなりません。

【レッスルマニア32「アンダーテイカー対シェイン」煽りPV(WWE公式)】

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