記念すべき第100回大会を迎えることとなったNFL。2019年のNFLは9月5日に開幕し、12月29日にレギュラーシーズンを終了。2020年1月4日からのプレーオフを経て、2月2日のスーパーボウルに臨む日程となりました。
ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨(暗号資産)がスポーツベッティングで用いることが出来る日本語にも対応したブックメーカー「Sportsbet.io」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。
世界最大最高のプロスポーツリーグ、NFL
北米4大スポーツと称される巨大スポーツ産業の中でもダントツの規模と人気を誇るのがナショナル・フットボール・リーグことNFLです。年間総収入で比較すると、MLBが約103億ドル、NBAが約50億ドル、NHLが約37億ドルなのに対し、NFLは約150億ドル。日本のプロ野球が約20億ドルなのを加えると、さらにその規模が理解できます。
また、2018年に英調査会社「ユーロモニターインターナショナル」が発表した「世界のプロスポーツリーグ魅力指数」ランキングによると、NFLが83.6ポイントで世界一に輝きました。2位NBA(75.3ポイント)、3位MLB(74.6ポイント)、4位プレミアリーグ(71.4ポイント)らに大差をつける結果となっています。まさにNFLこそが世界最高のプロスポーツリーグであると言って過言はないでしょう。
スーパーボウルはアメリカ中が熱狂する国民的一大行事
2020年2月2日に開催されるスーパーボウルの会場はフロリダ州マイアミガーデンズに位置するハードロック・スタジアム。NFLに所属するマイアミ・ドルフィンズのホームスタジアムです。
ハードロック・スタジアムの収容人数は約7万5000人。過去に5度のスーパーボウル開催経験を持つ伝統あるスタジアムです。かつてはMLBのマイアミ・マーリンズの本拠地でもありました。
スーパーボウルは毎年視聴率45パーセントほどにまで上り、アメリカにとってまさに1年に1回の国民的行事です。感謝祭に次いで食料が消費される日としても知られており、まさに国中がテレビの前でスーパーボウルを観戦しているといっても過言ではありません。
2019年度のスーパーボウルに進出し、アメリカ中の注目の的となるのはどの2チームとなるのでしょうか。
2018年はペイトリオッツが王座奪還!ラムズはあと一歩で力尽きる
2018年のスーパーボウルに進出したのはロサンゼルス・ラムズとニューイングランド・ペイトリオッツ。ラムズは2001年以来4度目、ペイトリオッツは3年連続11回目のカンファレンスチャンピオンとして、スーパーボウルに臨みました。
ラムズとペイトリオッツはともにレギュラーシーズンを2位で通過。カンファレンスファイナルでそれぞれレギュラーシーズン首位のニューオーリンズ・セインツとカンザスシティ・チーフスを破っています。
ジョージア州アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムで開催されたスーパーボウルではロースコアゲームに。攻撃力が売りのラムズがペイトリオッツのペースに巻き込まれる展開となりました。
第3クオーターで一度はラムズが同点に追いつくも、3-3で迎えた第4クオーターでRBミシェルのTDランやその後のFGでペイトリオッツが勝ち越し、13-3で勝利。ペイトリオッツが歴代最多優勝6回に並ぶ結果となっています。
優勝オッズはペイトリオッズがトップに!チーフス、ラムズが後に続く
【NFL2019優勝オッズ】
※オッズは2日午前9時現在
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ブックメーカー「Sportsbet.io」による2019年度のNFL優勝オッズの筆頭に挙がったのはスーパーボウル連覇を狙う全米王者ペイトリオッツで7.50倍となりました。2番手には昨年度AFCレギュラーシーズン王者のチーフスでオッズは8.40倍となりました。
3番手は昨年度スーパーボウル出場のロサンゼルス・ラムズで8.90倍、昨年度NFCレギュラーシーズン王者のニューオーリンズ・セインツは4番手の9.00倍となっています。そして5番手にフィラデルフィア・イーグルスとロサンゼルス・チャージャーズが並んで14.00倍、7番手にクリーブランド・ブラウンズが14.50倍で続いています。
史上最高のQBとともに、ペイトリオッツが歴代最多優勝へ王手をかける
ビル・ベリチックHCとQBトム・ブレイディという、NFL史上最高のコンビとともに21世紀に入ってから6度もの全米王者に輝いているペイトリオッツ。今オフにおいては契約が切れるブレイディの動向に注目が集まっていました。
報道によると、ブレイディは年間2,300万ドル(約24億3,000万円)の2年間の契約延長に合意。現在42歳のブレイディは44歳までは現役を続けることとなっています。
今年連覇を達成するとなれば、現在首位タイで並んでいるピッツバーグ・スティーラーズを追い抜き、単独で歴代最多優勝チームとなるペイトリオッツにとっては、彼の残留は何よりもの補強となるはず。今年もペイトリオッツが再び頂点に立つこととなる可能性は非常に高いとみていいでしょう。
新たな最強QBマホームズがチーフスを悲願の全米王者の座に押し上げるか
昨シーズンはレギュラーシーズンにおいてペイトリオッツを上回りながらも、プレーオフで延長戦の末に敗れてしまったチーフス。しかしチームの総合力でいえば王者さえも上回るものを持っていることを証明する1年となりました。
1969年以来となる全米王者となるべく、チーフスで期待がかかるのは昨年度のNFL年間最優秀選手賞を受賞したQBのパトリック・マホームズでしょう。
1997-1998年にプロ野球の横浜ベイスターズでプレーしたパット・マホームズ投手の息子としても日本で知られるマホームズは現在23歳。プロ2年目の2018年に1番手QBに昇格すると、いきなりチームを史上2回目のスーパーボウル進出に導く大活躍を見せ、スターダムに上り詰めています。
マホームズは今年こそチーフスを全米王者に導き、ブレイディに代わる最強QBの座に名乗りを上げることができるでしょうか。