日本相撲協会は30日、秋場所の新番付を発表し新横綱の照ノ富士が西横綱に就きました。場所15日制が定着した1949年夏場所以降5人目、17年春場所の稀勢の里に続く新横綱優勝を目指します。東の横綱は史上最強の横綱白鵬であるが、その白鵬に先場所千秋楽に敗戦しました。同じモンゴル出身の先輩横綱白鵬には特別な想いがあることでしょう。そんな白鵬は現段階では雲行きが怪しい様子ではあります。十両北青鵬が新型コロナウイルスに感染したことで今場所の出場が不透明なところです。もしも部屋の出入りが確認できれば濃厚接触者となり出場が難しくなる可能性が出てきました。
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東西横綱、どちらかの優勝が有利か?それとも大関貴景勝か
初日にならなければわからないことではありますが、先述の通り白鵬は出場においては不透明な状況ではありますが、「BET CHANNEL」では白鵬を3.53倍と1番有利と発表しています。やはり15個の白星を積み重ねた横綱白鵬が、1187勝で歴代トップに君臨している史上最強の力士としての期待は高い。問題なく出場が可能であることを願うばかりです。
次にもモンゴル出身で新横綱の照ノ富士で3.87倍。今月4日には日本国籍も取得し、公私ともに新たな気持ちで挑むことでしょう。3番目には貴景勝は春場所以来4度目のカド番です。先場所、首を負傷して途中休場し負け越したので、秋場所ではいい結果を残したいです。最後正代で9.96倍。今は「いるだけ大関」という不名誉な肩書きがつけられているが汚名返上となるでしょうか。
注目の若手・若隆景、大きく秋場所を動かしてくれるのか
先場所では、新三役の小結若隆景が大関撃破の大関キラーで大関正代破り周囲を驚かせました。祖父である元小結・若葉山に追いつき、その上乗り越えたいでしょう。彼の祖父は昭和20年代から30年代にかけて活躍し、「足取りの名人」と呼ばれた人気力士だったのだ。その片鱗もしっかり見せています。身長182cm、体重127kgで平均体重が160kgを超える幕内ではかなり軽めになります。組み手は至って正攻法でせめているオーソドックスな力士とも言えますが、基本がしっかりしている証拠でもあります。
初土俵から1年あまりで関取となり、2019年十一月場所で新入幕。しかしこの新入幕の場所で足首を痛め5日目から休場となってしまいましたが、今年は三月場所、五月場所と2場所連続で技能賞を獲得しました。正攻法で攻めることも納得です。また若隆景は若干26歳にして私生活では2018年に結婚、すでに4人の子供がいるビッグダディでもあるのです。小さな巨人、若隆景は両国国技館を大暴れしてくれるでしょうか。