日本中央競馬会(JRA)が春・秋に年2回施行する中央競馬の重賞競走である天皇賞(G1、2000㍍・芝)。天皇賞・秋の季節がやってきました。レースは10月31日に開催されます。日本で施行される競馬の競走では最高の格付けとなるG1の中でも、長い歴史と伝統を持つ競走でありますので、無冠の馬はもちろん、このビッグタイトルが欲しいでしょう。
今年はの三冠馬コントレイルにエフフォーリア、グランアレグリアの三つ巴が予想されます。いずれもどの馬が制覇してもおかしくないところでありますが、どれが有力であるかや気になるオッズを「ウィリアムヒル」を見ながら紹介予想に移りましょう。
登録馬は以下の16頭です。
・コントレイル
・グランアレグリア
・エフフォーリア
・カレンブーケドール
・ワールドプレミア
・ペルシアンナイト
・ポタジェ
・サンレイポケット
・ヒシイグアス
・カイザーミノル
・モズベッロ
・ムイトオブリガード
・カデナ
・トーセンスーリヤ
・ユーキャンスマイル
・ラストドラフト
最有力は3冠馬コントレイルか?3馬の混戦の予想
例年の天皇賞はもちろん豪華なダービー馬が出馬しますが、今年も予想しにくく良い馬が出揃いました。先述にもありましたが、昨年の最優秀短距離馬グランアレグリアと3冠馬コントレイルの2度目の直接対決に加え、今年の皐月賞馬エフフォーリアも参戦予定で3強での可能性。
1番人気には昨年無敗で三冠を達成したものの、それ以降はG1を2戦して2敗という結果に終わっているコントレイル2.25倍です。2番人気はグランアレグリアで3.00倍。僅かではありますがコントレイルが有利な状況。グランアレグリアは安田記念2着以来の出走。中間に喉の手術を行ったりなど、復帰戦はいい結果になるか、というところです。3番人気はエフフォーリアで3.50倍とやはりここも前後で僅差となっています。
三つ巴状態で読みにくいですが、コントレイルは日本の競馬史上にわずか3頭しかいない無敗の三冠馬でありますのでその後の2戦2敗とは悔しい結果です。今回のレースは重要な一戦となります。このレースで払拭できる走りを見せてくれるのか期待したいです。
【天皇賞・秋2021単勝オッズ】
※オッズは27日午後7時現在
発展途上のカイザーミノルの可能性
今回横山典とコンビを組むカイザーミノルは今春にはオーシャンステークスでは5着という結果でした。1200メートルと短距離を選択して出走してきましたが横山典の助言でここ最近距離を伸ばしトレーニングし続けてきました。集中力が早く切れるところも心配されてきましたが、少しずつ伸ばして行き、コンディションの具合で今回天皇賞の出走が決まりました。オッズは67.00倍でとても大きく期待できるまではいきませんが、横山典が騎乗となれば大きく結果を脅かしてくれるのではないかと感じざるをえません。オッズではもちろん穴馬とはなりますが、カイザーミノルが高順位にくれば大荒れも必至です。