NFLは、現地1月8・9日、全米の各地で、2021年シーズンの最終第18週の17試合を開催しました。プレイヤー達は史上初のレギュラーシーズン17試合の長丁場を、全32チームが戦い抜いたわけです。NFLのシーズン試合数が増やされるのは、14試合制から16試合制に拡張された1978年以来のことで、それ以後、NFLは43年に渡って16試合制でシーズンを行ってきた。昨年試合増加のシーズンがスタートして今年の初頭まで続くこのシーズン、プレイヤー達の疲労は計り知れないが17試合制レギュラーシーズンと3試合制プレシーズンの方が大きく盛り上がると踏んだ今回のプレイオフはどうなっていくのでしょうか。
ラストを飾るプレイオフを「ピナクル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
AFCカンファレンスの優勝最有力はチーフス!
カンザスシティ・チーフスが6年連続のAFC西地区優勝と7年連続のポストシーズン進出を果たしました。AFC西地区では向かう所敵なし状態で無敵時代を貫いているわけですがチーフスは今回の勝利で3年連続のスーパーボウル進出を確実なものにした。2シーズン前にはサンフランシスコ・49ersを破って第54回スーパーボウルを制覇したが、昨季の第55回スーパーボウルではタンパベイ・バッカニアーズに敗れていてスーパーボウル2連覇を果たせずに終わりました。スーパーボウルの前にまずはカンファレンスでの優勝ですがチーフスに2.770倍と圧倒的に有利なオッズに現在なっています。
次に少しさを開けてのテネシー・タイタンズで4.180倍です。この数字を見ると圧倒的にチーフスというように感じなくもありませんが既に南地区での地区優勝は成し遂げ、さらには現地9日(日)、テネシー・タイタンズがヒューストン・テキサンズを28対25で下し、AFC第1シードとホームフィールドアドバンテージを獲得しました。数字よりもホームフィールドのテネシーを舞台でチャンピオンシップを開催できるというのは祝福すべきことでしょう。
チーフスとタイタンズを追いかける形のバッファロー・ビルズはタイタンズとは僅差で4.430倍と3番目の支持となっています。チーフスが優勢とはいえバッファロー・ビルズは2年連続で東地区を優勝しており、2000年以降、17年間にわたってポストシーズンから遠ざかっていたが、ショーン・マクダーモットHC(ヘッドコーチ)のもと、過去5年間で4回のプレーオフ進出を果たしたほか、ペイトリオッツの連続地区優勝を11で止め、昨季と今季の2連覇を達成し、いかに今東地区はビルズの強さが圧倒的であることを物語っています。この三つ巴になりそうな予感ですが軍配が上がるのはどのチームでしょうか。
【AFCカンファレンス優勝オッズ】
※オッズは12日午前10時現在
NFCカンファレンスの優勝最有力はグリーンベイ・パッカーズ!
現地2日(日)に行われたミネソタ・バイキングス戦で快勝したパッカーズは、同日の早い時間帯にアリゾナ・カーディナルスがダラス・カウボーイズを撃破したことで第1シードを手にポストシーズンを戦うことが決まりました。NFCのプレーオフはランボー・フィールドを舞台に繰り広げられ、ポストシーズンの14チーム制が採用されて2年目の今季、NFCのファーストラウンドバイはパッカーズのみが手にする形となり有利な状況です。オッズであっても2.640倍で1番支持が高い。NFC北地区優勝を決める戦いとなったレーベンズに31―30で競り勝ちし3季連続のNFC北地区優勝を決めました。この一戦はパッカーズにさらなる自信を与えたと言っても過言ではありません。
次にはタンパベイ・バッカニアーズで4.350倍でAFCカンファレンスと共に1番と2番のオッズの差が開いており、1番と2番の力の差を感じずにはいられません。スーパーボウル覇者として連覇を狙うポジションを手に入れてチーム内の温度が上がりっぱなしでしょう。さらには来季はNTベアと4年84億円の契約延長に合意し、まだまだチームの戦力になることが確定しました。しかしながらワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンをリリースしたことが発表されまだまだバッカニアーズのベアと呼べることにファンは歓喜しました。3番目にはラムズで5.770倍でNFC西地区優勝を決め、プレイオフ進出となりました。
【NFCカンファレンス優勝オッズ】
※オッズは12日午前10時現在
全米1を決めるのは連覇を目指すバッカニアーズか?
カリフォルニア州イングルウッド「ソーファイ・スタジアム」で第56回スーパーボウルが開催されます。試合と共に大きく盛り上がりを見せてくれるのはハーフタイムショーでもありますがドクター・ドレ、エミネム、ケンドリック・ラマー、スヌープ・ドッグ、メアリー・J.ブライジが出演します。昨年は昨年の時代の顔でもあるザ・ウィークエンドでありましたが、今年のアーティストは意外という声もありました。
【NFLスーパーボウル2022優勝オッズ】
※オッズは12日午前10時現在
実際の試合はというとAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)とNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のチャンピオン同士が対決し、勝者がロンバルディトロフィーを持ち帰ると言うことでありますが優勝に1番近いチームはどこになるのでしょうか。
昨年王者はバッカニアーズですが、今年はというと3番目の支持であり2連覇への道は険しく物語っているようにも言えます。1番はGBパッカーズで4.480倍です。次にAFCのチーフス4.760倍でAFCで無敵状態でありますが、優勝トロフィーを持ち帰ることができるのでしょうか。3番目からはバッカニアーズ、ビルズ、タイタンズと僅差となっており、2強はパッカーズとチーフスの2強となるのではないでしょうか。はたまたその予想を覆すようなチームが優勝することがあるのでしょうか。