UFCの出場選手をはじめ、総合格闘技界には「ブラジリアン柔術」を背景とする選手が数多くいます。
なんとなく聞いたことがあるけど、実際にはどういう格闘技なのかよくわからない、という皆さんのために、この記事ではブラジリアン柔術についてかんたんに紹介します。
ブラジリアン柔術の由来
1910年代に、日本の格闘家前田光世はブラジルへ渡り、ブラジル人へ自らの格闘技術を指導しました。前田の技術的な背景は柔道です。
前田の伝えた技術はブラジルで発展し、「ブラジリアン柔術」へと進化しました。ブラジリアン柔術は柔道と似てはいますが、特に投げ技・立ち技を重視している柔道とは対照的に、ブラジリアン柔術は寝技中心の競技となっています。
1990年代には、ブラジリアン柔術の主流として有名な「グレイシー一族」のホイス・グレイシーがUFCで活躍したこともあり、この格闘技の知名度が上がっていきます。ちなみに、UFCはもともとグレイシー一族の一員であるホリオン・グレイシーが共同で興したイベントです。
ブラジリアン柔術のしくみ
競技としてのブラジリアン柔術の場合、絞め技または関節技で「一本勝ち」をするか、有利なポジションを取ることでポイントを獲得して勝ちを目指します。
柔道とは違い、寝技に時間制限がなく、相手を投げることなく寝技に持ち込むことが許されているため、寝技の攻防が中心となる傾向にあります。
身体の小さい人や女性や年配者でも技術があれば自分よりも身体的に優れた相手を倒せるようになるという理由や、技が豊富だという理由、また気楽に長く続けられるという理由から、世界中でブラジリアン柔術の人気が急上昇しています。
ブラジリアン柔術を背景とする総合格闘家
総合格闘技の世界に足を踏み入れる前に、ブラジリアン柔術の世界で名を馳せた有名な総合格闘家を何人か紹介します。
チャールズ・オリベイラ
先日、ブックメーカー情報局でも取り上げたチャールズ・オリベイラは、UFC269でライト級王座の初防衛に成功しました。ブラジリアン柔術の技を駆使し、柔術の技で15勝を飾っています。これはUFC最多記録だそうです。
ちなみに、オリベイラはUFC269のファイトマネーとボーナスを合わせて、約55万ドル(約6,259万円)を獲得したようです。
UFCの最優秀選手ボーナスを獲得するのはかんたんなことではありませんが、世の中には入手が容易で、お得なボーナスもあるものです。
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デミアン・マイア
UFCで長い間活躍したブラジリアン柔術家といえば、デミアン・マイアが挙がります。総合格闘技に転向する前はブラジリアン柔術の世界王者にもなったマイアは、柔術の技で14勝を果たしています。
ギルバート・バーンズ
UFCウェルター級2位に君臨するギルバート・バーンズもまた、ブラジリアン柔術の世界王者になった後に総合格闘技の世界へ飛び込んだ選手です。総合格闘技転向後に、道着なしの組技で世界一を決める世界大会「ADCC」で3位を獲得したりもしています。バーンズの組技の実力はまさしく超一流です。
ブラジリアン柔術のすすめ
ブラジリアン柔術は、運動経験がない人でも、練習して技を身につければ勝てるようになる格闘技です。総合格闘技に興味のある皆さんは、ブラジリアン柔術を練習することで、もっと総合格闘技の試合観戦を楽しめるようになるという利点もあるでしょう。
新しい友達もできますし、ダイエットにも最適です。これを機会に、ぜひブラジリアン柔術を習い始めてみてはいかがでしょうか。