【ウィリアムヒル】NCAAカレッジフットボール2015:オハイオ州立大がプレイオフ連覇へ挑む!ブックメーカーが優勝オッズを発表、ハイズマントロフィー争いにも注目

オハイオ州立大昨年の優勝写真

バック・トゥ・バック―。昨シーズンカレッジフットボールプレイオフの王座に就いたオハイオ州立大が連覇を狙うシーズンがやってきました。「NCAAカレッジフットボール2015-2016」が現地9月3日に開幕します。昨シーズンは、ナショナルチャンピオンシップでオハイオ州立大が42-20でオレゴン大を破って初代のカレッジフットボールプレイオフ王者となりました。

【ナショナルチャンピオンシップゲーム2014-2015「オハイオ州立大対オレゴン大」】


カレッジフットボールロゴ昨年から新システムとしてスタートしたカレッジフットボールプレイオフ(CFP)は、選考委員会が選んだ上位4校がトーナメントによるプレイオフを戦い、その決勝戦で勝利したチームが全米No.1の称号を得ることができます。今シーズンは、コットンボウルとオレンジボウルで2016年1月1日元旦に準決勝を行い、決勝戦は1月11日にフェニックス大学スタジアムで行われます。

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オハイオ州立大が連覇を果たすのか?それとも、他チームが2年目となるプレイオフを制するのか?NCAAカレッジフットボールの優勝の行方を見ていくうえで重要な指標となるのが、「APトップ25」ランキングです。このランキングはAP通信(Associated Press, AP)が全米のフットボール記者約60名に依頼し、それぞれの記者が毎週1位~25位に25ポイントから1ポイントまでを与え、そのポイントを集計してはじき出されるものです。今シーズンのプレシーズンの「APトップ25」が発表され、最もポイントを得たチームが1位となり、チーム名の横にある(カッコ)の数字は、1位(25ポイント)を得た票数を表します。

【APトップ25プレシーズンランキング】
APトップ25プレシーズンランキング
※8月23日発表。「Yahoo.com」より抜粋

カレッジフットボールプレイオフ ロゴプレシーズンのランキングなので、まだシーズンが始まっていない中で記者たちが取材などを通じて得た情報を元に投票し、はじき出されたランキングです。プレシーズンの1位は昨シーズン王者のオハイオ州立大で1525ポイント、1位投票が61と投票者全員が最も強いのはオハイオ州立大、つまり25ポイントを投じたということになります。2位はテキサスクリスチャン大(TCU)で1428ポイント、3位はアラバマ大で1322ポイントとなっています。

トレボン・ボイキン

この「APトップ25」のランキングは、勝敗などに応じて毎週変動するので当然、このままいくとは限りません。上位に挙げられていたチームがいつの間にかランキング外になったり、下位にいたチームが上位を食ってトップ10入りしてくるなんてことも日常茶飯事です。このランキングを見ながら、今年はどこが優勝するのか?を追っていくとわかりやすいと思います。

ウィリアムヒルでは、ブックメーカーは今年のNCAAカレッジフットボールのプレイオフを制するのはどのチームと見ているのでしょうか?ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」がプレイオフ優勝オッズを発表していますので見てみましょう。

【NCAAカレッジフットボールプレイオフ優勝オッズ】
NCAAカレッジフットボールプレイオフ優勝オッズ
※オッズは27日午後1時現在

優勝最有力はオハイオ州立大で5.00倍のオッズとなっています。2番手にはテキサスクリスチャン大(TCU)で8.00倍、3番手にはアラバマ大で10.00倍のオッズで追います。オーバーン大が15.00倍、ベイラー大と南カリフォルニア大(USC)が17.00倍、昨シーズンのレギュラーシーズン1位のフロリダ州立大、ミシガン州立大、そしてプレイオフ決勝でオハイオ州立大に敗れたオレゴン大が21.00倍のオッズが付いています。APトップ25とブックメーカーの予想から、今シーズンの優勝争いはオハイオ州立大を軸に進みそうです。

J.Tバレット

最も伝統的なカンファレンスである「ビッグ10」から連覇を狙うオハイオ州立大は、何といっても能力の高いQBたちがしのぎを削っています。中でも3年生のJ.Tバレットの評価が高いようです。昨シーズンの1試合平均獲得ヤード数(パス)は236.2ヤード、ラッシングでは78.2ヤードとパスでもランでも安定した力を見せました。バレットからのパスを受ける全米屈指の走り屋で、ハイズマントロフィー候補でもあるRBエゼキエル・エリオットとのコンビでタッチダウンをどれだけ量産できるかが楽しみです。WRノア・ブラウンが26日の練習中に左足を負傷し、今シーズンの出場は絶望的となりました。このことがチームにどう影響してくるのかが心配ですが、攻守に渡って安定しているオハイオ州立大の優位は揺るがないでしょう。

エゼキエル・エリオット

ビッグ10の最大のライバルとなるミシガン州立大は、QBコナー・クックの多彩な攻撃がオハイオ州立大のディフェンス網をどう切り崩すかでしょう。オハイオ州立大とミシガン州立大のライバル対決は現地11月21日に行われます。ビッグ10優勝オッズは、オハイオ州立大が1.33倍で最有力、2番手にミシガン州立大が6.50倍となっています。

【NCAAカレッジフットボール2015-2016ビッグ10優勝オッズ】
NCAAカレッジフットボール2015-2016ビッグ10優勝オッズ
※オッズは27日午後1時現在

プレイオフ優勝オッズ2番手のTCUは、アメリカのスポーツ誌などでも非常に評価が高くオハイオ州立大に匹敵するほど評判が高いようです。そのTCUの軸となるのがラストイヤーとなるQBトレボン・ボイキンです。ボイキンは今シーズンの「ハイズマントロフィー」の最有力候補で、ブックメーカー「ウィリアムヒル」のハイズマントロフィー受賞オッズでもボイキンは7.00倍で1番人気となっています。昨シーズンのハイズマントロフィーの投票で惜しくも4位だったボイキンが受賞できるかどうかが、チームの成績とシンクロするでしょう。ビッグ12屈指のレシーバーであるRBアーロン・グリーンを軸にして、パフォーマンスにも注目です。ライバルはベイラー大でしょう。ともに破壊的な攻撃力を持っている両チームは現地11月27日に激突します。

【ハイズマントロフィー受賞オッズ】
ハイズマントロフィー受賞オッズ
※オッズは27日午後1時現在

プレイオフ優勝3番手にはアラバマ大が名を連ねています。2011年、2012年と全米No.1の座についたSECの強豪チームですね。アラバマ大の今シーズンのスケジュール”は”、いや、“も”と言い換えますが、厳しい戦いとなりそうです。「APトップ25」に入るチームと12試合中7試合組まれています。レギュラーシーズン最終戦となる現地11月29日に行われるオーバーン大戦がプレイオフ進出のカギを握るでしょう。プレシーズンのオールSECプレイヤーにアラバマ大から10人選ばれるほど実力ぞろいの選手が各ポジションにいます。オハイオ州立大とTCUが“個”のチームであるとすれば、アラバマは“チーム力”で全米トップへの返り咲きを狙っています。

アラバマ大 ロゴまずは、SECを勝ち上がれるかどうか?このリーグの場合はここにまずは力点を置く必要性があります。「ウィリアムヒル」発表のSECの優勝オッズでは、アラバマ大が3.75倍でトップ、オーバーン第が5.00倍、ジョージア大が5.50倍、LSUが8.00倍と混戦となっています。

【NCAAカレッジフットボール2015-2016SEC優勝オッズ】
NCAAカレッジフットボール2015-2016SEC優勝オッズ
※オッズは27日午後1時現在

プレシーズンの予想なのではっきり言ってわからない部分が多いです。「APトップ25」でもランク外にいたチームがあれよあれよという間に上位に顔を出すこともあれば、高いランキングだったけれどもすぐに落っこちてしまう“過大評価”であったチームも毎年出てきます。ブックメーカーのオッズも参考にしながら、今年もNACCカレッジフットボールを楽しんでみてはいかがでしょうか?毎試合の最新オッズは「最新オッズ情報」でご確認いただけます。