【ピナクルスポーツ】オレゴン大か?オハイオ州立大か?NCAAカレッジフットボールプレイオフ「チャンピオンシップゲーム」で雌雄を決す!

オハイオ州立大対オレゴン大チャンピオンシップゲーム

チャンピオンシップゲームで全米No.1を競う2つのチーム―オレゴン大とオハイオ州立大―には、深い因縁があります。1939年に初めて行われたNCAAカレッジバスケットボールの“マーチ・マッドネス”チャンピオンシップゲーム(ファイナル)で雌雄を決したのは、実はオレゴン大とオハイオ州立大でした。その時は、オレゴン大が46-33でオハイオ州立大を破り、初代チャンピオンに輝きました。

76年の時を経て、今度はNCAAカレッジフットボールの第1回となるプレイオフを勝ち上がった両チームが、初代チャンピオンの座を争うことになりました。

勝つのはオレゴン大か?それともオハイオ州立が雪辱を果たすのか?

カレッジフットボールプレイオフのファイナル「チャンピオンシップゲーム」が、日本時間の13日午前10時30分からアメリカのテキサス州にあるAT&Tスタジアムで行われます。

【CFPトーナメント表】
CFPトーナメント表

今シーズンから新たな試みとして「カレッジフットボールプレイオフ」(CFP)が施行され、レギュラーシーズン終了時のランキング上位4チームによるプレイオフが行われています。元日に行われたセミファイナルをオハイオ州立大とオレゴン大がそれぞれ勝ち上がり、ファイナル進出を決めています。

2015 シュガーボウル: オハイオ州立大対アラバマ大

(4)オハイオ州立大は、シュガーボウルで(1)アラバマ大と対戦しました。オハイオ州立大はレギュラーシーズン最後の最後で4つのプレイオフの枠に滑り込んだチームです。過去5年間で3度の全米チャンピオンになっているアラバマ大が有利という見方が大方の予想でした。実際、ブックメーカー「bet365」が発表したシュガーボウルのオッズでは、アラバマ大が1.27倍に対してオハイオ州立大は3.80倍でした。

【シュガーボウル2015:アラバマ大―オハイオ州立大ハイライト】


序盤はアラバマ大が優位に試合を進めていました。第2Qには21-6とアラバマ大がオハイオ州立大を15点差まで広げました。実は、アラバマ大のニック・セイバンHCは14点以上リードした試合での成績が78勝2敗、勝率97.5%と驚異の勝率を誇っていました。

エゼキエル・ エリオット

しかし、オハイオ州立大は決してあきらめませんでした。今シーズンからアーバン・メイヤーHCから抜擢されたQBカーデール・ジョーンズ(Cardale Jones)が、パス獲得ヤード数243ヤード、1TDを決める活躍を見せると、RBエゼキエル・ エリオット(Ezekiel Elliott)がシュガーボウル新記録となる230ヤードを獲得。オハイオ州立大の“アップセット”を見事に演出しました。

マーカス・マリオタ&カーデール・ジョーンズ

2015 ローズボウル: フロリダ州立大対オレゴン大

一方、(2)オレゴン大はローズボウルで(3)フロリダ州立大と対戦しました。オレゴン大のQBマーカス・マリオタ(Marcus Mariota)と、フロリダ州立大のQBジェミィス・ウィンストン(Jameis Winston)の「QB対決」が大きな注目を集めました。マリオタは今シーズンのハイズマントロフィーを、ウィンストンは昨シーズンのハイズマントロフィーを獲得しています。「新旧ハイズマントロフィー対決」としても非常に楽しみな一戦でした。

【ローズボウル2015:オレゴン大―フロリダ州立大ハイライト】


勝負は3Qで決しました。前半を18-13とオレゴン大が5点リードして折り返しましたが、ここでフロリダ州立大のQBウィンストンのターンオーバーが。ここからオレゴン大の怒涛の攻撃が始まりました。

ジェミィス・ウィンストン

タッチダウン、ターンオーバー、タッチ-ダウン、ターンオーバー・・・。オレゴン大QBのマリオタのパスワークが見事にはまりました。反撃したいフロリダ州立大でしたが、ターンオーバーで自分たちの首を絞める結果となり、それがさらなる失点を生んでしまいました。気づけば39点の大差。フロリダ州立大の連勝記録は29でストップしました。マリオタは338ヤードを獲得、2つのタッチダウンを奪う活躍でオレゴン大を初のチャンピオンシップゲーム進出へと導きました。

チャンピオンシップゲーム:オハイオ州立大(2.760倍)-オレゴン大(1.500倍)

ランキング1位を倒して勢いに乗るオハイオ州立大か?ハイズマントロフィー受賞のQBマリオタ率いるオレゴン大か?76年の時が流れ、両校が再び初代チャンピオンの座をかけて戦います。

ピナクルスポーツ日本語対応のブックメーカー(スポーツブック)「Pinnacle Sports(ピナクルスポーツ)」が、オッズを発表していますので見てみましょう。

【カレッジフットボールプレイオフチャンピオンシップゲームオッズ】
カレッジフットボールプレイオフチャンピオンシップゲームオッズ
※オッズは8日午後6時現在

Money Line(マネーライン)を見ると、オレゴン大が1.500倍、オハイオ州立大が2.760倍とオレゴン大有利とブックメーカーは見ています。接戦を勝ち上がってきたオハイオ州立大に対し、オレゴン大は大差をつけてフロリダ州立大の連勝記録をも止めたという戦いぶりからすればこのオッズも納得します。

マーク・ヘルフリット&アーバン・メイヤー

しかし、オハイオ州立大のメイヤーHCはフロリダ大HC時代に2度全米チャンピオンに導いた実績があります。オレゴン大のマーク・ヘルフリット(Mark Helfrich)HCは2013年からHCキャリアをスタートさせた41歳。大一番になるとキャリアの差は最後に影響してくる可能性もあります。

ハンディキャップ(Handicap)ではオハイオ州立大に6点のハンディが付いているので、1タッチダウン以内での決着と見ることもできるでしょう。トータルポイント(Total Points)では、両チームのスコア合計が75点前後というのがラインになっています。(※オッズの種類の詳細は、「ブックメーカー用語集」をご参照ください)

日本時間の13日午前10時30分からカレッジフットボールの新たな歴史が作られます。