【Marathonbet】RBSシックスネーションズ2016開幕:エディー・ジョーンズを迎えて復権を目指すイングランドがブックメーカーオッズで優勝最有力!

アンソニー・ワトソン

ヨーロッパ最強のラグビー国を決定する6か国対抗戦「RBSシックスネーションズ2016」が、日本時間の6日午後11時25分にフランスのスタッド・ド・フランスで「フランス対イタリア」の試合を皮切りに開幕します(日程:2月6日~3月19日)。“シックスネーションズ”との言葉通り、欧州の伝統的ラグビー国であるイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、そしてイタリアの6か国によって約1か月半の戦いが繰り広げられます。

シックスネーションズ ロゴシックスネーションズは、1882年にホームネイションズと呼ばれる4か国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド)による対抗戦として産声をあげて、1910年にフランス、そして2000年からイタリアが加わり、現在の6か国対抗戦となりました。各国総当たり戦で5試合を戦い(ホームで2試合か3試合)、勝ち点が最も多い国が優勝となります。勝ち点についてはボーナスポイントがなく、勝ち:2点、引き分け:1点とシンプルです。勝ち点が同じ場合は①得失点差、②総トライ数で優劣を決め、ともに同じ場合は同時優勝となります。

エディー・ジョーンズ

長い伝統を誇るシックスネーションズで最多優勝を誇るのはウェールズの37回で、2番手には36回でイングランド、3番手にフランスで25回、そして4番手にはスコットランドで24回、そして本大会で3連覇へと挑戦するアイルランドは22回の優勝を誇ります。唯一、優勝経験のないイタリアは初優勝を目指す大会となります。

【シックスネーションズ2016試合スケジュール】
シックスネーションズ2016試合スケジュール
※「WOWOW」より抜粋

Marathonbet ロゴ大会2連覇中のアイルランドが3連覇を達成するのか?それとも、前日本代表HCであるエディー・ジョーンズを迎えたイングランドがラグビー王国としての復権を果たすのか?注目の優勝争いについて、イギリスのブックメーカー「Marathonbet」がシックスネーションズ2016の優勝オッズを発表しましたので見てみましょう。

【シックスネーションズ2016優勝オッズ】
シックスネーションズ2016優勝オッズ
※オッズは4日午後4時現在

優勝候補の最有力には復権を目指すイングランドが挙がっており、2.50倍のオッズが付いています。2番手にはウェールズで3.75倍、3番手には3連覇へ挑戦するアイルランドで4.50倍のオッズとなっています。以下、フランスが7.50倍、スコットランドが13.00倍、そして初優勝を狙うイタリアが501.00倍となっています。

イングランドは、ラグビーW杯イングランド大会2015でこれまでW杯で1勝しかしたことのなかった日本代表を率いて、南アフリカを撃破するなど歴史的3勝を挙げたエディー・ジョーンズ(オーストラリア)をヘッドコーチに迎えて、シックスネーションズを戦います。イングランドが外国人HCを迎えるのは初めてのことで、母国開催でのW杯ではよもやのグループリーグ敗退とラグビー発祥国として復権をかける大会となります。2011年大会で優勝して以来、ずっと2位が定位置となっているイングランドを優勝へと導くことができるかジョーンズHCの手腕に注目が集まります。

【シックスネーションズ2016トップトライスコアオッズ】
シックスネーションズ2016トップトライスコアオッズ
※オッズは4日午後4時現在

スポーツブック「Marathonbet」(マラソンベット)が発表した「トップトライスコアオッズ」(最もトライでスコアを挙げる選手)で、最有力候補にノミネートされているのがイングランドのバックスリーを担うアンソニー・ワトソンで11.00倍のオッズが付いています。この2月に22歳を迎えるイングランドの若きトライゲッターは、W杯イングランド大会のウルグアイ戦で2トライを奪うなど2019年のW杯を見据えて若手中心でチームを構成するイングランドの中でもひと際目立つ存在となっています。また、ワトソンとトライ数を争うであろうチームメイトのジャック・ノーウェル(13.00倍)との共演も楽しみです。ウェールズのセンタープレイヤーであるジョージ・ノース(12.00倍)など若い世代のトライ合戦にも注目が集まりそうです。

ダン・ビガー

ウェールズは、この5年で2度(2012年と2013年)優勝しており、通算優勝回数では37回とシックスネーションズ最多を誇ります。2013年には“赤い悪魔”として日本に来襲し、花園での大接戦、そして秩父宮での日本の歴史的勝利で今でも記憶に新しいところです。このウェールズをけん引するのが、フライハーフ(スタンドオフ)のダン・ビガーです。2013年の日本遠征にも帯同し、スタンドオフとして出場していました。またW杯イングランド大会では、世界を魅了したキッキングゲームで死のプールと言われたプールAで、イングランドに勝利して決勝トーナメント進出を果たしました。ブックメーカー「Marathonbet」が発表した「トップポイントスコアオッズ」(得点王オッズ)で、ビガーは3.125倍で最有力のオッズが付いています。ウェールズは39キャップのビガーがどれだけのパフォーマンスを発揮できるかで優勝がかかってきるのではないでしょうか。得点王オッズの2番手にはイングランドのスタンドオフであるオーウェン・ファレルが4.00倍、3番手にはアイルランドのフライハーフであるジョナサン・セクストンで4.50倍のオッズが付いています。

【シックスネーションズ2016得点王オッズ】
シックスネーションズ2016得点王オッズ
※オッズは4日午後4時現在

3連覇を狙うアイルランドですが、チームの主力として活躍してきた主将でロックのポール・オコンネルら主力が抜けた穴をどのようにして埋めてくるのかに注目が集まります。ワールドカップでは決勝トーナメントにこそ進出するものの、ベスト4進出をかけた戦いでいつも跳ね返されています。W杯イングランド大会でもベスト8どまりで、今回のシックスネーションズでは当時よりも戦力がダウンするのではという見方もあります。とはいえ、2連覇中のシックスネーションズには自信を持っているアイルランドは、司令塔のセクストンを中心にチーム一丸となって戦いに挑んでくるでしょう。

ジョナサン・セクストン

イングランド、ウェールズ、そしてアイルランドの3強に、2大会連続で4位に甘んじており、2016年からフランスの名門トゥルーズを4回のヨーロッパ王者に導いた名将ギー・ノヴェスをヘッドコーチに迎えたフランスや、昨年の同大会ではよもやの最下位に沈んだものの、W杯イングランド大会では日本に唯一土を付けて8強入りを果たしたスコットランドがどう絡んでいくかに注目したいところです。

最後に、シックスネーションズ2016の開幕戦3試合(第1節:6日および7日)の勝敗オッズを、ブックメーカー「Marathonbet」が発表していますので紹介しておきます。もちろん、全試合同様のオッズが発表されますので、こちらも非常に楽しみです。

【シックスネーションズ2016開幕戦(第1節)勝敗オッズ】
シックスネーションズ2016開幕戦(第1節)勝敗オッズ
※オッズは4日午後4時現在

シックスネーションズ2015優勝写真(アイルランド)

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