【bet365】古馬三冠初戦「天皇賞秋2017」:年内引退決まったキタサンブラックがブックメーカー単勝オッズで1番人気!

天皇賞秋2017

3歳クラシック路線が終わると、いよいよここからは古馬三冠(天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念)がスタートとなります。

まず、その第一戦として東京競馬場で開催されるのが国内でも伝統と格式高い天皇賞・秋(G1、2000㍍・芝)です。

ベット365マイラーであっても積極的に参戦する陣営が多い天皇賞。従来までは古馬たちの戦いというイメージが強くありましたが、近年では3歳馬たちが敢えてクラシック路線ではなく、天皇賞・秋を目標とするケースも増加してきました。

今年も、春のマイル王や海外G1を制した実力馬。さらには3歳牝馬クラシック路線を大いに沸かした1頭など、個性豊かなタレントたちが顔をそろえることとなりました。

【天皇賞秋枠順】※26日午後4時更新
1-1 サクラアンプルール(牡6、蛯名正義・金成貴史)
1-2 サトノクラウン(牡5、M.デムーロ・堀宣行)
2-3 ネオリアリズム(牡6、A.シュタルケ・堀宣行)
2-4 リアルスティール(牡5、V.シュミノー・矢作芳人)
3-5 ヤマカツエース(牡5、池添謙一・池添兼雄)
3-6 ディサイファ(牡8、柴山雄一・小島太)
4-7 キタサンブラック(牡5、武豊・清水久詞)
4-8 レインボーライン(牡4、岩田康誠・浅見秀一)
5-9 ソウルスターリング(牝3、C.ルメール・藤沢和雄)
5-10 ミッキーロケット(牡4、和田竜二・音無秀孝)
6-11 ロードヴァンドール(牡4、太宰啓介・昆貢)
6-12 ステファノス(牡6、戸崎圭太・藤原英昭)
7-13 グレーターロンドン(牡5、田辺裕信・大竹正博)
7-14 サトノアラジン(牡6、川田将雅・池江泰寿)
7-15 マカヒキ(牡4、内田博幸・友道康夫)
8-16 カデナ(牡3、福永祐一・中竹和也)
8-17 ワンアンドオンリー(牡6、横山典弘・橋口慎介)
8-18 シャケトラ(牡4、C.デムーロ・角居勝彦)

今年最高ともいえるメンバーとなりましたが、有力出走馬をご紹介する前に、まずはブックメーカー「bet365」から発表されているオッズをご確認いただきましょう。

【天皇賞・秋2017オッズ】
天皇賞秋2017オッズ
※オッズは26日午前8時現在

天皇賞秋2017最新オッズ情報(bet365発表)

ダントツの一番手評価は実力実績共に現役最高と呼べるキタサンブラック(2.62倍)。

しかし、確たる対抗馬が存在しなかった宝塚記念(G1、2200㍍・芝)においては、単勝オッズ1.4倍に推されながらも結果は11頭立て9着と大敗を喫しました。

【宝塚記念2017 (優勝馬:サトノクラウン)】


日本ダービー以来、約2年ぶりに馬券圏内を外すこととなってしまったキタサンブラック。鞍上でおなじみの武豊騎手もこの敗北に関して「分からない、状態面も、レースでも不利はなかった」と首を傾げる一戦となりました。

武豊とキタサンブラック

現段階になってひとつ浮かび上がるのは、コースレコード決着となった天皇賞・春(G1、3200㍍・芝)の上位入線5頭すべてが、その後のレースで凡走しているということから、レース後の疲労があったのではないかという点。

今回は休養十分、休み明けを苦にしないキタサンブラックにとってはまさに正念場の一戦と言えます。年内での引退、種牡馬入りが決まっているだけに少しでも種牡馬価値が高められればといったところでしょう。

キタサンブラックのライバルと言えば、今年凱旋門賞に果敢にも挑んだサトノダイヤモンド。天皇賞には不参加とはなりますが『サトノ冠名』は今回もキタサンブラック最大のライバルとなりえる存在です。

まずは、宝塚記念においてキタサンブラックを破り勝利したサトノクラウン(6.50倍)。ブックメーカーも、キタサンブラックとは間がありますが2番手と高評価です。

サトノクラウン

昨年末に香港ヴァーズ(海外G1、2400㍍・芝)において念願のG1初勝利。迎えた宝塚記念も、これまで結果を出せていなかった阪神コースを見事克服しての完勝劇でした。

ただし、2000mにおいては3歳時に弥生賞こそ勝利していながらも、G1レースでは良績がほとんどなし。天皇賞・秋も昨年、一昨年ともに2桁着順といった結果に終わっているのがやや気がかりな点です。

もう一頭が、今年の安田記念(G1、1600㍍・芝)を制したサトノアラジン(8.00倍)。

サトノアラジン

安田記念前まで連続で1番人気を裏切っていたこともあり、中穴評価どまりとなっていたサトノアラジン。しかし、終わってみれば逃げ粘るロゴタイプをスプリント王レッドファルクスを上回る切れ味で差し切る強い競馬で勝利。前走の毎日王冠(G2、1800㍍・芝)においてもその切れ味は健在。完全復活を印象付けました。

3歳時には菊花賞に出走したほど中長距離で期待されていたサトノアラジンですが、ここ最近はマイル路線に集中。2000mは2015年の香港カップ(11着)以来となりますが、現在の充実度でどれほど距離適正の差を埋めることが出来るでしょうか。

こちらも前走で完全復活を遂げたのが、毎日王冠において2016年ドバイターフ(海外G1、1800㍍・芝)以来の勝利を手にしたリアルスティール(7.00倍)。

リアルスティール

前走勝利に導いたM.デムーロ騎手はサトノクラウンに騎乗する為、今回リアルスティールにはフランス若手のホープ、V.シュミノー騎手が騎乗予定。

その理由も、昨今の競馬界における「外国人騎手だから」ではなく管理する矢作調教師も「レース映像を見て最もリアルスティールに合う騎手だと感じたため」と、自信満々。

V.シュミノー

シュミノー騎手としても、日本ではG1初騎乗。実績や状態面を考えれば、これ以上に無くチャンスのある馬を回せてもらえたと言えるでしょう。

今年の天皇賞において大きなカギを握るといえるのが3歳牝馬のソウルスターリング(8.00倍)。

ソウルスターリング

古馬との初対決が注目された毎日王冠では、初めてハナに立ってレースを組み立てるも、最後の直線で力なく後退という結果に。

今回はさらに強敵ぞろいになることに加え、同型の馬にはあのキタサンブラックが居ることを考えると、やはりソウルスターリングがどう出るかがひとつのポイント。

ルメール騎手をキッチリと確保するために3歳馬たちの“路線分け”を敢行した社台側としても、ここは結果を残したいところでしょう。

これだけのメンバーであるにもかかわらず、OP勝ちのみながら高評価を得ているのがグレーターロンドン(9.00倍)

驚異の条件戦からオープン特別まで5連勝を果たし、迎えた安田記念では4着、前走の毎日王冠3着と、重賞、G1レベルでも好走をしているのは確かですが勝ち切れていないというのもまた事実。

今回は一気に相手が強化される中で、今後の同馬を占う試金石となりそうです。

その他にも、復活を目指す昨年の日本ダービー馬、マカヒキ(13.00倍)や、休み明けながらに海外G1を含む5戦で重賞3勝の実績を持つネオリアリズム(15.00倍)。

マカヒキ

ヤマカツエース(15.00倍)、ステファノス(15.00倍)といった国内古馬戦線好走組も出走を予定しています。

ご紹介しきれないほどにかなりの豪華メンバーとなった今年の天皇賞・秋は、10月29日(日)15時40分発走予定となっています。

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