【ピナクル】全米オープンゴルフ2017:ブックメーカー発表の優勝オッズで世界ランク4位の松山英樹は9番手タイの29倍!メジャー初制覇なるか?

メジャー初制覇を狙う松山英樹

ゴルフ4大メジャー大会の一つ、全米オープン。世界で最も難解でし烈な戦いが幕を開けようとしています。2017年の開催地はウィスコンシン州に位置するエリンヒルズ。初開催となるこのコースで今年はどのようなドラマが生まれるのでしょうか。全米オープン2017は現地15日(木)に開幕します。

全米オープン概要

エリンヒルズ

全米オープンは毎回厳しいコース設定をすることで知られている大会です。事実2012年や2013年には優勝スコアがオーバーパー、2006年や2007年に至っては5オーバーという高い難易度でした。

それだけに、選手は高い技術のみならず強い精神力も求められます。まさに、世界一の選手を決めるのにふさわしい大会であるといえるでしょう。

昨年はジョンソンがメジャー大会初制覇を飾る

ダスティン・ジョンソン(優勝時)

ペンシルベニア州のオークモントで開催された2016年大会は、地元アメリカのダスティン・ジョンソンの優勝で幕を下ろしました。最終日4打差の2位でスタートしたジョンソンはスコアを4アンダーまで伸ばし、逆転勝利を飾っています。

2015年には優勝のかかった4メートルのイーグルチャンスを3パットしてしまい、すんでのところで優勝を逃したジョンソン。見事その雪辱を果たすことができました。

日本人では宮里優作が通算7オーバーの23位、谷原秀人が同12オーバーの51位となっています。

日本からは6人の精鋭が参戦!

全米オープン出場を決めた(左から)小平智、チャン・キム、今平周吾、宮里優作

全米オープンは世界ランキング上位60位内に本選出場資格が与えられます。そのため、4位の松山英樹、48位の谷原秀人、58位の池田勇太は自動的に本選からの出場権を得ました。

その他に、各地区で行われた予選会を突破した選手が本選出場資格を得ます。110位の宮里優作、124位の小平智、146位の今平周吾が5月22日に兵庫で行われた日本地区予選会を勝ち抜き、見事出場権を獲得しました。
※世界ランキングは5月29日現在

優勝オッズ

【全米オープン2017優勝オッズ】
全米オープンゴルフ2017優勝オッズ
※オッズは12日午前7時現在

ピナクル ロゴブックメーカー「Pinnacle(ピナクル)」による全米オープン2017優勝オッズ。優勝最右翼に挙げられたのは昨年の王者ダスティン・ジョンソンでした。オッズは8.900倍がつけられています。

対抗馬の2番手は2011年王者で世界ランク2位のローリー・マキロイが14.500倍、3番手には世界ランク6位の23歳ジョーダン・スピースで15.500倍と続きます。4番手は世界ランク3位のジェイソン・デイが16.500倍、5番手はスペインの若手有望株ジョン・ラームで22.000倍となっています。

6番手にリッキー・ファウラーが23.000倍、ジャスティン・ローズと今年のマスターズ王者のセルヒオ・ガルシアが26.000倍で続き、9番手に日本の松山英樹が入り、オッズは29.000倍がつけられています。

注目選手

松山、初のメジャータイトルへ

松山英樹

日本人トップの世界4位に位置する松山英樹。名実ともに世界トップクラスの選手である松山ですが、いまいち世界での知名度は低いままです。それはなぜでしょうか?そう、メジャータイトルを獲得した経験がないからです。現在世界ランキング上位7位まででメジャータイトルがないのは松山だけ。そろそろ欲しい、というのが正直なところでしょう。

今年2月のフェニックスオープンで勝利を飾った松山ですが、その後の調子は下降気味。全米オープンに向けての調整がうまくいっているのか疑問視する声もあります。

それでも、一時はランク3位にまで浮上した松山が日本歴代最高の選手であることには変わりありません。メジャー大会を制することができれば世界ランク1位の座すら見えてくるだけに、もう一皮むけて成長してくれることを願うばかりです。

世界ランク1位・ジョンソンの進撃は続く

ダスティン・ジョンソン

4月に行われたマスターズ開幕前日に階段から落ちて腰を負傷し、欠場したダスティン・ジョンソン。それ以降の大会では怪我の後遺症なのか、調子が上がらないままです。

ジョンソンは現在世界ランキング1位、賞金ランキング1位。名実ともに現在世界最高のプレーヤーであることは間違いのない事実です。しかし、この調子が続けば全米王者の座を明け渡すことになる可能性はあります。

ですが、ジョンソンといえば昨年の全米オープンの逆転劇に見られるように、逆境に強い選手。全米オープンを再び制覇し、その健在を世界に見せつけることになるかもしれません。

マキロイは2011年の再現なるか

ローリー・マキロイ

肋骨の負傷により、2017年はここまで多くの大会を欠場しているマキロイ。BMW PGA選手権や、メモリアルトーナメントも不参加となっており、試合勘に不安が残るでしょう。

この全米オープンが復帰戦となりますが、本人は万全の状態に戻ったとコメント。早くから今大会に照準を合わせて調整を行ってきたことがうかがえます。

2011年には、優勝スコアがオーバーパーとなることもある全米オープンで圧巻の16アンダーをたたき出して優勝。最小打数記録を保持しています。ここ数年はいまいち優勝戦線に絡めていませんが、今年は2011年の再現ができるでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました