【bet365】プレジデンツカップ2019:アメリカ対世界でゴルフが強いのはどっち?タイガー・ウッズや松山英樹など強豪が参戦!

4大会連続出場を果たした松山英樹

強いのはアメリカか、それとも世界か。2年に1度のゴルフ大陸間対抗戦、プレジデンツカップがオーストラリア・メルボルンの地で間もなく開催されようとしています。

日本の松山英樹も出場する同大会は12月12日(木)に開幕し、15日(日)に決着の時を迎える日程となりました。

bet365約200ヶ国で利用される世界有数の規模と持ち、一番人気を誇るイギリスのブックメーカー「bet365」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

アメリカと世界が覇を決する大陸間対抗戦プレジデンツカップ

ロイヤル・メルボルンゴルフクラブ(大会会場)

プレジデンツカップは2年に1度、ライダーカップが行われない年に開催される大陸別対抗戦です。ライダーカップがPGAツアー代表チーム対ヨーロッパ代表であるのに対し、プレジデンツカップはアメリカ合衆国代表チーム対国際チームで争われます。

第1回大会は1994年、アメリカ合衆国のバージニア州ゲインズビルに位置するロバート・トレント・ジョーンズGCで開催されました。2019年はオーストラリアのメルボルンに位置するロイヤル・メルボルンゴルフクラブで開催されます。アメリカ合衆国代表チームのキャプテンにはタイガー・ウッズが初めて就任。国際チームのキャプテンにはアーニー・エルスが就任しました。

世界トップのそうそうたる名手達が出場!松山も4年連続出場を果たす

タイガー・ウッズ&アーニー・エルス

アメリカ合衆国代表のメンバーはキャプテンのタイガー・ウッズに加え、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン、パトリック・キャントレー、ザンダー・ショフレ、ウェブ・シンプソン、マット・クーチャー、ブライソン・デシャンボー、トニー・フィナウ、パトリック・リード、ゲーリー・ウッドランド、リッキー・ファウラーが参戦。通常チームのキャプテンは試合に出場しませんが、今回タイガーはキャプテン推薦枠で自らを指名。大きな話題を呼んでいます。

国際チームのメンバーはマーク・リーシュマン(オーストラリア)、ルイ・ウーストヘイゼン(南アフリカ)、アダム・スコット(オーストラリア)、エイブラハム・アンサー(メキシコ)、リ・ハオトン(中国)、C.T.パン(台湾)、キャメロン・スミス(オーストラリア)、イム・ソンジェ(韓国)、ホアキン・ニーマン(チリ)、アダム・ハドウィン(カナダ)、アン・ビョンホン(韓国)、そして日本の松山英樹が参戦します。松山はこれで4大会連続でのプレジデンツカップ参戦となっています。

2017年はアメリカが貫録の7連覇!松山がトーマス撃破も力及ばず

アメリカ合衆国代表チーム(前回大会優勝セレモニー)

アメリカ合衆国代表チームのキャプテンをスティーブ・ストリッカー、国際チームのキャプテンをニック・プライスが務めた前回2017年大会を制したのはアメリカ合衆国代表。これでアメリカ合衆国代表が10勝1分け1敗と、さらに大きく水をあけられてしまいました。

ニュージャージー州ジャージーシティのリバティ・ナショナルゴルフクラブで開催された同大会での勝利でアメリカ合衆国代表は実に7連覇。国際チームは3日目までに11ポイント差を付けられており、第3マッチで松山英樹が年間5勝と絶好調だったジャスティン・トーマスを撃破するなど活躍を見せるも、ダスティン・ジョンソンが4日間で4勝1分と大爆発し、リッキー・ファウラーが出場4マッチで全勝を挙げるなどアメリカ合衆国代表の強さが際立つ結果となっています。

優勝オッズはアメリカが圧倒的有利!国際チームは過去の勝利を再現できるか

【プレジデンツカップ2019優勝オッズ】
プレジデンツカップ2019優勝オッズ※オッズは9日午前9時現在
プレジデンツカップ2019最新オッズ情報

ブックメーカー「bet365」によるプレジデンツカップの優勝オッズのトップはアメリカ合衆国代表チーム。オッズは1.40倍となりました。ここまで7連覇、全体で10勝1分け1敗という圧倒的な成績を見れば、それも納得の数字でしょう。

2番手は国際(世界)チームでオッズ3.50倍。数字を見るとかなり厳しいですが、唯一国際チームが勝利した1998年大会の会場は今回と同じメルボルンのロイヤル・メルボルンゴルフクラブであるという国際チームにとって嬉しいデータもあります。今年は勝利の大きなチャンスかもしれません。

3番手は引き分けで13.00倍。南アフリカのジョージにあるファンコート・ホテル&CCで開催された2003年大会では今年のキャプテンであるタイガー・ウッズとアーニー・エルスが最終日プレーオフで日没サスペンデッドになるまで戦い抜いた末に引き分けとなったことがあり、今回も熱い戦いが期待されています。

唯一の敗戦の地メルボルンで、タイガー率いるアメリカは8連覇達成となるか

タイガー・ウッズ

国際チームに対して圧倒的な優位に立つアメリカ合衆国代表チームですが、唯一弱みがあるとしたらそれは会場であるロイヤル・メルボルンゴルフクラブにあるようです。

ロイヤル・メルボルンゴルフクラブ周辺は砂地のため非常に固いグラウンドであることに加え、砂が盛り上がったバンカーや傾斜の強いグリーンなど、アメリカにはないコース設計となっており、アメリカ合衆国代表チームの苦戦も予想されます。

事実アメリカ合衆国代表チームの唯一の敗戦はこのロイヤル・メルボルンゴルフクラブでの1998年大会。同大会には若き日のタイガー・ウッズも出場しています。タイガーはその時の敗戦の悔しさを今大会に活かし、8連覇の達成といきたいところです。

戦力差は歴然も、松山にはエースとしての働きに期待がかかる

松山英樹

アメリカ合衆国代表チームの8連覇をなんとしても阻止したい国際チームですが、世界ランキングを見てもその実力差は明らか。1位のブルックス・ケプカこそ怪我により欠場していますが、4位のダスティン・ジョンソン、5位のジャスティン・トーマス、6位のパトリック・キャントレー、7位のタイガー・ウッズ、9位のザンダー・ショフレ、11位のウェブ・シンプソン、12位のブライソン・デシャンボー、15位のトニー・フィナウと上位陣が目白押し。

一方の国際チームは18位のアダム・スコットが最上位。2番手に20位の松山英樹がつけており、対戦相手の大半が格上という状況となりました。エースとしての活躍が期待される松山は、この逆境を跳ね返してチームを勝利に導く戦いぶりを見せることができるでしょうか。