【ウィリアムヒル】FIFAクラブワールドカップ2019:リバプール対フラメンゴの2強が優勝争いの軸か?ブックメーカーが優勝オッズ発表!

FIFAクラブワールドカップトロフィー

世界6大陸の選手権王者が集い、開催国代表も交えて世界最強クラブを決めるための戦い、それがFIFAクラブワールドカップです。2019年大会の開催国はカタール。12月11日(水)に開幕し、12月21日(土)に決着の時を迎えます。

ウィリアムヒル日本語にも対応しているイギリスの老舗ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

真のクラブ世界最強決定戦、FIFAクラブワールドカップ

ハリーファ国際スタジアム(決勝戦会場)

FIFAクラブワールドカップの第1回大会は2000年。ブラジルで開催されました。出場クラブは8チーム。決勝戦はコリンチャンスとバスコダガマというブラジル勢対決となり、コリンチャンスがPK戦の末初代王者に輝きました。

翌2001年に予定されていた第2回大会は主催会社の倒産により中止。その後2005年に1960年から続く伝統あるヨーロッパ王者と南米王者による世界最強決定戦、トヨタカップ(インターコンチネンタルカップ)と合併。真の意味でクラブ世界一を決める戦いとして生まれ変わりました。

カタールで開催される2019年大会の参加クラブは、ヨーロッパ王者がリバプール(イングランド)、南米王者がフラメンゴ(ブラジル)、北中米王者がモンテレイ(メキシコ)、アジア王者がアル・ヒラル(サウジアラビア)、アフリカ王者がエスぺランス(チュニジア)、オセアニア王者がヤンゲン・スポール(ニューカレドニア)、開催国王者がアル・サッド(カタール)となっています。

2018年はレアル・マドリッドが3連覇を達成!鹿島は準決勝でレアルに完敗

レアル・マドリッド(昨年度優勝セレモニー)

アラブ首長国連邦(UAE)で行われた2018年のFIFAクラブワールドカップを制したのはヨーロッパ王者レアル・マドリッド(スペイン)。2016年日本大会から前人未到の3連覇を達成しました。この優勝により、これまで宿敵バルセロナと3回で並んでいた歴代優勝回数を4に伸ばし、単独首位に立っています。

レアル・マドリッドと決勝戦で対戦したのは開催国王者のアル・アイン(UAE)。元日本代表の塩谷司と、日本の高校を卒業して鹿島アントラーズでもプレーしたブラジル人のカイオの日本コンビが大活躍を見せ、準決勝では南米王者リバープレートを破る大金星を挙げてクラブ史上初の決勝戦に進出しました。

決勝戦は序盤からレアル・マドリッドがリード。3-0の86分には塩谷司が一矢報いるゴールを奪うも、その後再び失点。4-1と大差でレアル・マドリッドが貫録の優勝を果たしています。

アジア王者として大会に臨んだ鹿島アントラーズは準々決勝で北中米王者グアダラハラに勝利し、レアル・マドリッドの待つ準決勝へ。2016年に決勝で敗れた雪辱を果たしに臨みましたが、ガレス・ベイルのハットトリックの前に沈む結果となっています。

優勝オッズ

【FIFAクラブワールドカップ2019優勝オッズ】
クラブワールドカップ2019優勝オッズ※オッズは11日午前11時現在
ウィリアムヒル 登録方法

ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が発表した優勝オッズによると、リバプールが1.4倍で優勝最有力に推されています。2番手にはフラメンゴで3.75倍、3番手にはモンテレイで17.0倍となっており、2強を軸に優勝争いが展開されるそんな予想となっています。

14年越しの悲願への再挑戦、リバプールは今度こそ頂点をつかみ取りたい

モハメド・サラー

プレミアリーグでは2位に大差で独走態勢を築いて単独首位に立ち、昨年以上の強さを発揮しているリバプール。今大会でも当然のごとく優勝候補筆頭に名前が挙がっています。

イスタンブールの奇跡でヨーロッパ王者に輝き、参戦した2005年には決勝戦ではマルシオ・アモローゾ(元セリエA得点王)、ロジェリオ・セニ(GK世界最多ゴール記録保持者)、グラフィッチ(ボルフスブルクで後に長谷部の同僚)、シシーニョ(後にレアル・マドリッド)ら豪華メンバーを擁し、元鹿島アントラーズ、セレッソ大阪監督のパウロ・アルトゥオリ監督に率いられたブラジルのサンパウロに敗戦。今年こそ、14年ぶりの世界一という悲願を達成したいところです。

注目はやはりモハメド・サラー、フィルミーノ、サディオ・マネの最強トリオ。ヨーロッパを蹂躙した圧倒的な破壊力を持つこの3選手がカタールの地でどれほどのゴールを量産するのか、非常に楽しみなところです。

欧州では輝けなかった問題児ガビゴルがフラメンゴを世界王者に導くか

ガビゴル(フラメンゴ)

Jリーグ屈指のレジェンドでもあるジーコを擁した1981年以来となる南米王者の地位に輝き、今年のFIFAクラブワールドカップに臨むフラメンゴ。そんなフラメンゴで注目したいのはなんといってもエースストライカーのガビゴルでしょう。かつてガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・シティ)以上に評価を受け、ネイマール2世とも呼ばれた稀代の点取り屋ですが、ヨーロッパでは大苦戦。所属元のインテル・ミラノやレンタル先のベンフィカでも出場機会を得ることができず、ブラジルへとレンタルされていきました。

2018年に古巣のサントスでプレーした後、2019年に再びレンタルで加入したフラメンゴでは点取り屋としての才能を存分に発揮。コパ・リベルタドーレス決勝リバープレート戦では大逆転勝利に導く2ゴールを挙げ、フラメンゴを王者の地位に押し上げています。

その決勝でも逆転ゴール後にリバープレートのベンチに卑猥なポーズを見せて一発退場を受けるなど、人格面での問題が山積みでもあるガビゴル。世界の注目集まる今大会で、どのようなプレーを見せてくれるのか楽しみでもあり、怖くもある存在です。

唯一の日本人選手擁するヤンゲン、初戦はシャビ率いるカタール王者と対戦

松本光平(ヤンゲン・スポール)

今年の大会には日本のクラブが参加することはできていませんが、オセアニア王者のヤンゲン・スポールには今大会唯一の日本人選手が在籍しています。それがMF松本光平。

セレッソ大阪やガンバ大阪の下部組織を経て徳島ヴォルティス・セカンドやジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズでプレー。その後オセアニアに渡り、オーストラリアのブリスベン・ロアーやニュージーランドのオークランド・シティ、ワイタケレ・ユナイテッドなどで活躍した後、今年11月にヤンゲン・スポールに加入した異色の30歳です。

前回大会では塩谷擁するアル・アインの快進撃や、レアル・マドリッドが大会で喫した2失点をともに日本人が挙げるなど(土居聖真と塩谷司)、日本人選手の活躍が目立つ大会でした。今回も松本が世界に日本人の雄姿を届けてくれると期待したいところです。まずは、スペインの英雄シャビ・エルナンデスが率いる開催国王者アル・サッドを相手に、勝利を挙げることができるでしょうか。

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