【bet365】阪神ジュべナイルフィリーズ2018:ダノンファンタジーやシェーングランツが高評価!ブックメーカーがオッズ発表

阪神ジュべナイルフィリーズ

香港国際競走の日本遠征馬も非常に気になるところではありますが、こちらも来年に向けて注目しておかなければならないレース。2歳牝馬の女王決定戦である阪神ジュベナイルフィリーズ(G1、1600㍍・芝)が開催されます。

しかしながら、今週末の阪神ジュベナイルフィリーズは年間を通しても「非常に異質レース」。

というのも、阪神ジュベナイルフィリーズと香港国際競走が同日に開催されるため、トップジョッキーのほとんどが香港へ遠征するという状況に。その為、G1レースではおなじみの名前であるM.デムーロとC.ルメールの両ジョッキーや、この秋冬好騎乗を続けている川田将雅騎手らの名前が日曜日の馬柱にはありません。

こういった、騎手の乗り替りもある為に非常に予想が難しい阪神ジュベナイルフィリーズ。この部分にも注目して有力出走各馬をご紹介していきます。

【阪神ジュべナイルフィリーズ2018枠順】
1-1 ベルスール(牝2、B.アヴドゥラ・今野貞一)
1-2 ジョディー(牝2、四位洋文・戸田博文)
2-3 プールヴィル(牝2、秋山真一郎・庄野靖志)
2-4 シェーングランツ(牝2、武豊・藤沢和雄)
3-5 メイショウショウブ(牝2、池添謙一・池添兼雄)
3-6 スタークォーツ(牝2、荻野極・寺島良)
4-7 ウインゼノビア(牝2、松若風馬・青木孝文)
4-8 ラブミーファイン(牝2、丸山元気・田所秀孝)
5-9 クロノジェネシス(牝2、北村友一・斉藤崇史)
5-10 タニノミッション(牝2、浜中俊・中竹和也)
6-11 ビーチサンバ(牝2、福永祐一・友道康夫)
6-12 レッドアネモス(牝2、戸崎圭太・友道康夫)
7-13 ダノンファンタジー(牝2、C.デムーロ・中内田充正)
7-14 サヴォワールエメ(牝2、藤岡康太・友道康夫)
7-15 ローゼンクリーガー(牝2、藤岡佑介・高橋亮)
8-16 グレイシア(牝2、田辺裕信・栗田徹)
8-17 トロシュナ(牝2、北村宏司・大竹正博)
8-18 メイショウケイメイ(牝2、古川吉洋・南井克巳)
※7日午後7時更新

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【阪神ジュべナイルフィリーズ2018オッズ】
阪神ジュべナイルフィリーズ2018オッズ※オッズは6日午前9時現在
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一番手評価の2.75倍のオッズを付されたのは非凡なスピードと切れ味のある末脚から、世代屈指の素質馬との呼び声も高いダノンファンタジー(Danon Fantasy)。

ダノンファンタジー

新馬戦こそ2着に敗れはしたものの、その際の相手は後に混合重賞を圧勝するグランアレグリア。3着には3馬身差以上をつけていたその内容から、やはり只者ではないと予感させていたダノンファンタジー。その後未勝利、ファンタジーステークス(G3、1400㍍・芝)を完勝と、やはり世代トップクラスの逸材であることを示しました。

気になる点といえばデビューから手綱をとってきた川田将雅騎手が香港スプリントのファインニードルへ騎乗する為、C.デムーロ騎手に乗り替りという点。先週末土曜日は2勝したものの、日曜日は9鞍乗って0勝とやはり波に乗り切れていない感は否めませんが、先週のルヴァンスレーヴで久々のG1勝利を挙げた兄、M.デムーロ騎手に続きたいところです。

こちらも3戦2勝で大舞台に臨む、2016年の阪神ジュベナイルフィリーズ勝利馬ソウルスターリングを姉に持つシェーングランツ(Schon Glanz)。3.50倍となっています。

シェーングランツ

こちらもデビュー戦1番人気に推されるも、後に重賞勝利を挙げるクラージュゲリエの前に敗戦。その後はしっかりと立て直し、未勝利、そして重賞のアルテミスステークス(G3、1600㍍・芝)を勝利。姉であるソウルスターリングに引けを取らないスケール感を見せています。

シェーングランツ陣営にとって心強いのは、前走で勝利に導いた武豊騎手が続けて手綱を取るという点。

武豊

それと同時に、日本が誇る名騎手も今年ここまで「G1レース未勝利」。ライバル騎手の多くが不在、そしてこの素質馬に騎乗となれば、今年初の戴冠にファンの期待も高まることでしょう。

レースのパフォーマンス面ではこちらも見逃せないのがクロノジェネシス(Chorono Genesis)。上記2頭とはやや離されてはいますが重賞未勝利馬の中では最も評価の高い6.00倍となっています。

クロノジェネシス

デビュー戦、前走のアイビーステークス(OP、1800㍍・芝)と2戦ともに先行好位の競馬をしながら、上りは最速。特に前走では驚異の『32.5』を計時しました。

この上り時計がどれだけすさまじいのかが一目でわかるのがアイビーステークスの前週に開催された同距離のアイルランド府中牝馬の2着馬にして後にエリザベス女王杯を制したリスグラシューが『32.6』だったという事実。

もちろん全体的に他馬の上りも速かったことや、展開面などの違いもありますが、そうであったとしても破格のパフォーマンス。1600mへの距離短縮にもしっかりと対応し、阪神競馬場でもその豪脚を見せることが出来るでしょうか。

今年の阪神ジュベナイルフィリーズにはとある注目厩舎が存在します。今年ワグネリアンで2度目のダービートレーナーとなった友道康夫厩舎です。

友道調教師

番組数が限られる2歳G1レースに、管理馬を出走させるということ自体も非常に難しい中で、3頭(1頭は抽選組)を送り込みます。

1頭目は名牝フサイチエアデールの子であるビーチサンバ(Beach Samba)。オッズは8.00倍となっています。

ビーチサンバ

前走のアルテミスステークスでは最後の最後でシェーングランツに差し交されてしまいましたが、同位置から抜け出した3着馬を1馬身以上離しておりやはりこちらも能力は上位クラス。

加えて、阪神1600mという条件はデビュー戦勝利時と同条件。この時は上がり最速での完勝劇を見せていただけに、前走以上の走りを期待できそうです。

2頭目が13.00倍のオッズが付されているレッドアネモネス(Red Anemos)。

こちらも1600m戦を2連勝。ハナ争いはやや激化の様相を呈していますが、デビュー戦では番手でしっかりと勝ち切った実績もあり、前目で自在に位置を取れるのが他の有力馬よりも優位に立てる点でしょう。

レッドアネモネス

また、3頭目のサヴォワールエメ(Savoir Aimer)は、1勝馬であり出走にあたって抽選を通ればという条件付きになってしまいますが、ジェンティルドンナの初仔であるモアナアネラや、昨年のホープフルステークス(G1、2000㍍・芝)を制したタイムフライヤーの半妹タイムハンドラーなどを相手に勝利。レース内容の濃さはライバルに引けを取りません。101.00倍というオッズも魅力の1頭です。

その他、距離延長とはなりますが、デビュー、2戦目の両方で1200mとはいえ逃げ、番手で上がり最速をマークしているメイショウケイメイ(Meisho Keimei)が51.00倍。逃げから好位差しまで様々なスタイルを経験、それらすべてで実績を残したローゼンクリーガー(Rozen Krieger)が15.00倍など、オッズ上の評価は高くなくとも、楽しみな馬が勢ぞろいとなっています。

果たしてここを勝利していち早く来年の牝馬クラシック主役の座に名乗りを上げるのはどの馬か。阪神ジュベナイルフィリーズは、12月9日15時40分発走予定です。