世界最強のバスケットボールリーグNBAのレギュラーシーズンが終わり、いよいよ白熱のプレーオフが始まろうとしています。
2019年のプレーオフは4月13日に開幕。5月30日に予定されているNBAファイナルに向け、激しい戦いが繰り広げられることとなるでしょう。
ビットコインなどの仮想通貨も利用できる日本語対応のブックメーカー「Sportsbet.io」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。
16チームによる熾烈なNBAプレーオフ!2019年はついに“キング”がその姿を消す
NBAプレーオフはそのレギュラーシーズンが終了したのち、イースタン、ウェスタンの各カンファレンスから8チームずつが進出し、7戦4勝形式でトーナメントを行います。
ベスト16のファーストラウンド、ベスト8のカンファレンス準決勝、ベスト4のカンファレンス決勝、そしてカンファレンスの王者同士がNBAの頂点を争うNBAファイナルでその年最強のチームが決定される仕組みとなっています。
NBA1年目の渡辺雄太が所属するメンフィス・グリズリーズや今季“キング”レブロン・ジェームズを獲得して話題となったロサンゼルス・レイカーズはプレーオフ進出を逃しました。
レブロン・ジェームズはキャリア3年目の2005-06シーズンから13年続けてきたプレーオフ進出記録、および8年連続だったNBAファイナル連続出場記録も途絶える結果となっています。
2018年は前年王者がともに下剋上に成功!ファイナルはまたも同じ組み合わせに
2018年は前年度のNBAファイナル進出チームであるウェスタン・カンファレンスのゴールデンステート・ウォリアーズ(前年同王者)とイースタン・カンファレンスのクリーブランド・キャバリアーズ(前年準優勝)がともにレギュラーシーズン1位を逃し、3年ぶりにこの両チーム以外でのNBAファイナルの顔合わせになる期待が起こっていました。
しかし、ウェスタン首位のヒューストン・ロケッツは2位に終わっていたウォリアーズにカンファレンスファイナルで敗退。イースタン首位のトロント・ラプターズと2位のボストン・セルティックスはそれぞれカンファレンスセミファイナルとファイナルで4位のキャバリアーズに敗れて敗退。4年連続でNBAファイナルはウォリアーズとキャバリアーズで競われることとなっています。
そして2017年に続いて連覇を達成したのはウォリアーズ。ケビン・デュラントのレブロン・ジェームズ以来となる2年連続でのファイナルMVP獲得という活躍もあり、ウォリアーズが無傷の4連勝でキャバリアーズに完勝し、見事王者の座に輝きました。
優勝オッズはウォリアーズが他を圧倒!連覇へ絶大な支持が集まる
【NBAプレーオフ2019優勝オッズ】
※オッズは11日午後6時現在
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ブックメーカー「Sportsbet.io」が発表した2019年のNBAプレーオフ優勝筆頭に挙げられたのは、やはり王者ウォリアーズ。オッズは1.45倍と、圧倒的なものとなりました。
2番手はイースタン首位のミルウォーキー・バックスで8.50倍、3番手には同2位のトロント・ラプターズが10.5倍で続きました。
4番手はウェスタン3位のヒューストン・ロケッツで12.0倍、5番手はフィラデルフィア・セブンティシクサーズで15.0倍、6番手がボストン・セルティックスで17.5倍となっています。
“NBA史上最強”ウォリアーズはさらにその記録を伸ばし続けるか期待がかかる
NBAファイナル3連覇に向けてレギュラーシーズンを順調に首位で勝ち抜いたウォリアーズ。史上4チーム目となる快挙達成に今のところ大きな障害は見当たらない状態を維持しています。
3月25日には早々に6年連続となる50勝に到達。2014-15年から指揮を執るスティーブ・カーHCの勝率は昨季までの4シーズン(プレーオフも含む)で79.8パーセント、328勝83敗というNBA歴代最高となる圧倒的なもの。そして今シーズンもレギュラーシーズン首位と、まさに史上最高のチームと呼んでも過言ではないとさえ思わせられるチームといえるでしょう。
ステフィン・カリーにケビン・デュラント、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、デマーカス・カズンズ、アンドレ・イグダーラ、ショーン・リビングストンとオールスター級の選手がひしめき合う現代のドリームチームはどこまでその記録を伸ばし続けていくのでしょうか。
優勝率100%のジンクス!バックス、ウォリアーズの連覇を阻む存在となりたい
最強ウォリアーズに対する今シーズン最大の刺客はおそらくこのバックスでしょう。イースタン・カンファレンスのレギュラーシーズン1位を確定させているバックスは今シーズン2桁得点差で勝利した試合数が45試合を超えるというNBA史上8チーム目の快挙を達成しました。
過去にこの記録を達成した7チームはすべてNBAを制覇。この記録をもってしてもバックスを優勝候補の筆頭とするには足りませんが、ウォリアーズを破る可能性が一番高いチームはバックスとみて間違いないはずです。
悲願の優勝へリスクをとったラプターズに勝利の女神は微笑むのか
ラプターズは5年連続でプレーオフ進出を果たしていたもののNBAファイナルの進出を果たせず、レギュラーシーズンでチーム史上最高の結果を残して最優秀コーチ賞を受賞していたドウェイン・ケイシーHCを解任するという大きな賭けに出ました。
そして躍進への切り札として2014年にNBAファイナルMVPを獲得したカワイ・レナードをサンアントニオ・スパーズから獲得に成功。安定してチームのトップスコアラーとしての活躍を見せ、上位でのプレーオフ進出を達成しています。
2月にはマルク・ガソルとジェレミー・リンという実力者2人を補強し、さらに戦力の厚みを増したラプターズ。悲願の初優勝へ今年こそ手が届くでしょうか。