【NetBet】NCAAバスケットボール2014-2015シーズンが開幕!優勝候補筆頭はケンタッキー大、続いてアリゾナ大、ウィスコンシン大、デューク大

アーロン・ハリソン&アンドリュー・ハリソン

NCAAバスケットボールのシーズンがいよいよ開幕!全米大学バスケットボールNo.1をめぐる争いが現地時間の14日からスタートします。

NCAAバスケットボール ロゴ昨シーズンは、戦前の予想を大きく覆すかのように、コネティカット大がトーナメントを勝ち上がり、ファイナル(決勝)ではケンタッキー大を60-56で下し、2010-2011シーズン以来4度目の全米王者に返り咲きました。これには多くのバスケファンが驚いたのではないでしょうか?

では、今シーズンも何か波乱が起きるのでしょうか?それとも、いわゆる優勝候補と目されるチームが前評判通りの強さを見せて、ファイナル制覇まで駆け上がっていくのでしょうか?

NCAAバスケットボールを楽しむ上でぜひ参考にしていただきたいのが、ランキング表です。AP通信が発表している「AP Top25」、アメリカの大手新聞社USA Todayとアメリカ王手のスポーツ専門チャンネルESPNが発表している「USA Today/ESPN」、そして今シーズンのゲームスケジュールやそれに対する強さ(過去の対戦など)を基準に算出され、来年3月から行われるNCAAトーナメント出場68チームやシード校決定の指標となる「RPI Rankings」の3つがあるのでご紹介しましょう。

【NCAAバスケットボールランキング】
NCAAバスケットボールランキング
※「YAHOO! SPORTS」より抜粋

「AP Top25」はAP通信のバスケットボール担当記者ら65人による投票によるもので、「USA Today/ESPN」はコーチらの投票によって算出された数字となります。大学名の横に( )で数字が出ているのは、そのチームを「1位」とした投票の数を表しています。この2つの投票を見ることで、バスケットボールの専門家から見たそのチームの強さを把握することが可能です。

ケンタッキー大 ロゴ アリゾナ大 ロゴフロリダ大 ロゴ

一方の「RPI Rankings」は、上記2つのランキングとは異なり、そのチームの強さを数値化してはじき出されるので客観的な強さを示すものとしてとらえるのがいいと思います。1981年からの膨大なチームに関するデータと現在進行形で変化するチーム状況や成績を無感情に反映しますので、人が選ぶトップチームとは異なるチームが上位されることもあります。例えば、「AP Top25」と「USA Today/ESPN」のランキングでは1位がケンタッキー大、2位がアリゾナ大となっていますが、「RPI Rankings」では1位にフロリダ大の名前が挙がっています。フロリダ大の今シーズンのゲームスケジュールと対戦相手、そしてそれに対するフロリダ大の相性を見るとフロリダ大が最も優勝に近いと言うことですね。

3つのランキングはすべてシーズン前(10月)に発表されたものなので、シーズンが始まると毎週のように変化していきます。必ずと言っていいほど「過大評価」「過小評価」が出てきますので、シーズン前のランキングは必ずしも正確とは言いがたい面はありますが、参考にしていただけたらと思います。

ネットベットでは、今シーズンの全米大学の頂点に立つのはどの大学でしょうか?日本語対応のブックメーカー(スポーツブック)「NetBet」が優勝オッズを発表していますので見ていきたいと思います。

【NCAAバスケットボール2014-2015シーズン優勝オッズ】
NCAAバスケットボール2014-2015シーズン優勝オッズNCAAバスケットボール2014-2015シーズン優勝オッズ
※オッズは11日午後6時現在

優勝候補筆頭は、「AP Top25」も「USA Today/ESPN」の両ランキングもトップに推しているケンタッキー大です。65人の投票者のうち52人がトップとして投票しました。ケンタッキー大は昨年に続いてプレシーズンのランキングで1位となっています。

続いてアリゾナ大、デューク大、ウィスコンシン大と1ケタ台のオッズがついています。「RPI Rankings」でトップに立っているフロリダ大は7番手となっています。

デューク大 ロゴウィスコンシン大 ロゴ

SECのケンタッキー大は、2011-2012年シーズン以来9回目の全米No.1を狙っています。優勝回数はUCLAの11回に次ぐ2位という輝かしい歴史を持っています。昨シーズンファイナルで敗れて優勝逸した悔しさをもって、開幕戦では日本時間の15日にグランドキャニオン大と対戦します。

ケンタッキー大は昨シーズン活躍したFジュリアス・ランドルとGジェームス・ヤングがNBAへと去りましたが、アーロン・ハリソンとアンドリュー・ハリソンの“ツインガード”が今シーズンのケンタッキー大を優勝へと導くキーマンとなるでしょう。アンドリューは「自信を感じながらプレーできるようにとてもハードな練習をオフシーズンに行ってきた」と今シーズンにかける思いを語っていました。

ケレブ・ターズスキー

Pac-12のアリゾナ大は、昨シーズンは1996-97シーズン以来2度目となる全米制覇を大きく期待されながら、ベスト8でウィスコンシン大に敗れてそれはかないませんでした。今シーズンもタレントぞろいのアリゾナ大の評判は高いですね。中でもチームからの信頼が厚いセンターのケレブ・ターズスキーと、絶対的安定感のあるガードのT.J.マコーネルが今シーズンこそはと意気込んでいます。

サム・デッカーT.J.マコーネル

3番手にはBig-10のウィスコンシン大とAtlantic Coastのデューク大が挙げられています。「AP Top25」のNo.1投票数では2位のアリゾナ大を上回る8人からの投票を受けたウィスコンシン大は、昨シーズンはファイナル4で涙を飲みました。1940-41年シーズン以来70年以上遠ざかっている優勝を今シーズンこそはと虎視眈々と狙っています。昨シーズン平均12.4得点、6.1リバウンドを奪い、32.3%の3点シュート成功率を誇るサム・デッカーがチームを2度目の頂点へとけん引します。

過去4回の優勝を誇るデューク大はフレッシュマンの活躍がチームの成績を左右しそうです。昨シーズンの得点源であったジャバリ・パーカーと、NBAでドラフトされたロドニー・フッドがチームを去りました。しかし、ジャーリル・オカファーとタイアス・ジョーンズの全米高校トップのコンビをリクルートすることに成功し、彼らがその力を発揮できれば若いチームとは言え十分に全米No.1を狙えるでしょう。

ジャーリル・オカファー

昨シーズンのNCAAトーナメントの第1シードに挙げられたフロリダ大も2005-06、2006-07シーズンの連覇以来3回目の戴冠を受けるのにふさわしいチームであると言えるでしょう。フィニー・スミスのオフェンシブゲームにも注目したいところです。

NCAAバスケットボールは現地時間の14日(日本時間の15日)に開幕します。今シーズンも“マーチ・マッドネス”で全米はおろか世界中のバスケファンを魅了することでしょう。NCAAバスケットボールは毎試合ブックメーカーで勝敗オッズが発表されますので、こちらも要チェックです!

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【NCAAバスケットボールトーナメントファイナル2013-14ダイジェスト映像】