NBA2014-2015レギュラーシーズンが日本時間の16日で終了しました。イースタンカンファレンスは60勝22敗でアトランタホークスが首位に立ち、ウェスタンカンファレンスはゴールデンステイトウォリアーズが67勝15敗で2位に11ゲーム差をつける独走で終えました。
しかし、ここからまた新たな戦いが始まります。いよいよ今年のNBAチャンピオンを決定するNBA2014-2015プレイオフが日本時間の19日に開幕し、6月までの日程で戦いの火ぶたが切って落とされます。
【NBA2014-2015プレイオフトーナメント表】
さっそくですが、ブックメーカー(スポーツブック)の「188BET」から優勝オッズが発表されました。
【NBA2014-2015優勝オッズ】
※オッズは17日午後5時現在
レブロン・ジェイムズ率いるクリーブランドキャバリアーズが3.50倍で優勝最有力に挙げられています。僅差でウェスタンカンファレンス首位のゴールデンステイトウォリアーズの3.75倍、そしてサンアントニオスパーズが4.40倍であとを追う展開となっています。4番手にはイースタンカンファレンス首位のアトランタホークスが11.00倍と上位3チームとのオッズに開きがあります。どうやらキャバリアーズ、ウォリアーズ、そしてスパーズの3強の争いとなりそうです。
イースタンカンファレンス
【イースタンカンファレンス順位表】
※「NBA公式サイト」より抜粋
ホークスが2位のキャバリアーズに7ゲーム差をつけるよもやの圧勝を見せてカンファレンス首位でシーズンを終えました。その躍進を支えたのがポール・ミルサップでしょう。1試合平均16.7得点、7.8リバウンドとチームトップの成績を挙げてホークスを首位へと導きました。最終戦を含め3連敗中のホークスは、プレイオフ初戦で同カンファレンス8位のブルックリンネッツと対戦しますが、チームをどう立て直してくるかに注目です。
優勝最有力候補のキャバリアーズは、何と言ってもジェイムズでしょう。1試合平均25.3得点に加えて、7.4アシストと他のプレイヤーを生かすこともできるのがジェイムズの真骨頂です。チームの司令塔のカイリー・アービング、1試合平均9.7リバウンドのケビン・ラブらタレントがそろうキャバリアーズはやはりイースタンカンファレンスで頭一つリードしています。プレイオフ1回戦では同カンファレンス7位のボストン・セルティックスとの対戦を控えています。
キャバリアーズと3ゲーム差で3位のシカゴ・ブルズの復活にも期待です。1試合平均20得点をたたき出したジミー・バトラー、11.8リバウンドをたたき出したパウ・ガソルが健在です。デリック・ローズを加えたトライアングルで得点を量産できれば面白い存在となるでしょう。ブルズは初戦でミルウォーキー・バックスと対戦します。
「188BET」発表のイースタンカンファレンス優勝オッズでは、キャバリアーズに1.60倍、ホークスに4.25倍、ブルズに6.50倍のオッズが付けられています。
【イースタンカンファレンス優勝オッズ】
※オッズは17日午後5時現在
ウェスタンカンファレンス
【ウェスタンカンファレンス順位表】
※「NBA公式サイト」より抜粋
ウォリアーズがチーム過去最多の67勝を収めてレギュラーシーズンを終えました。2位に11ゲーム差をつける圧勝劇でした。イースタンカンファレンスにジェイムズありなら、ウェスタンカンファレンスにステファン・カリーあり。カリーはチーム最多となる1試合平均23.8得点、7.7アシストを決めてウォリアーズの快進撃の先頭を切りました。NBA全体でスティール数4位となる1試合平均2.04回という数字もカリーの今シーズンの活躍を示すのに忘れてはいけない数字でしょう。最後は4連勝でレギュラーシーズンを終えたウォリアーズは、同カンファレンス8位のニューオーリンズ・ペリカンズと対戦します。
ウォリアーズの独走に待ったをかけるのが6位のスパーズです。言わずも知れた昨シーズンのファイナル勝者です。6位となっていますが、実際は55勝27敗なので2位のヒューストンロケッツと1ゲーム差の3位相当と見るべきでしょう。アシストリーダーのトニー・パーカー(1試合平均4.9アシスト)、チーム最多の9.1リバウンドのティム・ダンカン、そして大舞台に強いベテランのマヌ・ジノビリら経験豊富でプレイオフの戦い方を知るプレイヤーたちがチームをけん引します。名将グレッグ・ポポビッチHCの采配にも注目です。
2位のヒューストンロケッツと3位のロサンゼルスクリッパーズがこの2強をどれだけ脅かすことが出来るか?クリッパーズは1試合平均21.9得点を挙げたブレイク・グリフィンや、10.2アシストをマークしたクリス・ポールらのオフェンス力が大きな魅力です。また、ロケッツにはもう一人の“ジェイムズ”のジェイムズ・ハーデンが1試合平均27.4得点、7.0アシストとレブロンを超える成績を残すなど、ハーデンが爆発すればどのチームにとってもロケッツは嫌な相手となるでしょう。
ブックメーカー「188BET」のウェスタンカンファレンス優勝オッズでは、ウォリアーズが2.50倍、僅差でスパーズの2.75倍、クリッパーズが10.00倍、ロケッツが11.00倍となっています。
【ウェスタンカンファレンス優勝オッズ】
※オッズは17日午後5時現在
昨年のNBAプレイオフファイナルでは、スパーズがマイアミ・ヒートを4勝1敗で破り、リベンジ優勝を果たしました。今シーズンはどんなドラマが待っているのでしょうか?これから長い一か月半の戦いがスタートです。
【NBA2013-2014ファイナル】