【bet365】AIG全英女子オープンゴルフ2019:世界ランク日本人最上位の畑岡奈紗と昨年4位タイの比嘉真美子に初優勝の期待!

初制覇を狙う畑岡奈紗

女子ゴルフ界最高の格式を誇る5つのグランドスラムの1つ、AIG全英女子オープンの開催が近づいてきました。2019年のAIG全英女子オープンは8月1日(木)にスタートし、8月4日(日)に決着の時を迎えます。

bet365約200ヶ国で利用される世界有数の規模と持ち、一番人気を誇るイギリスのブックメーカー「bet365」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

女子ゴルフ界のグランドスラムの1つ、全英女子オープン

ウォーバーンゴルフクラブ(2019年大会会場)

AIG全英女子オープンは1976年に創設されました。2001年にはメジャー大会に昇格し、女子ゴルフ界最高の大会の一つとなっています。

メジャー昇格前の1984年には、のちの1987年にアメリカ人以外で米ツアー賞金女王に輝いた日本の岡本綾子が大会制覇しました。

2019年の会場は1984年に岡本が優勝したのと同じ、ロンドン郊外に位置するウォーバーンゴルフクラブのマルケスコース。2019年大会からは冠スポンサーが昨年までのリコーからアメリカの世界最大級保険グループであるAIGに変更となったほか、エビアン選手権が7月に前倒しとなったことで今年から今大会が年間最後のメジャー大会となるなど、一つの大きな節目の大会となります。

2019年からは賞金総額を昨年の325万ドルから約40パーセント増の450万ドル(約4億9000万円)に変更すると主催のR&A(ゴルフの世界的総本山として知られるイギリスのゴルフ組織)が発表。グランドスラムで全米女子オープン(500万ドル)に次ぐ2番目の金額となりました。

2018年は地元出身ホールがメジャー初制覇!日本の比嘉も4位タイと善戦する

ジョージア・ホール(全英女子オープン2018優勝セレモニー)

2019年大会を制したのは地元イングランド出身の22歳、ジョージア・ホール。最終日を首位発進したタイのポルナノン・ファトラムと1打差の2位から5ストローク伸ばし、ファトラムとの激戦の末に見事メジャー初制覇を達成しました。

その後ホールは2017年、2018年と欧州女子ツアーの賞金女王に輝いたことに加え、この全英女子でのメジャー制覇とあって2019年6月には過去にポール・マッカートニーやリンゴ・スターらが受賞したことでも知られる大英帝国勲章(五等勲爵士、MBE)を受賞しています。

日本勢では比嘉真美子が初日から優勝争いに加わり、通算9アンダーの4位タイでフィニッシュしました。それまで海外では無名の存在でしたが、大いにその名を広めることに成功。6月には大相撲の勢関(伊勢ノ海部屋、七月場所時点で十両八枚目)との婚約を発表しており、それも国内外で大きな話題となりました。

日本人選手は畑岡、比嘉ら10人が出場予定

安田祐香

今回の全英女子オープンには日本からは10選手が出場予定となりました。世界ランキング6位の畑岡奈紗を筆頭に、同24位の鈴木愛、同42位の比嘉真美子、同44位の渋野日向子、同56位の上田桃子、同58位の勝みなみ、同132位の上原彩子、同134位の野村敏京、同143位の横峯さくら、そして大手前大学ゴルフ部所属のアマチュア18歳、安田祐香が出場します。

優勝オッズ

【AIG全英女子オープン2019優勝オッズ(上位)】
全英女子オープン2019優勝オッズ
※30日午前3時現在、同時刻更新
全英女子オープン2019最新オッズ情報

bet365 登録方法

ブックメーカー「bet365」が発表した全英女子オープン2019の優勝オッズによると、優勝最有力にはコ・ジンヨンで10.00倍のオッズがついています。2番手にはアリヤ・ジュタヌガーンで11.00倍、3番手にはキム・ヒョージュで13.00倍と続いています。

日本勢トップは畑岡奈紗で67.00倍となっており、続いて鈴木愛が176.00倍、安田祐香が226.00倍と続いています。昨年の同大会で4位タイにつけた比嘉真美子は251.00倍のオッズとなっています。

さらなる上昇が期待される畑岡、メジャー制覇に向けて一皮むけたいところ

畑岡奈紗

弱冠20歳にして世界ランキング6位と堂々たる成績を誇る畑岡奈紗ですが、エビアン選手権では通算5オーバーの83位で予選落ち。2日目には2つのダブルボギーを叩くなど、いいところなくフランスで行われたメジャー大会を後にしました。

今シーズン参加したメジャー大会はここまでANAインスピレーションで39位、全米女子オープンで89位、全米女子プロゴルフ選手権で14位、エビアン選手権で83位と今ひとつ。

来年に迫った東京オリンピックの2枠しかない出場権を巡っては年上の鈴木愛や比嘉真美子のみならず、同い年の渋野日向子のような新勢力も勃興しつつあり、日本勢最高の世界ランクを持つといえども決して油断はできません。

1977年に樋口久子が全米女子プロゴルフ選手権を制して以来となる日本勢メジャー制覇の夢においても先頭に立つ畑岡だけに、今回の全英女子オープンを不調からの脱却、そしてさらなる上昇への契機にすることができるでしょうか。

メジャー初制覇へ、好成績続く比嘉は快挙達成なるか

比嘉真美子

昨年の全英女子オープンでの4位タイに続き、今年5月末の全米女子オープンでは優勝した韓国のイ・ジョンウンとわずか3打差の5位タイと、2年連続でグランドスラム上位進出を果たした比嘉真美子。メジャー制覇へ、期待は日に日に高まっているといっていいでしょう。

7月のエビアン選手権では予選落ちとなってしまいましたが、その分早くフランスからイングランドに移動して準備ができると考えることもできます。

現在42位と、年下の畑岡(6位)や同い年の1つ下の鈴木愛(24位)に世界ランキングでは差を付けられていますが、この1年の成績は比嘉の方が上といっていいはず。樋口以来の42年ぶりの日本人メジャー制覇を達成するのは比嘉なのかもしれません。