3月12日に国立代々木競技競技場にて年間最大のビッグマッチ『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』が開催されます。1993年4月にK-1の第1回大会が開催されてから今年は生誕30周年記念イヤーであり、この『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』を皮切りに、記念イベントが予定されているとのことで格闘技ファンにとって楽しみな1年となりそうです。K-1の『K』とは、「空手」「キックボクシング」「カンフー」「拳法」などの立ち格闘技あるいは「格闘技」そのものを指しており、加えて「KING」の頭文字、1はナンバーワンを意味しており空手やキックボクシングなどの打撃系対技格闘技イベントのことを表します。試合の様子はABEMA格闘技チャンネル、CSチャンネル「GAORA SPORTS」にて放送されます。30周年イヤーの幕開けにふさわしい豪華格闘技イベントは見逃せません!
プレミナリーファイトを含め豪華24試合の対戦カードは以下の通りです。
・プレリミナリーファイト第1試合:-64.5kg契約/3分3R
竜義 対 上野空大
・プレリミナリーファイト第2試合:K-1フェザー級/3分3R
橋本雷汰 対 山本陸
・プレリミナリーファイト第3試合:K-1スーパー・バンダム級/3分3R
愛瑠斗 対 光佑
・第1試合:K-1ミドル級/3分3R延長1R
神保克哉 対 ヴィニシウス・ディオニツィオ
・第2試合:K-1ミドル級/3分3R延長1R
松倉信太郎 対 イゴール・シウバ
・第3試合:K-1スーパー・ライト級/3分3R延長1R
鈴木勇人 対 パコーン・P.K.センチャイムエタイジム
・第4試合:K-1スーパー・フェザー級/3分3R延長1R
大岩龍矢 対 小澤海斗
・第5試合:スーパー・ファイト K-1スーパー・フェザー級/3分3R延長1R
江川優生 対 アダム・ブアフフ
・第6試合:K-1バンダム級/3分3R延長1R
石井一成 対 ヨーシラー・チョー.ハーパヤック
・第7試合:K-1 WORLD GP女子アトム級タイトルマッチ/3分3R延長1R
パヤーフォン・アユタヤファイトジム 対 菅原美優
・第8試合:K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ/3分3R延長1R
KANA 対 フンダ・アルカイエス
・第9試合:K-1クルーザー級/3分3R延長1R
AKIRA Jr 対 星龍之介
・第10試合:K-1クルーザー級/3分3R延長1R
谷川聖哉 対 ステファン・ラテスク
・第11試合:K-1ウェルター級/3分3R延長1R
寧仁太・アリ 対 實方拓海
・第12試合:K-1フェザー級/3分3R延長1R
斗麗 対 安本晴翔
・第13試合:K-1スーパー・バンダム級/3分3R延長1R
玖村将史 対 鈴木真彦
・第14試合:K-1 WORLD GPスーパー・バンダム級タイトルマッチ/3分3R延長1R
金子晃大 対 コンペット・シットサラワットスア
・第15試合:K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R延長1R
軍司泰斗 対 ヴュー・ペッコウーソン
・第16試合:K-1スーパー・ヘビー級/3分3R延長1R
京太郎 対 石井慧
・第17試合:K-1スーパー・ウェルター級/3分3R延長1R
ジョーダン・ピケオー 対 アビラル・ヒマラヤン・チーター
・第18試合:スーパーファイト -69kg契約/3分3R延長1R
野杁正明 対 ジャバル・アスケロフ
・第19試合:K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R延長1R
和島大海 対 ジョムトーン・ストライカージム
・第20試合:K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R延長1R
朝久泰央 対 与座優貴
・第21試合:K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R延長1R
大和哲也 対 林健太
K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~の展望は「ベットチャンネル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
注目カードは30周年大会の締めを飾る日本人対決2戦!
昨年から徐々に海外勢の来日規制が緩和され、今大会にも強豪外国人選手が多数参戦を予定しています。日本のトップファイターが世界の強豪を迎え撃つ図式のカードが並ぶなか、ライト級タイトルマッチ[朝久 対 与座]、スーパーライト級タイトルマッチ[大和 対 林]の日本人対決によるタイトルマッチが今大会を締めることになったのは、この2試合にそれだけの意味があるからに他ならないでしょう。
朝久と与座のライト級タイトルマッチは昨年2月以来の因縁のリマッチとなります。下馬評では王者・朝久が圧倒的優位でしたが、与座が接戦に持ち込み延長で朝久を振り切って番狂わせを起こしました。この試合で足を負傷した朝久が治療のために長期欠場したのに対して、与座は8月に篠原悠人をKO、12月には元ムエタイ王者のエークピカート(現ペットサムイ)にも勝利し、1戦ごとにその評価を高めていきました。屈辱の敗戦以降、試合から遠ざかっていた王者・朝久の勝利予想は1.98倍、この1年で一気に評価を高めた挑戦者・与座の勝利予想は1.77倍と勢いのある与座がやや優勢の予想です。試合前から闘志剥き出しの両者の戦いは技術的にもトップレベルの攻防となるでしょう。果たしてどちらが勝利を掴むのでしょうか?
そして大和と林のスーパーライト級タイトルマッチでは大和1.71倍、林2.07倍の予想です。大和はK-1 WORLD MAXに出場経験のある数少ない選手であり、13年前に国立代々木競技場第一体育館で開催されたK-1 MAX -63kg日本トーナメントで左フックを炸裂させて3連続KOで優勝を果たしました。それから12年越しの昨年3月『K’FESTA.5』で同じ左フックでK-1世界王者の座を手にしました。
対する挑戦者・林はKrushで実績を積み重ねBigbang王座を獲得、2018年のK-1ライト級世界最強決定トーナメント優勝。その勢いで2019年の「K’FESTA.2」で当時の王者・卜部功也を破ってK-1ライト級王者まで上り詰めました。ですが、ライト級初防衛戦に敗れタイトルを手放してから2年以上もの間「元K-1王者」と呼ばれる苦渋を噛み締めてきました。それだけに階級を上げてのスーパーライト級王座奪還に向けて気合十分なようです。大和が13年掛けて掴んだベルトの防衛が成功なるか、林が2階級制覇の栄光を掴むのか。どちらの試合も両者の想いがぶつかる激闘となるでしょう。
【K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~ライト級タイトルマッチ予想オッズ】
※オッズは9日午後3時現在
【K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~スーパーライト級タイトルマッチ予想オッズ】
※オッズは9日午後3時現在
女子アトム級菅原美優のリベンジマッチ成功なるか?
「美人格闘家」としても人気の高い菅原美優は、昨年6月に開催された“K-1初の女子大会”「K-1 RING OF VENUS」の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメント決勝戦でパヤーフォンと対戦し、延長スプリット判定の接戦に敗れ、ベルトを逃しました。今回は約9ヶ月ぶりのリベンジマッチとなりますが、勝利予想は菅原1.93倍、パヤーフォン1.82倍とパヤーフォン優勢の予想です。昨年は4戦3勝1敗と勝ち越した菅原ですが、一番の勝負どころで結果を出せなかったことは深く心に残りました。その想いを糧に対戦したチャン・リーには初戦で判定勝ちし、再戦ではKO勝ち。そしてMIOとの対戦では初戦で敗れ、再戦で判定勝ちと、再戦に強いイメージがある事から今試合にも期待が高まります。パヤーフォン戦後、さらにボクシング技術をアップさせ、大きな成長を遂げている菅原念願のK1王座獲得なるでしょうか?
【K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~女子アトム級タイトルマッチ予想オッズ】
※オッズは9日午後3時現在