3月6日(日本時間)に米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナにて開催される総合格闘技イベント『UFC272』のウェルター級マッチにて、同級1位のコルビー・コビントンと、同級6位のホルヘ・マスヴィダルの対決が実現します。
メインカード含め、他の対戦カードは以下の通りです。
【メインカード】
ウェルター級
コルビー・コビントン 対 ホルヘ・マスヴィダル
キャッチ級
ハファエル・ドス・アンジョス 対 ヘナート・モイカノ
フェザー級
エドソン・バルボーザ 対 ブライス・ミッチェル
ウェルター級
ケビン・ホランド 対 アレックス・オリベイラ
ヘビー級
セルゲイ・スピバック 対 グレッグ・ハーディ
【プレリム1】
ライト級
ジェイリン・ターナー 対 ジェイミー・ムラーキー
女子ストロー級
マリナ・ロドリゲス 対 ヤン・シャオナン
ライトヘビー級
ニコラエ・ネグメレアヌ 対 ケネディ・エンジーチュクー
女子フライ級
マリナ・モロズ 対 マリヤ・アガポバ
【プレリム2】
フェザー級
ブライアン・ケレハー 対 ウマル・ヌルマゴメドフ
フライ級
ティム・エリオット対 タギル・ウランベコフ
女子フライ級
ジェシカ・アイ 対 マノン・フィオロ
ライト級
デボンテ・スミス 対 ルドビト・クライン
ライトヘビー級
ダスティン・ジャコビー 対 ミハル・オレクシェイチュク
UFC272のイベント展望は「ピナクル」をご覧いただきながら詳細のご紹介をさせていただきます。
UFC一番の犬猿の仲!リングの中で決着をつける!
コビントンは元ウェルター級暫定王者で、打撃・寝技の両方で強さを見せるオールラウンドファイターです。レスリング出身ですので寝技は勿論得意です。トラッシュ・トーカーとして有名で、これまで数々の物議を醸す発言やトラブルを起こしています。昨年11月に王者カマル・ウスマンに2度目のタイトル挑戦をしたが、判定で敗れ王座奪還とはなりませんでした。今回も対戦相手のマスビダルとは元ルームメイトにも関わらず犬猿の仲です。リング外で物の言い合いをしていたわけですが、今回の対戦で全てがわかるというわけです。オッズはコビントンのビッグマウスだけではなくコビントンの優勢で1.300倍となっています。
対するマスヴィダルはストリートファイトをバックボーンに持つ、日本の『戦極』にも出場した経験を持つベテランであり、09年には戦極ライト級ワンマッチで北岡悟にTKO勝利しています。13年からはUFCに参戦し、昨年7月には飛び膝蹴りでUFC史上最速KOの“5秒”を記録し、場内を沸かせました。昨年4月に、コビントンと同じく王者ウスマンに2度目のタイトル挑戦をしましたが、2R KO負けを喫しました。マスヴィダルのオッズは3.660倍でコビントンに大きく差をつけられて劣勢状態です。そこを跳ね除けての勝利になるでしょうか。
ラファエル・フィジエフの欠場
ハファエル・ドス・アンジョスとのライト級マッチに挑む予定だったラファエル・フィジエフが新型コロナウイルス感染症のプロトコルにより欠場が決定しました。客員動員数はフルでの開催が実現していますが、まだまだパンデミックの影響で開催や出場をも左右される1年であることは間違いないでしょう。フィジエフに代わり、UFCライト級ファイターのヘナート・モイカノが出場となりましたがその突然をもろともせず勝ってもらいたいという期待が寄せられています。ヘナート・モイカノは2.600倍でハファエル・ドス・アンジョス1.534倍とわずかながら劣勢ではありますが接戦が予想されます。また、負傷のためジェシカ・アイがマノン・フィオロとの女子フライ級マッチから除外され、この一戦は中止することになりました。