松山英樹も参戦予定の3月10日にザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップが開催されます。2018年大会から3月開催となり、コースは1982年から変わらずフロリダ州TPCソーグラスで行われていて、今年も同じくフロリダ州TPCソーグラスです。注目は17番パー3の周囲が池に囲まれたアイランドグリーン。過去には1日で50個ものボールが池へと吸い込まれたこともある名物ホールです。
「第5のメジャー」とも称されるPGAツアーのフラッグシップトーナメントですが、今年から賞金総額2000万ドル(約22億8000万円)となりツアー最高額の大会となります。昨年の10月にはこの賞金増額の情報がリリースされていて同大会は賞金総額は1,500万ドル(約17億円)から2,000万ドル(約23億円)に大幅アップ。ストロークプレーの大会としては過去最高額で、メジャーも上回る金額で圧巻です。
そんな今回の「ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ」の大会展望は「ウィリアムヒル」の優勝オッズとご一緒にご覧いただきましょう。
前回王者ジャスティン・トーマス連覇なるか?
昨年は最終日首位から3打差の3位から出たジャスティン・トーマスが1イーグル4バーディ、2ボギーの「68」をマークし、通算14アンダーとして今季初勝利を“第5のメジャー”で飾りました。ジャスティン・トーマスは米国14勝(海外メジャー1勝)メジャーの大会ではぶっちぎりに制覇しているわけではありませんが勝利を期待される逸材でもあります。オッズは3番目に支持があり15.00倍です。1番にはジョン・ラームで12.00倍でありますが直近の大会のアーノルド・パーマー招待の第1日に10インチ(約25センチ)のパーパットを外しそこからの巻き返しならずで優勝を逃したことは悔やまれる。目を疑うようなシーンではありましたが今回の悔しさを挽回することができるでしょうか。
注目の松山英樹は現在海外ランキングでは11位で今シーズンでは10位内に入ることを期待したいところです。しかし米PGAツアーが昨季から導入した「プレイヤー・インパクト・プログラム」(PIP)の結果が発表され、タイガー・ウッズが1位に輝き、ボーナス800万ドル(約9億2500万円)が贈られ日本の松山英樹は残念ながらその名前はありませんでした。メディアでは松山を予想していただけに残念というよりPIPに対して批判的な意見が沢山ありました。それだけ松山は期待されているので今後の動向も面白くなっていくと思われます。オッズでは29.00倍でトップ選手に紛れ込むことはまだまだではありますが、昨年のマスターズのように輝かしいところを見せて欲しいです。
【ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ優勝オッズ】
※オッズは7日午後12時現在
スコッティ・シェフラー、我慢の2勝目!3勝目目指す
スコッティ・シェフラーは名門テキサス大学でエースとして活躍。2017年の「全米オープン」ではローアマに輝いています。18年にプロ転向すると、翌19年には米下部ツアーで2勝をマークし賞金ランキングトップで19-20シーズンの出場権をつかみました。現在でも賞金ランキングはトップです。昇格1大会目の「ミリタリー トリビュート at ザ・グリーンブライヤー」では7位タイ、その後も度々優勝争いに絡むなど着実に結果を残していますし、ドライバーの飛距離はツアーでも屈指のレベルです。そんなルックスでもベテラン臭が出ているスコッティ・シェフラーは現在25歳とまだまだ伸び代しかないところも驚くしかありません。
直近のアーノルド・パーマーインビテーショナル presented by マスターカードは6日、米フロリダ州のベイヒルクラブ&ロッジで最終ラウンドが行われ、先月のWMフェニックス・オープンに続く今季2勝目を挙げました。今回の大会で3勝目に期待されます。オッズでは26.00倍でギリギリ上位で支持されています。この勢いに乗り、第5のメジャーで自身初の連続優勝を狙います。