16日にRIZINトリガー3大会が東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されます。見どころはやはりメインの3年ぶりである矢地祐介と対するはルイス・グスタボとの一戦でしょう。リベンジ戦である矢地祐介の進化を見せる時がきた。また、第8試合の金太郎と倉本一真の一線は試合直前に金太郎のぎっくり腰により試合中止となりました。一歩も動けないほどの酷さのようで残念ながらの欠場となりました。
対戦カードは以下の通りです。
・第1試合 キックボクシングルール 63.5kg契約ワンマッチ 3分3R
大谷翔司 vs. 力也
・第2試合 MMAルール 72.0kg契約ワンマッチ 5分3R
グラント・ボグダノフ vs. 泉武志
・第3試合 MMAルール 71.0kg契約ワンマッチ 5分3R
雑賀“ヤン坊”達也 vs. 江藤公洋
・第4試合 MMAルール 61.0kg契約ワンマッチ 5分3R
渡部修斗 vs. 須藤拓真
・第5試合 MMAルール 57.0kg契約ワンマッチ 5分3R
征矢貴 vs. 中務修良
・第6試合 MMAルール 66.0kg契約ワンマッチ 5分3R
金原正徳 vs. 摩嶋一整
・第7試合 MMAルール 無差別級ワンマッチ 5分3R
関根“シュレック”秀樹 vs. 貴賢神
・第8試合 MMAルール 71.0kg契約ワンマッチ 5分3R
ルイス・グスタボ vs. 矢地祐介
イベント展望は「BET CHANNEL」をご覧いただきながら詳細のご紹介をさせていただきます。
矢地祐介、リベンジ戦は勝利しかない!
先述にもある通り、矢地祐介とルイス・グスタボは3年半前に対戦し、敗北したルイス・グスタボとのリベンジマッチとなります。
矢地自身は再戦を熱望していましたが、コロナ情勢も重なりなかなか叶わず、今回念願の一戦となります。今回も前回と同様にメインイベントとして行われますが矢地本人はその点においては全くプレッシャーに感じておらず、むしろ「「精算するにはうってつけの舞台」と頼もしい言いっぷり。矢地はグスタボに敗北してから連敗が続きこの一戦で負けループから脱出したいところでしょう。今回も求める結果は勝利しかありませんがオッズでは矢地勝利に完全勝利は5.84倍、判定勝ちには3.27倍と目標の高さを想像されます。
対するグスタボはKillerと呼び名があるほどのアグレッシブな突進力に加え、グラウンドでも繊細な技術を兼ね備るファイターです。RIZIN初出場となったRIZIN.12で、中量級の日本人エース矢地祐介と対戦、荒削りながら懐の深い打撃で終始圧力をかけ、2Rにカウンターの右フックでKO勝利し衝撃の日本デビューを飾りました。その後朝倉未来、上迫博仁、パトリッキー・フレイレと対戦し現在RIZINでは2勝2敗。グスタボ自身も負けが上回るわけにはいかない譲れない戦いとなるでしょう。グスタボ完全勝利には2.16倍、判定勝ちには4.18倍と圧倒的にグスタボの勝利の可能性が高いと言えるでしょう。両者勝つしかない一戦です。
【RIZIN TRIGGER 3rd:ルイス・グスタボ vs. 矢地祐介対戦オッズ】
※オッズは15日午前10時現在
関根シュレック、貴賢神にジャーマンを見せつけるか?
もう一つのメインカードと言っても過言ではない、デビューする大相撲の元十両・貴賢神(たかけんしん)と対戦する関根“シュレック”秀樹との一戦です。元静岡県警のベテランファイターの関根“シュレック”秀樹と荒くれ者の貴賢神を打ち破ることができるのか注目されています。元静岡県警時代では刑事部捜査第四課(通称・マル暴)にも所属した関根という斬新なキャリアを持っていますが、潜入捜査がきっかけで、外国人組織犯罪捜査担当のコミュニティを知るために日系選手が多いボンサイ柔術へ入門しそこが格闘技人生の分岐点でした。
貴賢神は昨夏、大麻の使用が発覚し日本相撲協会を解雇という異端児との一戦が妙にマッチし気になるところだらけであります。関根の完全勝利に2.37倍、貴賢神の完全勝利に2.17倍とやや貴賢神が優勢となっていますがこの一戦にも注目したいです。
【RIZIN TRIGGER 3rd:関根“シュレック”秀樹 vs. 貴賢神対戦オッズ】
※オッズは15日午前10時現在