第68回大阪杯:3年連続でG1未勝利馬優勝の春の中距離王者決定戦を制するのは?

大阪杯2024

3月31日、阪神競馬場にて『大阪杯(G1、芝・2000㍍)』が開催されます。今年の大阪杯には、キラーアビリティ、ジオグリフ、スタニングローズ、ソールオリエンス、タスティエーラのG1馬5頭を含む20頭が出走を予定しています。2017年のG1昇格以降、大阪杯でのG1馬の優勝は2017年のキタサンブラック、19年のアルアイン、20年ラッキーライラックの3回で、18年スワーヴリチャード、21年のレイパパレ、22年ポタジェ、23年ジャックドールはこのレースでG1初勝利を飾りました。今年はどのような結果となるのか、混戦極める春の中距離王者決定戦を制するのはどの馬でしょうか?

出走予定の馬は以下の通りです。

タスティエーラ(牡4・美浦・堀宣行厩舎)
ローシャムパーク(牡5・美浦・田中博厩舎)
ロードデルレイ(牡4・栗東・中内田厩舎)
プラダリア(牡5・栗東・池添学厩舎)
ベラジオオペラ(牡4・栗東・上村洋厩舎)
ソールオリエンス(牡4・美浦・手塚貴厩舎)
ミッキーゴージャス(牝4・栗東・安田翔厩舎)
エピファニー(牡5・美浦・宮田敬厩舎)
ハーパー(牝4・栗東・友道康厩舎)
キラーアビリティ(牡5・栗東・斉藤崇厩舎)
ステラヴェローチェ(牡6・栗東・須貝尚厩舎)
リカンカブール(牡5・栗東・田中克厩舎)
ルージュエヴァイユ(牝5・美浦・黒岩陽厩舎)
ジオグリフ(牡5・美浦・木村哲厩舎)
モリアーナ(牝4・美浦・武藤善厩舎)
スタニングローズ(牝5・栗東・高野友厩舎)
ハヤヤッコ(牡8・美浦・国枝栄厩舎)
バビット(牡7・栗東・浜田多厩舎)
カテドラル(牡8・栗東・池添学厩舎)
ファルコンビーク(牡7・美浦・本間忍厩舎)

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G1昇格以降初の関東馬勝利となるか?

タスティエーラ

G1に昇格した2017年以降の大阪杯では、関西馬が7年連続で勝利を挙げており、関東馬の最高成績は昨年のスターズオンアースの2着となっています。今年の大阪杯には関東馬が9頭、関西馬が11頭登録しており、関東馬はジオグリフ、ソールオリエンス、タスティエーラのクラシック競走勝ち馬3頭を筆頭に、10勝2勝を挙げているハヤヤッコ、ローシャムパークなどが出走を予定しています。G1昇格後初の関東馬勝利を掴むことができるか注目が集まります。中でも、有馬記念6着のタスティエーラは、今レースが4歳初戦となります。前走では、直線で馬群を突こうとしたところで挟まれる不利もありましたが、古馬相手に歯が立ちませんでした。今年はここまで4歳牡馬勢が結果を残せていないだけに、ダービー馬としての実力を見せたいところです。昨年の日本ダービー馬が古馬らを撃破し、再び頂点に君臨することができるでしょうか?

重賞2勝で京都記念2着から挑むベラジオオペラは、G1初制覇を狙います。阪神競馬場の芝2000㍍は、2走前のチャレンジCで勝っているだけに期待が高まります。そして、ローシャムパークも国内G1初挑戦での優勝を虎視眈々と狙います。通算11戦6勝という成績ですが、国内で出走した競馬場は東京、中山、新潟、函館の4場で、今回は12戦目にして初めて西日本の競馬場への出走となります。昨年の函館記念、オールカマーで重賞2連勝を果たし、前走の香港C8着以来の出走となりますが、初の阪神競馬場でどのような走りを見せるのか注目です。

実績馬が再び要点に君臨するのか、未勝利馬がG1初制覇を飾るのか?

ソールオリエンス

京都記念を制して3つ目の重賞タイトルを手にしたプラダリアは、勢いそのままに大阪杯に挑みます。クラシック時代はそこまで目立った戦績を残していませんが、古馬になってからは徐々に調子を上げてきています。前走の京都記念では58キロのトップハンデを背負いながら有力馬のベラジオオペラをネねじ伏せており、初のG1タイトル奪取となるか注目です。

そしてソールオリエンスは、皐月賞以来のG1制覇を狙います。皐月賞を制した後は連敗が続いており、今年初戦の中山記念では4着に敗れています。2017年に大阪杯を制したキタサンブラックの産駒で、同レースの父子制覇がかかりますが、約1年ぶりの勝利を挙げることができるか注目です。ソールオリエンスには3戦ぶりに横山武史騎手が騎乗する予定となっています。

大阪杯優勝予想オッズ

今レースでは、昨年の牡馬クラシック戦線でしのぎを削ったタスティエーラと皐月賞馬ソールオリエンスとの5度目の直接対決にも注目が集まります。過去4戦はタスティエーラが3勝1敗と優勢でした。今回の大阪杯優勝予想オッズを見ても、タスティエーラが5.00倍と最有力候補に上がります。対するソールオリエンスは7.50倍の予想です。同世代の対決はどちらに軍配が上がるのか。そして、チャレンジCや京都記念で古馬相手に善戦しているベラジオオペラは6.00倍、同じくローシャムパークも6.00倍の予想です。大混戦模様の中距離王決定戦で今年も未勝利馬から“ニュースター誕生”となるのでしょうか?

【大阪杯2024:優勝予想オッズ】
大阪杯2024:優勝予想オッズ
※オッズは29日午後1時現在

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