ブラジルW杯に向けて今年最初の代表戦、日本―ニュージーランド(NZ)―。
現行として最後の国立競技場での一戦となる「キリンチャレンジカップ2014」が5日午後7時40分から行われます。先日、今回の一戦での日本代表メンバーが発表され、国内外所属の23選手が発表されました。日本代表23選手は以下の通りです。
【日本代表メンバー(3月5日NZ戦)】※スポーツナビより抜粋
今月1日に開幕したJリーグ「国内組」から12名、「海外組」が11名と半々のメンバー構成となりました。ベースとしては昨年末のメンバーとなっていますが、先日右ひざの再手術を行ったMF長谷部誠とシャルケ04のDF内田篤人がメンバーから外れ、それに代わるようにDF駒野友一(ジュビロ磐田)とFW齋藤学(横浜FM)の国内組コンビが復帰を果たしました。
約4か月ぶりの代表戦を戦うザッケローニ監督はメンバー発表の記者会見で「準備期間が短いが、代表でのやり方を復習してもらい、3年間積み上げてきたものを再確認する時間」と位置付けてNZ戦を迎えます。
というのも、今回のNZ戦が今年6月に行われるブラジルW杯の30名のメンバー予備登録期間(5月13日まで)までの行われる代表戦の最後の試合となるからです。最終メンバー23名の登録(6月2日)に選ばれるためにも、選手たちにとってはまずは予備登録に入らなければという思いが強く、結果を強く求めての一戦になることでしょう。
今回初の「海外組」としてメンバー召集されたFW大迫勇也(1860ミュンヘン)は「内容、結果にこだわってやりたい。得点を取るために頑張りたい」とコメント。リーグ戦6試合連続不出場、先日のCL決勝T1回戦でようやく途中出場を果たすも、オリンピアコスに完封負けを喫したFW香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)は「(代表の)試合に出て、チームとしても個人としてもいい結果を残してマンチェスターに戻りたい」と語っていました。
代表復帰組となる“ハマのメッシ”こと斎藤は、Jリーグ開幕戦の大宮アルディージャ戦で得意のドリブル突破でチームの勝利に貢献し、代表戦に向けて血気盛んです。同じく駒野も内田が抜けた右サイドバックに入り込もうと必死でしょう。
では、今回のニュージーランド戦の勝敗はどうなるでしょうか?日本語対応のブックメーカー「10Bet」が日本対ニュージーランドをはじめ各国の国際親善試合のオッズを発表していますのでご紹介します。
【国際親善試合(3月5日)の勝敗オッズ】
※オッズは3日午後7時現在
オッズでは日本が圧倒的にニュージーランドよりも有利ですね。しかし、過去の対戦成績(国際Aマッチ)に限って言えば、日本は1983年のオリンピック予選で2度とも敗れ、2003年のコンフェデ杯では3-0で勝利しましたが1勝2敗と負け越している事実があります。フィジカルの強さを全面に押し出してくるNZにどのような戦いを見せてくれるのか大変注目です。
今回はもう一つのオッズをご紹介しておきます。それは試合の正確なスコアを予想するものです。下記にブックメーカー「10Bet」が発表した今回の「日本―NZ」のスコアオッズ表をご覧ください。
上位3つのスコアオッズを見てみると、2-0、3-0、1-0といずれも日本が勝利すると予想しています。いずれも日本がNZに零封勝ちということですね。「どうも日本が勝利しそうだ。けど、何対何で勝つのだろうか?」―。ぜひ、あなたもサッカー解説者になった気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
何はともあれ、日本にとってブラジルW杯に向けた重要な一戦となります。今の国立競技場を目に焼き付けながら、久しぶりの代表戦に熱狂しましょう!