【ウィリアムヒル】いよいよ凱旋門賞!オルフェーヴル&キズナで日本勢初制覇に挑む

オルフェーヴル キズナ

日本の夢を乗せて、オルフェーヴルとキズナが凱旋門賞に挑む!

凱旋門賞 ロゴいよいよ第92回凱旋門賞がフランスのロンシャン競馬場で6日午後11時25分(日本時間)に発走します。日本調教馬は1969年(第48回)に野平祐二騎乗のスピードシンボリが初挑戦して以来、2012年まで13頭が世界制覇へとチャレンジしましたが、これまでどの馬も世界の壁に跳ね返されてきました。

最も世界一に近づいたのが、1999年(第78回)の蛯名正義騎乗のエルコンドルパサー、2010年(第89回)の同じく蛯名騎乗のナカヤマフェスタ、そして昨年(第91回)のクリストフ・スミヨン騎乗のオルフェーヴルの3頭で、いずれも2着でした。

特に、昨年のオルフェーヴルは「やった!ついに日本馬が勝った!!」と雄たけびを挙げた競馬ファンも多かったのではないでしょうか?しかしです。残り50㍍を切ったところで、凱旋門賞で3勝していたオリビエ・ペリエ騎乗の4歳牝馬、ソレミアに最後の最後で差されてしまい、日本競馬界の夢ははかなくも消えてしまいました。

ソレミア

昨年の凱旋門賞のレースを振り返りましょう。下記画像をクリックすればレース映像がご覧いただけます。これが世界レベルの競馬なんでしょうか。


クリストフ・スミヨン何度見ても悔しいですね。一番悔しいのはオルフェーヴル自身かもしれません。今回も騎乗するスミヨン、調教師の池江泰寿氏と「臥薪嘗胆」の思いをもって凱旋門制覇再挑戦に挑んでいることでしょう。

オルフェーヴルは順調に仕上がっているようです。9月15日にロンシャン競馬場で行われたフォワ賞(G2、2400㍍・芝)では、2着に3馬身の差をつける圧巻のレースで、世界中の競馬関係者、ファンにその強さを見せ付けました。

フォワ賞のレースは、下記画像をクリックするとご覧いただけます。オルフェーヴル快勝です!


凱旋門賞に向けて最後の調整を行っているオルフェーヴルの状態について、池江調教師はJRAを通じて「最終追い切りは折り合いも付いて抜け出せ、グイグイ伸びてきた。あとはレースまでに最高の状態に仕上げるだけ。凱旋門賞はこれまで日本の競馬に携わってきた人の悲願。日本代表の1頭としてこの悲願を達成したい」と初制覇に向けての抱負と自信を語っていました。

今年の日本ダービーを制して海外レース初挑戦に挑んだキズナは、9月15日にロンシャン競馬場で行われたニエル賞(G2、2400㍍・芝)で初優勝しました。状態はそれほど良くない中で、凱旋門賞に出走するルーラーオブザワールドに短頭差で競り勝てたのは大きな自信と同時に、世界でも高く評価されるきっかけになったレースだったと思います。

下記画像をクリックするとニエル賞のレースがご覧いただけます。最後の直線での2頭のデッドヒートを凱旋門賞ではオルフェーヴルと演じて欲しいと願っているのは私だけでしょうか?


ニエル賞後のインタビューで、キズナの調教師である佐々木晶三氏は「まだまだ上積みがある。本番(凱旋門賞)では負担重量が(ニエル賞より)2㌔軽くなる。さらに高いパフォーマンスを見せたい」とまだまだ調整段階でのレースだったことを強調していました。10月には入ってからのキズナの調子については「前走(ニエル賞)よりもはるかにいい仕上がりで、日本ダービーよりも良い動きをしている」と3日後に迫った本番に向けて順調な仕上がり具合であることを語っていました。

ディープインパクト & 武豊

2006年の凱旋門賞でディープインパクトに騎乗し、今回はその子どもであるキズナに騎乗する武豊騎手は「過去5回は悔しい思いをした。今回は大チャンス。悔いのないようにベストを尽くし、勝つレースをしたい」と雪辱を誓っていました。

それでは、最新の日本語対応の英ブックメーカーである「William Hill(ウィリアムヒル)の優勝オッズを見てみたいと思います。

2013 凱旋門賞 優勝オッズ

※オッズは3日午後4時現在。枠順発表後のオッズが発表になったら更新予定です。

オルフェーヴルが2.75倍で世界最強の馬たちのトップに立っています。キズナは4番人気の7.5倍のオッズが予想されています。日本馬のワンツーフィニッシュも十分に期待できます。日本馬が世界で高評価を得ることはとてもうれしいことです。

では、ライバルとなる馬は?対抗馬としては、昨年のジョッキークラブ大賞でG1初制覇を果たし、キングジョージⅣ&QESも制したドイツ馬のノヴェリストが5.5倍のオッズ予想が付いています。「近年屈指の傑作」と評され、ハイペースでもスローペースでも自在に操ることができるオールラウンダー馬は脅威ですね。

ノヴェリスト

また、フランスの3歳牝馬のトレヴにも5.5倍の高い評価が付いています。フランスのオークスを制したトレヴは、抜け出しからの鋭い末脚が武器で、負荷重量も54.4キロと最軽量であることもレースに有利に働くでしょう。

13.0倍のオッズが付いている地元フランスのアンテロには、凱旋門賞最多勝利(7勝)の調教師であるアンドレ・ファーブル氏と、最多勝利(4勝)のペリエ騎手がタッグを組みます。フランスダービー馬として参戦するアンテロには地元の期待が一層高まることでしょう。

世界のツワモノたちが集う凱旋門賞を勝つのは至難の技です。しかし、今年はやってくれるのではないかと思います。オルフェーヴル&キズナの最強日本馬タッグが競馬界の歴史を塗り替える瞬間を見守ろうではありませんか!!