【ピナクルスポーツ】プロ野球が28日開幕!昨年の覇者・楽天は西武と、セ・リーグ王者の巨人は阪神と対戦

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日本に球春を告げる選抜高校野球が甲子園で開幕しました。みなさんがもう一つ心待ちにしているもう一つの球春がようやく到来です!

NPB ロゴプロ野球の2014年ペナントレースが28日にセ・パ合わせて6試合が同時に開幕します。昨シーズンは、楽天が日本シリーズで巨人を破って2005年のチーム創設以来初の日本一に輝きました。9回にニューヨークヤンキースに移籍した田中将大が登板するなど、驚きと感動に満ち溢れたフィナーレでした。

【2013年日本シリーズ:9回、田中将大】


さあ、2014年シーズンはどんなドラマが待っているのでしょうか?

今年2月にキャンプインした各球団は、今年こそはと厳しい練習をこなして、十数試合のオープン戦を経て28日の開幕戦に備えています。では、ここでオープン戦の成績を見ながら、今シーズンのペナントレースの展望を考えてみたいと思います。

【2014年オープン戦順位表】
2014年オープン戦順位表
※「スポニチ(電子版)」より抜粋

まずは、オープン戦で新記録となる13連勝と破竹の勢いを見せて、15勝2敗2分の成績でオープン戦首位のソフトバンクに注目です。

ソフトバンクはシーズンオフに大型補強を敢行し、ウルフ、スタンリッジの先発の柱と、守護神としての活躍が期待されるサファテの外国人3投手を獲得しました。また、オリックスから主砲・李大浩を獲得するなど、戦力が大幅に高くなりました。

ウルフ・スタンリッジ・サファテ 入団会見写真長谷川 勇也

オープン戦ではチーム打率が驚異の.302、15本塁打で12球団唯一3桁の108得点を奪いました。4番に座るであろう李の前後を、昨シーズンチーム最多の92打点を叩き出した内川聖一と、首位打者を獲得した長谷川勇也が固め、20本塁打の松田宣浩と今季の飛躍が期待される今宮健太も調子がよさそうです。

投手力を見ても、オープン戦ではチーム防御率トップとなる2.00をマークし、昨シーズンチーム最多の15勝を上げたエース・攝津正を筆頭に両外国人も勝ち数を計算できます。中継ぎには森福允彦、五十嵐亮太に加えて岡島秀樹も日本球界復帰を果たして、抑えのサファテまできっちりとつないでくれることでしょう。

ソフトバンクがパ・リーグの優勝候補筆頭と言えるでしょう。そのソフトバンクを追うのが、オープン戦12勝3敗2分でソフトバンクに次ぐ2位となった連覇を狙う楽天でしょう。

攝津 正松井 裕樹

24連勝を果たしたエース・田中が抜けたのは痛いですが、開幕投手候補にも名前が上がるルーキーの松井裕樹と、昨年15勝を挙げて新人王に輝いた則本昂大の活躍次第でカバーできるのではないかと思います。また、抑えにはファルケンボーグを獲得するなど総力戦を戦う補強が着実になされている印象があります。

則本 昂大菊池 雄星

続いて、西武、ロッテあたりがクライマックスシリーズ進出争いを演じるような気がします。西武は、岸孝之&野上亮磨の11勝コンビの活躍に、5年目の飛躍に期待される左腕・菊池雄星とサブマリン・牧田和久が2桁以上の勝ち星を挙げることができれば優勝争いに絡んでくるでしょう。ロッテは、西武からFA加入した涌井秀章とルーキーながら4番に座るであろう井上晴哉の投打の軸の働き次第で順位も変わってくるのではないでしょうか。

井上 晴哉

昨シーズン15勝を挙げたエース・金子千尋が率いるオリックス、本塁打王のアブレイユと3割28本塁打を放った中田翔の3・4番コンビが脅威の日本ハムからも目が離せません。

金子 千尋中田 翔

では、セ・リーグの優勝候補はどこでしょうか?昨シーズン40年ぶりの日本シリーズ連覇の夢を打ち砕かれた巨人が同じく頭一つ抜けている感じがします。あるスポーツ紙が掲載していた野球評論家のセ・リーグ順位予想でも、40人中36人が「巨人が優勝」と予想するほどです。

原辰徳監督が先日のファンミーティングの場でいきなり開幕投手を発表しました。開幕前はなるべくチームの情報は隠したがるのが常ですが、「菅野智之です」と自分の甥の名前を堂々と発表しちゃいました。

巨人はオープン戦では11勝5敗1分で3位、セ・リーグではトップでした。ソフトバンク同様、こちらも投打ともに他球団よりも充実している印象があります。

大竹 寛菅野 智之

投手陣は、開幕投手の菅野と内海哲也は昨シーズンともに13勝6敗で、左右の柱がしっかりとしています。さらにベテランの杉内俊哉は10勝は期待でき、広島からFAで入団した大竹寛も4本目の柱としてローテーションを守ることができるでしょう。中継ぎには、左の山口鉄也、右のマシソンが控え、抑えには昨シーズン42セーブを挙げた西村健太朗がドーンと待ち構えています。

オープン戦で.284のチーム打率を残した打線も強力です。西武からFA加入の片岡治大が巨人の唯一の弱点であったセカンドを守り、中軸には長野久義、村田修一、阿部慎之介の3割30本は打てるトリオがいます。トップの坂本勇人とロペスが当たってくれば切れ目のない打線となるでしょう。

長野 久義

セ・リーグは、あるスポーツ番組で野村克也氏がおっしゃっていたように「だんご状態」という見方が様々な野球評論家の意見を総合しても強いようです。

前田 健太大瀬良 大地

オープン戦では6位につけた広島が優勝すると予想した評論家も少数ですがいました。絶対的エースで昨シーズン防御率1位となる2.10で15勝を挙げた前田健太、12勝の野村祐輔、今年のドラフト1位、2位の大瀬良大地と九里亜蓮の若い投手陣に期待が持てますね。打力が少々弱いかなという感じもしますが、そこは昨シーズンの盗塁王・丸佳浩を筆頭に機動力でカバーしていけば面白い展開になると思います。

藤浪 晋太郎

オープン戦では大不振を極め、3勝10敗3分の11位に沈んだ阪神は、開幕投手を務める
左腕の能見篤史、チーム最多の12勝を挙げたメッセンジャー、ルーキーながら11勝の藤浪晋太郎に続く4番手以降が苦しいところです。打線は主軸のマートン、鳥谷敬、そして3番に入ることが予想される西岡剛が不振にあえぐ阪神打線を牽引できるかに順位も関わってきそうです。

三浦 大輔小川 泰弘

DeNAは昨シーズン打率と打点の2冠を獲得したブランコと、今季メジャーリーグから日本球界に復帰した尚成、23年目の「ハマの番長」こと三浦大輔らベテラン陣が若いチームを引っ張ります。選手兼監督となった谷繁元信が指揮する中日、昨シーズン16勝を挙げて新人王に輝いた小川泰弘が投手の柱となるヤクルトなどクライマックスシリーズ進出争いを演じることでしょう。

谷繁 元信

さあ、いよいよプロ野球が始まります。28日の開幕戦のカードは下記のとおりです。
開幕戦のカード
※「スポーツナビ」より抜粋

ピナクルスポーツ最後の最後になりましたが、日本語対応のブックメーカー「Pinnacle Sports(ピナクルスポーツ)」が開幕戦の勝敗オッズを発表していますので、ご紹介しておきます。

【プロ野球開幕戦勝敗オッズ】
セントラル・リーグ勝敗オッズ パシフィック・リーグ勝敗オッズ
※オッズは28日午前9時現在

日本のプロ野球は、ブックメーカーのオッズの対象になっているので、優勝争いもさる事ながら、自分が応援するチーム、気になるチームのその日の勝敗オッズを確認しながら、ブックメーカーで遊んでみるのもプロ野球の楽しみ方の一つではないでしょうか。

いよいよプレイボールです!!