全英オープン6位の松山と石川が参戦―RBCカナディアンオープン
あの感動をもう一度。
全英オープンで6位入賞を果たし、今季の獲得賞金が1億円を突破した松山英樹が連戦でカナダへ乗り込みました。アメリカPGAツアー「RBCカナディアンオープン」が日本時間の26日午前4時に、カナダはオンタリオ州のグレンアビーGCで開幕します。この大会には今季アメリカPGAツアー参戦中の21歳の同級生、石川遼も出場します。松山と石川の顔合わせは、6月に茨城県は宍戸ヒルズCC行われた「日本ツアー選手権宍戸」以来、松山がプロ転向後2度目となります。
19日の練習ラウンドで一緒にプレーした日本期待の若武者二人ですが、今シーズンは「明暗」が分かれていると言わざるを得ません。
松山は、みなさんの記憶にも新しい全英オープン6位を筆頭に、6月の全米オープンで10位とメジャー大会で2度のトップ10入りを果たし、日本国内ツアー8試合中すでに2勝、トップ5入りは5回と飛ぶ鳥を落とす勢いです。今週発表された最新の世界ランキングでも日本人トップとなる34位まで順位を上げ、世界選手権シリーズである8月1日からの「ブリヂストン招待」への出場権を獲得しました。来季のアメリカPGAツアー参戦を見据える松山にとって、大きなステップアップになることは言うまでもありません。
一方、石川はこれまでアメリカPGAツアー18試合を戦い、その半分となる9試合において予選落ち、トップ10入りは5月の「HPバイロン・ネルソン選手権」での10位の1度だけ。唯一日本国内ツアーに参戦した「日本ツアー選手権宍戸」では、直接対決で松山に敗れ、予選突破すら叶いませんでした。前週の「サンダーソンファーム選手権」でもカットラインに2打届かず、予選突破はなりませんでした。石川はこの4試合決勝ラウンドへの壁にぶつかり、世界ランキングは153位と順位を落としています。
これまで同組での直接対決は、アマチュア時代を含めて松山が3勝、石川が2勝、引き分け1とほぼ互角。両プロの2度目の顔合わせとなる「RBCカナディアンオープン」では、メジャー大会2戦連続トップ10入りで自信をつけた松山が、勢いそのまま一気に差をつけるのか?世界ランキングでかつてはトップ30位入りを果たした石川が意地を見せるのか?日本人の同級生対決に注目が集まります。
『ブックメーカー情報局』が推奨するブックメーカー「bet365」は、「RBCカナディアンオープン」の優勝者予想として、松山英樹に34.0倍、石川遼に176.0倍のオッズを付けています。優勝最有力候補は、全英オープンで11位タイの成績を残した世界ランキング7位のブラント・スネデカーで、オッズは13.0倍。2番手には世界ランキング6位のマット・クーチャーが19.0倍とアメリカ勢が続いています(25日午後3時現在)。
松山には全体で11番目のオッズが付いています。全英オープンの疲れがあった松山の体調も上向いているようで、アメリカツアー初優勝への期待が高まります。一方、石川にはその松山の5倍のオッズが付けられ、完全に溝を開けられています。しかし、松山の活躍に刺激を受けたようで練習にも力が入っており、そろそろ本“遼”を発揮してもらいたいですね。
プロ野球の後半戦がスタート!セは2強、パは6位まで8ゲーム差で混戦
日本のプロ野球は、オールスターが終わり昨日(24日)からペナントレースの後半戦がスタートしました。ここからがリーグ優勝や各リーグ3位以内に出場権が与えられる「クライマックスシリーズ」に向けて、熾烈な争いが繰り広げられます。
ここで、昨日(24日)までを終えてのセ・リーグ、パ・リーグの順位を見てみましょう。
【セ・リーグ】
1位 巨人 50勝31敗3分 -
2位 阪神 47勝33敗2分 2.5ゲーム
3位 中日 37勝47敗1分 12.0ゲーム
4位 DeNA 37勝48敗0分 0.5ゲーム
5位 広島 35勝49敗1分 1.5ゲーム
6位 ヤクルト 32勝50敗 1分 2ゲーム
【パ・リーグ】
1位 楽天 48勝35敗0分 -
2位 ロッテ 45勝36敗2分 2.0ゲーム
3位 西武 44勝 39敗1分 2.0ゲーム
4位 日本ハム 40勝42敗1分 3.5ゲーム
5位 オリックス 39勝41敗3分 0ゲーム
6位 ソフトバンク 40勝43敗1分 0.5ゲーム
※データー右端の「●ゲーム」は順位1つ上のチームとのゲーム差を示す。
両リーグの違いがくっきりしていますね。セ・リーグは、首位の巨人と2位阪神が2.5ゲーム差で首位争いをしています。あとの4チームはすでに借金を10以上しており、巨人と阪神の2チームに12ゲーム以上の差をつけられています。巨人ファンと阪神ファンにとって最も望んでいた展開になっていますね(笑)。
巨人に関して言えば、84試合目となった昨日の広島戦で勝利して、両リーグ最速の50勝目を挙げました。『ニッカンスポーツ』は、巨人が2リーグ制以降84試合以下で50勝を挙げたケースが過去20度あり、そのうち19度リーグ優勝していると報じていました。つまり、後半始まって早々ですが、巨人のセ・リーグ制覇の確率は95%となるわけです。こんな情報を大阪の人たちが聞いたら、大変なことになっちゃいそうですね!
一方、パ・リーグは楽天が球団創設以来初となる首位で後半戦を迎えています。とはいえ、2位のロッテとは2ゲーム差、3位の西武とは4ゲーム差であり、最下位のソフトバンクまでが8ゲーム差の中にひしめく大激戦となっています。どのチームも、首位にも最下位にもなる可能性があります。楽天がチーム創設以来初のペナントレースを制するのか?それとも・・・。1戦1戦がチームの順位変動に大きく影響するので、目まぐるしく変わるであろう順位を毎日確認しなければなりません。
7月11日付の記事で少し紹介しましたが、日本のプロ野球のペナントレースもブックメーカーのベット対象になっています。例えば、日本語対応のブックメーカー「Pinnacle Sports(ピナクルスポーツ)」は、本日(25日)のセ、パ両リーグ全6試合に以下のようなオッズを付けています(25日午後3時現在)。
【セ・リーグ】
▽広島:2.00倍、巨人:1.90倍
▽阪神:1.68倍、ヤクルト:2.33倍
▽DeNA:2.07倍、中日:1.84倍
【パ・リーグ】
▽ロッテ:2.18倍、西武:1.76倍
▽日本ハム:1.93倍、オリックス:1.97倍
▽楽天:1.94倍、ソフトバンク:1.96倍
セ・リーグの阪神―ヤクルトには、オッズに大きな差があります。現在の順位もさることながら、阪神の先発予定が期待のルーキー・藤浪晋太郎ということもオッズに影響していることでしょう。ブックメーカーはプロ野球の試合にも頻繁にオッズを付けているので、そのオッズをチェックしながら“ひいきのチーム”を応援するのも面白いですよ!
F1ハンガリーGPが開幕!ベッテルの今季5勝目なるか!?
F1の第10戦ハンガリーGPが、いよいよ26日に開幕します(27日:予選、28日:決勝)。1986年の初開催以来、今年で26回目を迎えるレースはハンガリーのハンガロリンクで行われています。
雨が降ることが少ないことで有名で、これまで雨にたたられたことは2度(06年と11年)しかないという珍しい大会でもあります。夏場の開催に加えて、雨が降らないことから、ピッチ上は熱せられたフライパンのような高温となるために、ブレーキトラブルやエンジントラブルも多いのが特徴です。また、コースの特徴としては低速コースで、追い越しがしにくい設定になっているため、予選でいいポジションを取ることが出来るかが、決勝のレースへの鍵となります。
前回のF1ドイツGPで、マーク・ウェバー(オーストラリア)のマシンから外れたホイールがピット上でカメラマンを直撃した事故を受けて、ハンガリーGPからはピットレーンの最高時速が100キロから80キロに引き下げられました。このあたりの変更も、今回のレースに影響するものと思われます。
1999年と2000年にミカ・ハッキネン(フィンランド)が連覇して以来、10年以上連覇したドライバーがいない今回のハンガリーGPは、誰が制すのでしょうか?日本語対応のブックメーカー「Pinnacle Sports(ピナクルスポーツ)」のオッズを参考に見ていきましょう。
前回のドイツGPを制覇したレッドブルのセバスチャン・ベッテル(ドイツ)に、2.5倍で優勝最有力のオッズが付いています。同2位だったロータスのキミ・ライコネン(フィンランド)が6.25倍、フェラーリのフェルナンド・アロンソ(スペイン)が7.0倍と続きます。同大会で連覇を狙うマクラーレンのルイス・ハミルトン(イギリス)は7.2倍となっています(25日午後3時現在)。
予選での結果が大きく決勝のレースに影響するので、予選の結果次第では、オッズが大きく変動するかもしれません。ベッテルが今季5勝目を挙げるのか?それともハミルトンが本大会13年ぶりとなる連覇を果たすのか?予選と決勝のレースの模様は、BSフジで放送される予定です。
今週末も素晴らしいスポーツ三昧を!