【ウィリアムヒル】全英オープンはミケルソンV、松山は大健闘6位!ツール・ド・フランスはフルームが総合優勝、サッカーは東アジアカップ開幕

ミケルソンが全英オープン初優勝!松山は6位に食い込み、賞金1億円突破!!

第18番ホール。フィル・ミケルソン(アメリカ)は、大勢のギャラリーに迎えられてフェアウェイを歩き、グリーンに上がりました。そして、難しいバーディーパットを沈めると、優勝を確信して両手を天高く突き上げました。キャディーと抱き合って喜びを分かち合いました。

ミュアフィールドはこの日一番の大歓声に包まれました。

全英オープン全英オープンの最終ラウンドが21日に行われ、2オーバーでスタートしたミケルソンが6バーディー、1ボギーの66で回る猛チャージを見せて、トータル3アンダー(-3)で全英オープン初優勝、メジャー通算5勝目を飾りました。優勝者に送られるトロフィー「クラレット・ジャグ」にはミケルソンの名前が刻まれました。「これまでの自分のゴルフキャリアにはないベストプレーでラウンドしようと思っていたが・・・、クラレット・ジャグを手に出来るなんて信じられない気持ちだ」とミケルソンは試合後に喜びを語っていました。

左利きの選手としては、1963年のボブ・チャールズ(ニュージーランド)以来50年ぶりの優勝となります。また、前週に行われた「スコットランドオープン」で優勝したミケルソンは、その年の全英オープンも制し、史上初の快挙を達成しました。

最終ホールでミケルソンが見せたガッツポーズと、大観衆からのスタンディングオベーションは私にとって強烈なインパクトでした。首位と5打差ありましたが、最終日で一挙に逆転するミケルソンの「あきらめない」忍耐強さと、初優勝にかける強い思いが乗り移っていたかのようなプレーを見せてもらった気がします。

ミケルソンは、メジャー4大大会でマスターズ、全米プロゴルフ選手権、そして今回の全英オープンと「3冠目」を手にしました。「生涯グランドスラム」に残るは、今年惜しくも2位で優勝を逸した全米オープンのみです。

最終ラウンドのダイジェスト映像はこちらの画像をクリックすればご覧いただけます。

全英オープン 最終ラウンド ダイジェスト映像

松山 英樹われらが松山英樹も素晴らしいゴルフで、世界中のゴルフファンを魅了しました。最終ラウンドでは、この4日間でベストスコアとなる70(-1)をたたき出し、トータル2オーバー(+2)で日本人トップとなる6位入賞を果たしました。この6位は、メジャー大会5年ぶりの優勝を狙ったタイガー・ウッズと同じ順位です。日本の21歳は堂々と世界と肩を並べました。

片山 晋呉松山は6月の全米オープンで10位タイに入っており、日本人としてはメジャー2大会連続トップ10入りの快挙を果たしました。1982年の全英オープンで倉本昌弘が残した日本人最高の4位には及びませんでしたが、谷原秀人以来7年ぶりの全英オープンでのトップ10入りは素晴らしい成績です。日本人出場8選手中、決勝ラウンドに残ったもう一人の片山晋呉は、通算10オーバー(+10)の44位タイで自身10年ぶりとなった決勝ラウンドを終えました。

6位の成績に「悔しい」と唇をかみ締めた21歳の松山は、優勝した43歳のミケルソンや、メジャー大会通算14勝している37歳のウッズに互角以上の戦いを見せてくれました。「自信になった」と語るショットは、見ている人たちを「大丈夫だ」と安心させる熟練されたものでした。圧巻は3日目の第9ホールからの3連続バーディーです!「このまま、優勝しちゃうんじゃないか?」と思ってしまうほどの感激を覚えました。「よしっ!」と思わず声も上げてしまいました(笑)。

6位になった松山は、賞金16万3333ポンド(約2243万520円)を獲得し、4月のプロ転向後の賞金総額が1億円を突破しました。10試合(日本ツアー8試合、メジャー2試合)での1億円突破は、日本人最速となります。こちらも圧巻ですね!

松山の3日目のダイジェスト映像は、こちらの画像をクリックすればご覧いただけます。

全英オープン 3回ラウンド ダイジェスト映像

全英オープンで世界と互角以上の戦いを見せた松山も出場する「全米プロゴルフ選手権」は、8月8日から11日までアメリカはニューヨークにあるオークヒルCCで行われます。見ないわけにはいきませんね!

ツール・ド・フランスはフルームが個人総合優勝!

長い、長い23日間のフランス全土を駆け抜ける戦いが、ついにフィナーレを迎えました。

ツール・ド・フランスツール・ド・フランスは21日、最終第21ステージ(133.5キロ)が行われ、今大会4つのステージで優勝を果たしたクリス・フルーム(イギリス)が、通算83時間56分40秒で初のマイヨジョーヌ(個人総合優勝)に輝きました。ツール・ド・フランスでイギリス人選手の総合優勝は、昨年のブラドレー・ウイギンズに次いで2人目の快挙となります。

ナイロ・クインターナ総合2位のナイロ・クインターナ(コロンビア)に5分3秒もの差をつけて最終ステージを迎えたフルームは、実質は第20ステージ(山岳ステージ、125キロ)を終えた時点でほぼ優勝が決まっていました。マイヨジョーヌがレース中にグラスに注がれたシャンパンを飲む “恒例行事”を行うフルームの表情にもずいぶんと余裕がありました。第21ステージを制したマルセル・キッテル(ドイツ)から53秒遅れましたが、5分以上の貯金があったフルームには全く問題ありませんでした。

新城 幸也日本人で唯一参戦した新城幸也は、トップのフルームと2時間54分53秒差の個人総合99位でフィニッシュしました。2009年にツール・ド・フランス初出場し、日本人初の完走を果たすと、昨年の大会では第4ステージで敢闘賞を受賞するなどメキメキと力を付けている28歳の新城。ツール・ド・フランスでも日本人が世界と互角に渡り合えるようなパイオニアへと成長して欲しいと願うばかりです。

ツール・ド・フランスの最終第21ステージのダイジェスト映像は、下記画像をクリックすればご覧いただけます。凱旋門をバックに猛スピードで駆け巡る選手たちの姿は一見の価値ありです。


ツール・ド・フランスは全日程を終了しました。最後に、各賞の優勝者をまとめておきたいと思います。

【マイヨジョーヌ(個人総合優勝)】クリス・フルーム(イギリス):83時間56分40秒
【マイヨヴェール(ポイント賞1位)】ペーター・サガン(スロバキア):409ポイント
【マイヨ・ア・ポワ・ルージュ(山岳賞1位)】ナイロ・クインターナ(コロンビア):147ポイント
【マイヨ・ブラン(新人賞1位)※】ナイロ・クインターナ:84時間01分00秒
※25歳以下の選手の中で総合成績が最も上位の選手に与えられる白色ジャージ。

サッカー東アジアカップ開幕!男女に明暗

柿谷 曜一朗サッカーの東アジアカップが20日開幕し、なでしこジャパンは中国と対戦し、2-0で下して格の違いを見せ付けました。一方、昨日21日の男子は、中国によもやの先制点を許すなど3失点。同点で迎えた後半に、柿谷曜一朗(セレッソ大阪)と工藤壮人(柏レイソル)の両フォワードが立て続けに得点し、3-1とリードしましたが、36分、42分と連続失点して格下相手に3-3のドロー。守りに課題の残る試合となりました。

若手中心の日本代表男子とはいえ、世界ランキングは現在日本が37位、一方中国は100位とその差は歴然。『サッカーキング』が試合終了後にファン6300人を対象に対して行った調査によると、「日本代表の採点は?」との質問に「30点」との回答が最も多かったといいます。午後9時からの試合にもかかわらず蒸し暑かったピッチコンディション、開始5分の先制被弾を含むPKによる2失点への選手の動揺・・・などザッケローニ監督は中国戦を振り返っていました。でも、それ以上にせっかく日本代表のユニフォームを着る「チャンス」をもらった若手選手たちに、もっとアグレッシブさがあっても良かったかなと試合を観ていて思いました。

日本代表の男女に明暗が分かれた開幕戦でしたが、第2戦に向けて気持ちを新たに戦って欲しいものです。第2戦は、日本代表女子の“なでしこジャパン”は25日17時15分から北朝鮮と、日本代表男子は同日20時からオーストラリアと対戦します。

香川 真司マンチェスターユナイテッド ロゴ

また現在、イギリスのプレミアリーグ強豪クラブがプレシーズンツアーで来日し、Jクラブとのゲームが予定されています。本日22日19時30分からはアーセナルが名古屋グランパスと、23日19時20分からは香川真司が所属するマンチェスターユナイテッド(マンU)が横浜マリノスと対戦します。世界レベルの選手たちが間近で見られるとあって、気持ちも高ぶってきますね。

ウィリアムヒル日本語対応のブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」はこの2試合の勝敗にオッズを付けています(22日午後2時現在)。

名古屋グランパス:7.5倍、アーセナル:1.3倍
横浜Fマリノス:8.0倍、マンU:1.28倍

東アジアカップやプレミアリーグ強豪クラブ対Jクラブなど、今週はサッカーから目が離せません!