第142回全英オープン開幕!
世界4大メジャートーナメントの1つ「全英オープン」が本日18日から4日間、スコットランドの名門コース、ミュアフィールドで行われます。全英オープンは世界最古のトーナメントと言われており、第1回大会が1860年に行われて以来、今年で142回目を迎えます。
長い歴史のある全英オープンにはいろんな“決まりごと”があります。例えば、優勝者に送られるトロフィーは「クラレット・ジャグ」と呼ばれるもので、優勝者決定の時間に合わせてその名前が手作業で刻印されます。また、会場となるコースについてはこれまで7つのゴルフ場の持ち回りで開催され、海岸に隣接するコースで自然そのままのコンディションであることが開催の“暗黙の”条件となっています。ゆえに、毎年のように選手たちはスコットランド特有の雨天と、海からの湿った強烈な風の影響を受けてスコアを崩すことが多いようです。1999年の同大会では、ポール・ローリー(スコットランド)が6オーバー(+6)で優勝するなど、そのコースの難しさを物語っています。
日本からは8選手が出場します。その中で最も期待したいのが、6月の全米オープンで初出場ながら10位の成績を残した松山英樹です。16日に行われた公式会見で松山は「ワクワクしています。組み合わせもすごいメンバーに恵まれたので楽しみ」とコメント。メジャー大会2勝のローリー・マキロイ(イギリス)や、“ビッグ・レフティー”の異名を持つフィル・ミケルソン(アメリカ)ら世界トップクラス選手と同組で回ることに興奮していました。そして「全力を尽くして、まずは予選を通過して上位に行けるようにしたい」と意気込みを語っていました。
ちなみに、この公式会見はタイガー・ウッズ(アメリカ)や昨年の同大会優勝者のアーニー・エルス(南アフリカ)など、世界トップクラスと認められた選手しか登場しません。異例とも言える公式会見に、松山の期待の高さが表れていることがうかがえます。2012年の賞金王で昨年の同大会では予選落ちした藤田寛之、2009年のマスターズで4位に入った実績のある片山晋呉、6月の日本ゴルフツアー選手権でツアー初優勝を果たした23歳の小平智などの日本人選手にも期待です。
もちろん松山ら日本人選手にも優勝争いに絡み、倉本昌弘が1982年に出した日本人最高位の4位を上回って欲しいのですが、世界のトップゴルファーが集結する全英オープンで勝つことは並大抵なことではなりません。じゃあ、「Champion Golfer of the Year (その年のゴルフチャンピオン)」と優勝者を称える全英オープンの覇者は誰か?ブックメーカーのオッズを参考に見ていきましょう。
今回は、『ブックメーカー情報局』が推奨するブックメーカーである「William Hill(ウィリアムヒル)」(日本語対応)、「Pinnacle Sports(ピナクルスポーツ)」(日本語対応)、「bet365」、「888sport」の4つのブックメーカーのオッズを比較しながら見ていきたいと思います。各ブックメーカーによって優勝者予想は異なることもあり、オッズも変わってきます。各ブックメーカーの上位5選手のオッズと、松山のオッズを見てみると以下のようになります(18日午前11時現在)。
① タイガー・ウッズ:10.0倍
② フィル・ミケルソン:17.0倍
③ ジャスティン・ローズ:19.0倍
④ アダム・スコット:23.0倍
⑤ グレーム・マクドウェル:23.0倍
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松山英樹:201.0倍
① タイガー・ウッズ:9.54倍
② フィル・ミケルソン:17.92倍
③ ジャスティン・ローズ:21.36倍
④ グレーム・マクドウェル:22.74倍
⑤ アダム・スコット:25.06倍
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松山英樹:227.1倍
① タイガー・ウッズ:10.0倍
② フィル・ミケルソン:17.0倍
③ ジャスティン・ローズ:19.0倍
④ アダム・スコット:21.0倍
⑤ グレーム・マクドウェル:23.0倍
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松山英樹:201.0倍
① タイガー・ウッズ:8.50倍
② フィル・ミケルソン:17.0倍
③ ジャスティン・ローズ:21.0倍
④ グレーム・マクドウェル:23.0倍
⑤ アダム・スコット:23.0倍
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松山英樹:201.0倍
タイガー強し!どのブックメーカーでも優勝最有力は、ウッズですね。メジャー大会での優勝は5年間遠ざかっていますが、ロイター通信を通じて「今年はここまで順調。メジャー大会では勝っていないが、4勝を挙げている」とコメントしており、2006年以来4回目の全英オープン優勝に自信をのぞかせていました。
対抗馬としては、ミケルソンがどのブックメーカーでも2番手に挙がっていますね。1963年のボブ・チャールズ(ニュージーランド)以来の左利き選手としての優勝なるかに十分期待を持てるオッズが付いています。3番~5番手には今年の全米オープン覇者のジャスティン・ローズ(イギリス)、2010年の全米オープンを制したグレーム・マクドウェル(北アイルランド)、今年のマスターズで優勝したアダム・スコット(オーストラリア)が入っています。松山には200倍以上の厳しいオッズが付いています。
それぞれのブックメーカーを見比べて欲しいのですが、オッズが異なることに気づくと思います。どのブックメーカーもウッズが最も低いオッズを付けていますが、同じ低いオッズでも「888sport」では8.50倍で、「William Hill(ウィリアムヒル)」と「bet365」は10.0倍となっています。あなたがもし、タイガー・ウッズに賭けるのであれば、この場合「888」で賭けるよりも「William Hill(ウィリアムヒル)」か「bet365」の方に賭けた方が払戻金は高くなります。いや、私はアダム・スコットだ、という人であれば「bet365」(21.0倍)よりも「Pinnacle Sports(ピナクルスポーツ)」(25.06倍)でベットした方がいいわけです。「私は日本代表の松山を応援するんだ」という方も同様です。
1つのブックメーカーだけを見るのではなく、複数のブックメーカーを比較してみることで、自分にとって有利なブックメーカーを見つけて楽しむことができるんです。大会の模様は、本日18日の午後11時10分からテレビ朝日系列で連日放送予定です。ブックメーカーで応援する選手を決めて、テレビで世界レベルのゴルフを堪能しましょう!
MLBオールスターは4年ぶりにアメリカンリーグが勝利!
メジャーリーグ(MLB)のオールスターが日本時間の17日、ニューヨークメッツの本拠地シティフィールドで行われ、アメリカンリーグ(ア・リーグ)が3-0でナショナルリーグ(ナ・リーグ)を降し、4年ぶりの勝利を果たしました。これで通算の対戦成績は、ナ・リーグの43勝39敗2分。MVPには今シーズン限りで引退を表明している43歳のマリアノ・リベラ(ヤンキース)が選ばれました。リベラは8回に登場し、1イニングを三者凡退に抑えました。ものすごい歓声がスタジアムをこだましましたね。
「平日の朝だったので、見ることができなかったよ」という方、下記の画像をクリックするとダイジェスト映像がご覧いただけます。
16日に行われた「ホームランダービー」は、ヨエニス・セスペデス(アスレチックス)が決勝で9本塁打を放ち、20歳のブライス・ハーパー(ナショナルズ)を下して優勝しました。セスペデスは1回戦で17本、準決勝で6本の本塁打を放ち、合計32発の花火をニューヨークの夜空に打ち上げました。ピンポン球のようにボールがスタンド上段に突き刺さっていました。「花火大会」を見逃した方々、下記画像をクリックするとダイジェスト映像がご覧いただけます。「たまや~」と思わず言ってしまいますよ(笑)。
日本のプロ野球のオールスターも明日19日に開幕します。残念ながら『ブックメーカー情報局』が推奨する21のブックメーカーでは、その対象になっていないようですが、ペナントレース後半戦を占う意味でも、しっかりと各チームのスター選手を目に焼き付けておきたいところです。
日本のプロ野球でも「ホームランダービー」は行われますが、3試合行うゲームの前に各リーグ2選手ずつ登場し、ホームラン数を競うものです。MLBのように1日を「ホームランダービー」だけにして、ホームランの花火に酔いしれる日があってもいいのかな?なんて思いますが、いかがでしょう?第1戦は19日午後7時から行われます。テレビ朝日系列で生中継されるようです。
ツール・ド・フランス、フルームが第17ステージを制し「マイヨジョーヌ」を盤石に
17日に第17ステージ(個人タイムトライアル、32キロ)が行われ、クリス・フルーム(イギリス)が51分33秒でステージ優勝を果たしました。2位は9秒差でアルベルト・コンタドール(スペイン)。個人総合順位でも、2位のコンタドールに4分34秒の差をつけて、総合首位を示す「マイヨジョーヌ」を盤石のものとしました。下記画像をクリックすると、第17ステージのダイジェスト映像がご覧いただけます。
本日18日は、第18ステージ(山岳ステージ、172.5キロ)が行われますが、日本語対応のブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」は「フルームが総合優勝するか?」に、Yes:1.053倍、No:13.380倍のオッズを付けており、「マイヨジョーヌ」当確を与えるかのような数字をはじいています(18日午後2時現在)。
次(7月22日)の記事では、「フルームが総合優勝!」と書けるかどうか?21日に行われる最終第21ステージ(133.5キロ)のパリ・シャンゼリゼのゴールまで見守っていきましょう。