【ピナクル】タイガー・ウッズ復活Vか?「マスターズ2018」の優勝オッズをブックメーカー発表!松山英樹のメジャー初制覇も射程圏内

2005年のマスターズを制したタイガー・ウッズ

世界トップクラスの名手のみしか出場することができないゴルフの祭典、マスターズ2018の開幕が近づいてきました。2018年は4月5日(木)から8日(日)にかけて開催されます。日本ではTBS系列で初日から連日8時間以上の生中継を初めて行うなど、非常に注目度の高さが伺えます。

ピナクル ロゴ爽やかな春の息吹を感じるジョージア州オーガスタの地で、4大メジャーの一つに当たるこの大会を制する選手は誰なのでしょうか。ブックメーカー「Pinnacle(ピナクル)」がその優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会の展望をご紹介していきます。

2017年は37歳のベテランがメジャー初優勝を成し遂げる

オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ

2017年のマスターズを制したのは、スペインのセルヒオ・ガルシア。イングランド出身の
ジャスティン・ローズをプレーオフの末に破り、37歳にして念願のメジャー初制覇を達成しました。スペイン人としては1999年のホセ・マリア・オラサバル以来3人目のマスターズ優勝者となっています。

日本人選手は松山英樹、池田勇太、谷原秀人の3選手が出場。松山が11位タイ、池田と谷原が予選落ちの成績を残しました。

2018年の日本人選手は4人が出場

松山英樹

今年のマスターズで参加権を獲得することができた日本人選手は4人。7度目の出場となる松山英樹を筆頭に、4度目の池田勇太、初出場の宮里優作と小平智です。

宮里優作は2017年度最終週の世界ランキングでぎりぎり50位以内に滑り込み、出場権を獲得。小平は反対に最終週で50位以下に転落し、涙を飲んだもののマスターズ開催前週の世界ランキングで50位以内に入り、最後の最後で初出場を勝ち取っています。

トップのマキロイをトーマスやジョンソンらが僅差で追う混戦模様

【2018年マスターズ優勝オッズ(上位)】
マスターズ2018優勝オッズ※オッズは2日午前9時現在

ブックメーカー「Pinnacle(ピナクル)」が発表した2018年マスターズの優勝オッズでトップに立ったのはジョーダン・スピースで11.320倍となりました。続いて僅差でローリー・マキロイに11.350倍のオッズがつきました。

3番手は3年ぶりの参加となり大注目を集めているタイガー・ウッズで13.430倍、それに続くのがジャスティン・トーマスで13.490倍、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンが14.770倍、昨年の同大会で2位のジャスティン・ローズが18.420倍となっており、上位勢は拮抗したオッズが付けられました。

日本の松山英樹は13番手の30.460倍、宮里優作と小平智はともに615.250倍となっています。

復活のマキロイがキャリアグランドスラム達成に挑む

ローリー・マキロイ

2016年9月のツアー選手権以来優勝がなく、全盛期を過ぎたと思われ始めていたマキロイでしたが、3月中旬のアーノルド・パーマー招待では最終日に64で回るなど圧巻の内容で見事逆転優勝に成功。復活を印象付けました。ドライバーの平均飛距離が大会1位の316.7ヤードを記録し、パッティングの精度も上昇。2014年にメジャー2冠を達成した世界最強だったころのマキロイの姿が戻りつつあるといえるでしょう。

マスターズでは2015年の4位が最高と、まだ優勝経験がありません。残る3つのメジャーは全て制覇しており、キャリアグランドスラム達成の最後の一つとなっています。マキロイは今年マスターズを制覇し、その経歴に新たな勲章を加えることができるでしょうか。北アイルランドの英雄の復活が期待されるところです。

トーマスはマスターズを制して世界1位の座を手にしたい

ジャスティン・トーマス

世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンまであとわずかというところまで迫っている2位のジャスティン・トーマス。2017年はPGAツアーで7勝。弱冠24歳ながら昨年は全米プロゴルフ選手権を制してメジャー初制覇を飾り、新世代の旗手としての地位を確立したといえるでしょう。

先日のWGCデルマッチプレーで勝利できていればジョンソンを超えて世界ランキング1位となれたものの、そのチャンスは4位に終わったことで逃してしまいました。とはいえ、今回のマスターズを制することができれば文句なしのはずです。同じアメリカ出身の先輩ジョンソンを超え、さらには同じく大先輩であるタイガー・ウッズのように歴史に残るプレーヤーに育っていくことができるでしょうか。

タイガーはマスターズを制し、真の復活を遂げられるか

タイガー・ウッズ

3年ぶりにマスターズの舞台に舞い戻ったタイガー。一度は薬物中毒によって逮捕されるなど、ゴルファーとしてはおろか、1人の人物としても終焉を迎えたと見られていた彼が見事な復活を果たし、全米を熱狂の渦に巻き込んでいます。その影響から、マスターズの観戦チケットは高騰。初日のチケットは昨年に比べて77%も値が上がり、3,653ドル(約39万円)にまでなったとされています。

タイガーは過去に歴代2位となるメジャー大会14回制覇、史上2人目のトリプルグランドスラム(メジャー4大大会を全て3回ずつ制覇)を達成するなど、ゴルフの歴史上最高クラスの実績を持ち、マスターズも4回制した経験を持つ選手です。一度はあり得ないと思われた5回目のマスターズ制覇にも期待が膨らむ昨今。タイガーに世界中から応援の声が集まっています。