松山が最終日に猛チャージ！
全米プロゴルフ選手権の最終日が11日、ニューヨーク州のオークヒルカントリークラブで行われ、3日目まで終わって３オーバー38位だった松山英樹が４連続バーディーなどでスコアを４つ伸ばして19位タイまで浮上し、シーズン終了時に賞金ランキング125位以内ならばその権利が与えられる「米ツアーシード権」をほぼ手中に収めました。
下記画像をクリックすると松山の『猛チャージ』ぶりをご覧いただけます。
メジャー大会3連続トップ１０入りはならなかった松山ですが、１５日からノースカロライナ州のセッジフィールドカントリークラブで行われる米ツアー「ウィンダム選手権」に出場します。来シーズンから米ツアー参戦を決めている松山が、米レギュラーツアー最終戦となる同選手権をいい形で締めくくって欲しいものです。
２日目にメジャータイ記録となる「63」をマークしたジェイソン・ダフナー（アメリカ）が、トータル１０アンダーでメジャー初優勝を果たしました。ダフナーは２年前の同選手権で優勝にあと一歩のところまできましたが、３ホールのプレーオフの末、キーガン・ブラッドリー（アメリカ）に敗れていました。優勝後の会見で「とてもタフなコースで、とてもタフな試合だった。誰も自分がトロフィーを獲得するとは思っていない中で、それを手にすることができた。とても興奮している」とメジャー初優勝の喜びを語っていました。
2013年のメジャー大会が「全米プロゴルフ選手権」で幕を閉じました。各大会の優勝者をまとめておきたいと思います。
△全米プロ：ジェイソン・ダフナー（アメリカ）
△全英オープン：フィル・ミケルソン（アメリカ）
△全米オープン：ジャスティン・ローズ（イングランド）
△マスターズ：アダム・スコット（オーストラリア）
ダフナーの試合後の優勝インタビューは、下記画像をクリックするとご覧いただけます（英語）。この場に松山や石川など日本人選手が座る日を心待ちにしています。
その石川ですが、３日目まで終わってイーブンパーの２１位で最終日を迎えましたが、「良くない内容通りの結果で、ショットが全体的に良くなかった」とコメント。２つのバーディーを奪ったものの、前半で３つのボギーを叩くなど４ボギーでスコアを2つ落として、トータル２オーバーの29位タイでフィニッシュしました。
石川の最終日を終えてのインタビュー映像は、下記画像をクリックするとご覧いただけます。
「感触は（同選手権が）始まる前から良かったが、なかなか上に行けそうで行けなかった。自分のやっていることを続けていって、待つしかないですね」と話す石川。紙一重のところまで来ているんだと思います。石川は、優勝候補の大本命で４オーバー40位タイに終わったタイガー・ウッズ（アメリカ）よりも良いスコアを出しています。来季の米ツアーシード権をまだ獲得できていない石川にとって、厳しい戦いが続くとは思いますが、「ウィンダム選手権」での猛チャージに期待したいと思います。
松山と石川が参戦する「ウィンダム選手権」は１５日（現地時間）に開幕します。ブックメーカー「bet365」の優勝者予想では、松山に７番目となる３４．０倍、石川には１５１．０倍のオッズが付いています（１３日午前１１時現在）。優勝最有力には、7月の「RBCカナディアンオープン」を制したブラント・スネデカー（アメリカ）を挙げ、１５．０倍のオッズが付いています。石川が米ツアーシード権を獲得するにはトップ５入りが出来るかどうかが、目安になってきます。
松山の米ツアー初優勝と、石川のシード権獲得をかけた戦いから目が離せません。
