【NetBet】MLB2019優勝展望:田中将大のヤンキースが最有力か?連覇を狙うレッドソックスやアストロズが僅差で追う!

菊池雄星(シアトル・マリナーズ)

野球の世界最高峰、アメリカのMLB(メジャーリーグベースボール)の開幕が近づいてきました。多くの日本人選手が参戦し、ワールドチャンピオンの座を競い合う熾烈な戦い。

2019年はシアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスが3月20日の開幕戦を日本で7年ぶりに開催することが決まっているなど、日本でも大きな盛り上がりを見せています。

ネットベット日本語にも対応している人気のブックメーカー「NetBet」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

2018年はレッドソックスが5年ぶりWS制覇!ドジャースは再び敗退に泣く

ボストン・レッドソックス(2018年WS優勝セレモニー)

2018年のMLB優勝決定戦、ワールドシリーズに駒を進めたのはアメリカンリーグ王者のボストン・レッドソックスと、ナショナルリーグ王者のロサンゼルス・ドジャース。レッドソックスとドジャースによるワールドシリーズは1916年以来、実に102年ぶり2回目の組み合わせとなりました。

ドジャースは昨年ヒューストン・アストロズに敗れたのに続いて2年連続のワールドシリーズ出場。同チーム所属の前田健太は日本人として初めて2年連続のワールドシリーズ出場を達成しています。

優勝を果たしたのは本拠地フェンウェイパークで2連勝、さらに敵地ドジャースタジアムで1敗を挟んでさらに2連勝を飾ったレッドソックス。上原浩治と田沢純一を擁した2013年以来5年ぶりとなるワールドチャンピオンの座に輝きました。

9人の侍がMLBでプレー!イチローはMLB最後のシーズンとなるか

イチロー(シアトル・マリナーズ)

2019年のMLBを戦う日本人選手は、メジャー契約がロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平、シカゴ・カブスのダルビッシュ有、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大、ロサンゼルス・ドジャースの前田健太、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿、そして今シーズンから参戦するシアトル・マリナーズの菊池雄星の6人。

そしてシアトル・マリナーズのイチロー、サンディエゴ・パドレスの牧田和久、シカゴ・カブスの田沢純一の3人がマイナー契約となっています。

なお、昨年途中から会長付特別補佐として戦列を離れていたイチローはMLBでは最後の一年となると目されており、アメリカでも大きな注目を集まる存在となっています。

優勝オッズ

【MLB2019優勝オッズ】
MLB2019優勝オッズ※オッズは14日午前7時現在
NetBet 登録方法

ブックメーカー「NetBet」が発表したMLB2019の優勝オッズによると、優勝最有力には開幕投手を務める田中将大がエースのニューヨーク・ヤンキースで7.00倍のオッズとなっています。

2番手には2チーム。ヒューストン・アストロズとボストン・レッドソックスで7.50倍で並んでします。この2チームのあとを追うのは前田健太所属のロサンゼルス・ドジャースで9.00倍となっています。

日本人メジャーリーガーに着目すると、ダルビッシュ有所属のシカゴ・カブスは6番手の12.00倍、大谷翔平のいるロサンゼルス・エンゼルスは51.00倍、イチローと菊池雄星がいるシアトル・マリナーズは67.00倍、平野佳寿のアリゾナ・ダイヤモンドバックスは81.00倍オッズとなっています。

3度目の正直へ。前田は今年こそ先発としてチームの勝利に貢献したい

前田健太(ロサンゼルス・ドジャース)

2018年は2年連続でワールドシリーズに進出するという快挙を成し遂げるも、再び頂点に手が届かなかったドジャース。前田健太はシーズン途中から中継ぎに転向し、世界制覇のために自己を犠牲にしてまで努めましたが、またしても涙を呑む結果となってしまいました。

2019年シーズンは先発復帰を目指し、9日にはシアトル・マリナーズ相手に先発して3回を無安打無失点に抑えるなど、調子の良さを見せています。

絶対的エースのクレイトン・カーショウが左肩の炎症で離脱しており、開幕に間に合わないとみられている現状において、前田にかかる期待は非常に大きなもの。3度目の正直に向け、前田はその重責を担えるでしょうか。

4度目の開幕投手を務める田中は盟主ヤンキースをあるべき場所へ戻せるか

田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)

アーロン・ジャッジ、アーロン・ヒックス、ブレット・ガードナー、ジャンカルロ・スタントン、ミゲル・アンドゥーハーら強力打線を擁し、昨年は史上最多となる267本塁打を記録したヤンキース。

先発陣にもルイス・セベリーノ、J.A.ハップ、CCサバシア、ジェームズ・パクストン、守護神にはアロルディス・チャプマンと、実力者たちがその名を連ねています。そんな豪華メンバーの中でも、2年ぶり4度目の開幕投手に田中将大が選ばれました。

過去に27回もワールドシリーズを制し、メジャーの盟主と呼ぶべき実績を誇っているヤンキースですが、松井秀喜がワールドシリーズMVPに輝いた2009年以降優勝できていません。

開幕投手に選ばれ、エース級の活躍が期待される田中の快投に期待したいところです。

奇跡の優勝へ、大谷とトラウトの日米最強コンビの活躍に期待

大谷翔平&マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)

昨シーズンにポスティングでメジャー挑戦を果たした大谷翔平は日本よりもレベルの高いメジャーの地でも二刀流で見事な活躍を見せ、ア・リーグ最優秀新人選手賞(新人王)を獲得。その実力が世界トップレベルであることを見せつけました。

昨年10月に右肘靭帯手術(トミー・ジョン手術)を受け、現在は復帰に向けてリハビリ中の大谷。まずは打者として5月中の復帰を目指して奮闘中です。

チームは今オフには大きな補強はなく、2020年に契約が満了するマイク・トラウトの引き留めのために資金を蓄えている現状。今シーズンの優勝を狙うのはかなり至難の業ですが、反対に言えばトラウトと大谷という最強コンビがそろうのも今シーズン限りかもしれないということです。

2000年から指揮を執り、世界一も経験したマイク・ソーシア監督が退任し、ブラッド・オースマス監督とともに新たな出発を迎えたエンゼルスを、日米最強コンビは奇跡の優勝に導けるでしょうか。