世界中のファンの心を熱くさせるモータースポーツの祭典、F1がまもなく開幕の時を迎えようとしています。
世界各地を転戦し、日本でも毎年レースを開催するF1。アジアで確固たる地位を築き、世界的にもマンチェスター・シティやリバプールの公式スポンサーとしても知られる日本語対応のブックメーカー「188BET」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。
ハミルトンとメルセデスが2018年もF1席巻!ベッテルは2年連続2位に泣く
2019年のF1で激しい優勝争いを繰り広げたのは、昨年に引き続きメルセデスの昨年度王者ルイス・ハミルトンと、フェラーリの昨年2位セバスチャン・ベッテルとなりました。
初戦のオーストラリアGPと第2戦のバーレーンGPをベッテルが連続優勝し、その後はハミルトンが攻勢に。第4戦のアゼルバイジャンGPでシーズン初勝利を挙げると第5戦のスペインGPも優勝。
ベッテルは第7戦のカナダGP、第10戦のイギリスGP、第13戦のベルギーGPを制してシーズン5勝、12回の表彰台という成績を挙げるも、ハミルトンは第14戦のイタリアGPから第17戦の日本GPまでの4連勝を含む11勝、17回の表彰台という圧倒的な成績を残し、ベッテルと88ポイント差で見事シーズン制覇を達成。
5回目のチャンピオン獲得は現役ではベッテルの4回を超えて最多。歴代では7回のミハエル・シューマッハに続き、ファン・マヌエル・ファンジオと並ぶ2位タイとなりました。
また、コンストラクターズチャンピオンシップもハミルトンが所属するメルセデスが5年連続5回目の栄冠を獲得しています。
3月17日にオーストラリアで開幕!2019年の鈴鹿は10月13日開催
2019年のF1は3月17日にメルボルンで開催されるオーストラリアGPで幕を開けます。そして世界中で転戦し、全21戦を開催。日本では10月13日に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで第17戦の日本GPが行われます。
最終戦はアラブ首長国連邦のアブダビにあるヤス・マリーナ・サーキットで開催されるアブダビGPで、12月1日に開催される予定となっています。
2019年は2つのチームがその姿を変えることに
2008年から参戦していたフォース・インディアが昨年破産。カナダの資産家にして当時ウィリアムズ所属のドライバーだったランス・ストロールの父親であるローレンス・ストロールに買収され、「レーシング・ポイント・フォース・インディア・F1チーム」として第13戦以降を戦っていましたが、今シーズンからは正式にフォース・インディアの名称が消え、新スポンサーの名を冠して「スポートペサ・レーシング・ポイントF1チーム」となりました。
また、かつて小林可夢偉が2010年から2012年まで在籍し、「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」として昨年参戦していたザウバーが新シーズンからチーム名を「アルファロメオ・レーシング」に変更。チームの母体はザウバーのままですが、1993年からF1で戦ってきたザウバーの名はその舞台から消えることとなっています。
ハミルトンとベッテルが今年も2強!フェラーリの新星も3番手に挙がる
【F1 2019優勝オッズ】
※オッズは11日午前9時現在
<188BET 登録方法>
ブックメーカー「188BET」が発表した2019年のF1優勝候補筆頭に挙げられたのは2年連続チャンピオンのルイス・ハミルトン。オッズは1.96倍となりました。
2番手はハミルトンに次ぐ現役2位の4回優勝を誇り、過去2年連続2位のセバスチャン・ベッテルで2.70倍。新シーズンもやはりこの2人の争いになるというのが大方の見方のようです。
3番手はベッテルのチームメイトであるフェラーリのシャルル・ルクレールで6.00倍。前所属のザウバー(現アルファロメオ)とフェラーリの間で昨年度3位のキミ・ライコネンとのトレードで今シーズン加入した期待の新星がトップ2に割り込むダークホースとなるかもしれません。
4番手はレッドブルのマックス・フェルスタッペンで10.0倍、5番手はハミルトンのチームメイトであるメルセデスのバルテリ・ボッタスで26.0倍、6番手はフェルスタッペンのチームメイトであるレッドブルのピエール・ガスリーで51.0倍となっています。
また、コンストラクターズ年間王者オッズでは、メルセデスが1.70倍、2番手にフェラーリで2.35倍、レッドブルが6.00倍のオッズとなっており、この3強の争いとなりそうです。
シューマッハ超えへ、ハミルトンは今年もさらなる高みへ突き進む
自身2度目となる2連覇を果たし、名実ともに歴代有数のドライバーとしての名声を確固たるものとしたハミルトン。次なる目標はもちろんミハエル・シューマッハの歴代最多優勝記録の更新となるでしょう。
新シーズンにおけるライバルはやはりベッテルやルクレールらフェラーリ勢とみているようで、プレシーズンテストでも彼らのマシンの方が自身のものよりも速いとするなど、強く警戒する様子を見せています。
しかし、シューマッハ超えを望むのであればここで立ち止まるわけにはいきません。今年も優勝し、ともにシューマッハが持つ歴代最多記録(7回)、および歴代最多連覇記録(5回)へまた一歩進むことができるでしょうか。
暴れ馬を駆るベッテル、再びの王座へ返り咲けるか
2年連続でハミルトンに優勝を奪われ、歴代優勝回数でも逆転されてしまったベッテル。今シーズンはなんとしてもハミルトンの3連覇を止めるべく力の入っていることでしょう。
彼の所属するフェラーリはプレシーズンテストで抜群の数字を出し、新シーズンへの期待が大きく膨らんでいましたがテストプログラムの不備などによりベッテルがマシンのコントロールを失い、クラッシュしてしまうなどリスクをはらんでいることも露呈しました。
かつて4連覇を果たしたベッテルは、いわば暴れ馬のようなコンディションとなっているマシンをうまく制御し、再び頂点の座に返り咲くことができるでしょうか。
超新星ルクレール、歴代最高クラスのドライバー2人に勝る活躍を見せたい
今シーズンからフェラーリに加入し、ベッテルのチームメイトとなったルクレール。優勝オッズは3番手と大きな期待がかけられているものの、やはりチームのエースはベッテル。少なくともシーズン序盤における優先度はベッテルの方が高いということはチームの代表も認めています。
とはいえ、ベッテル自身も「ルクレールは優勝争いのライバル」だと述べているように、自身の活躍次第では十分ひっくり返せるはずです。
ベッテルからのエースの座の奪取、そしてハミルトンを超えるというのは非常に難しいタスクとなりますが、それをルクレールが達成できたならそれは新たな伝説の幕開けとなること間違いありません。