【10Bet】なでしこジャパン2連覇へ!女子サッカーワールドカップ2015カナダ大会:ブックメーカー発表の優勝オッズで日本4番手

女子W杯ドイツ大会優勝写真

なでしこジャパンの負けられない戦いが遂にスタートします。5月24日に香川県で行われた国際親善試合「日本対ニュージーランド」戦では、1年ぶりの代表復帰となったバロンドール獲得の澤穂希のゴールで1-0の勝利を収めた日本代表。この日57歳の誕生日を迎えた佐々木則夫監督に白星というバースデープレゼントを渡すことも終えて、さあ、待ったなしの戦いが始まります。

女子W杯カナダ大会 ロゴ女子サッカーワールドカップカナダ大会(女子W杯)が6月6日に開幕します(日程:6月6日~7月5日)。前回女王の日本代表こと“なでしこジャパン”など各地区の予選を勝ち上がってきた24チームが6つのグループに分かれて、まずは予選リーグを戦います。各グループで総当たり戦を行い、上位2チーム(+各グループ3位の上位4チーム)が決勝トーナメントに進出します。

まずは、連覇を狙うなでしこジャパンの代表23選手の顔ぶれを見ておきましょう。佐々木監督がどのような人選をしたのかに注目が集まりました。

【カナダW杯なでしこジャパンメンバー】
<GK>
福元美穂(31=岡山湯郷)
海堀あゆみ(28=INAC神戸)
山根恵里奈(24=千葉)
<DF>
近賀ゆかり(30=INAC神戸)
上尾野辺めぐみ(29=新潟)
岩清水梓(28=日テレ)
鮫島彩(27=INAC神戸)
有吉佐織(27=日テレ)
川村優理(25=仙台)
熊谷紗希(24=リヨン)
北原佳奈(26=新潟)
<MF>
澤穂希(36=INAC神戸)
安藤梢(32=フランクフルト)
宮間あや(30=岡山湯郷)
川澄奈穂美(29=INAC神戸)
阪口夢穂(27=日テレ)
田中明日菜(27=INAC神戸)
宇津木瑠美(26=モンペリエ)
永里亜紗乃(26=ポツダム)
<FW>
大野忍(31=INAC神戸)
大儀見優季(27=ウォルフスブルク)
菅沢優衣香(24=千葉)
岩渕真奈(22=Bミュンヘン)
※(カッコ内は年齢と所属)

澤 穂希山根 恵里奈

日本のエース・澤が代表復帰を果たし、36歳史上最高齢での日本代表選出となりました。5月のアジア杯以来の選出となった澤を外してなでしこジャパンのチーム作りを模索した佐々木監督でしたが、やはり連覇には澤の存在は必要不可欠でした。川澄奈穂美や宮間あやなど女子W杯ドイツ大会優勝メンバーも数多く選出される一方、W杯初出場となる187㌢の長身GK・山根恵里奈らも選ばれ、ベテランと若手の融合で日本代表女子は再び頂点を目指します。

10Bet ロゴさあ、なでしこジャパン連覇に向けての道筋は出来ました。まずはグループリーグをいい形で突破して、決勝トーナメントでの戦いにつなげたいところです。世界中のサッカーのオッズを数多く発表しているブックメーカー「10Bet」が、カナダW杯のグループリーグ突破オッズを発表していますので見てみましょう。

【女子サッカーW杯カナダ大会グループC突破オッズ】
女子サッカーW杯カナダ大会グループC突破オッズ
※オッズは25日午前5時現在。他グループのオッズも「10Bet」で発表されています。

FIFAランキング4位の日本のグループC突破はほぼ間違いなさそうなオッズが弾かれていますね。なでしこジャパンのグループリーグ突破オッズは1.01倍となっています。続いて、スイスが1.40倍、エクアドルが3.70倍、カメルーンが5.00倍のオッズとなっています。国際親善試合で対戦したニュージーランドは初戦で当たるスイスを想定してのものでした。開幕戦のスイス戦でニュージーランド戦の教訓が生かされるかどうかが本大会の行方を左右しそうです。グループリーグ試合日程は以下の通りとなっています。

【女子サッカーW杯カナダ大会グループCなでしこジャパン試合日程】
第1戦(6月9日午前11時~):対スイス(FIFAランキング19位)
第2戦(6月13日午前11時~):対カメルーン(FIFAランキング53位)
第3戦(6月17日午前6時~):対エクアドル(FIFAランキング48位)
※時間はすべて日本時間。FIFAランキングは2015年3月27日発表時のもの

決勝トーナメントは6月20日から始まります。グループリーグを勝ち抜いた16チームによるノックアウト方式です。なでしこジャパンが再び優勝カップを手にするにはここからあと4回勝たなければいけない最大にして最後の正念場です。ではズバリ、本大会の優勝はどのチームなのでしょうか?スポーツブック「10Bet」が女子サッカーW杯カナダ大会優勝オッズを発表していますので見てみましょう。

【女子サッカーW杯カナダ大会優勝オッズ】
女子サッカーW杯カナダ大会優勝オッズ
※オッズは25日午前5時現在

優勝候補筆頭に挙げられているのが、FIFAランキング2位で今年のアルガルベカップを制したアメリカで3.80倍となっています。続いて、FIFAランキング1位・ドイツの4.30倍、同3位のフランスの5.30倍であとを追います。4番手には同4位の日本が8.50倍でつけています。日本とほぼ横並びでFIFAランキング7位のブラジルが9.00倍となっています。

アメリカ女子代表アルガルベカップ優勝写真

思わず首をかしげてしまった方もいるのではないでしょうか?日本が意外と評価が下がっていることに。でも、この評価も仕方ない部分があるでしょう。何と言ってもなでしこジャパンは、カナダW杯の前哨戦となるアルガルベカップでチーム史上初となる9位に甘んじてしまいました。これがオッズメーカーや専門家、そしてベッターからの信頼を裏切る形となってしまいました。一方、アルガルベカップを制したアメリカや準優勝のフランスは優勝候補の上位に挙げられています。

川澄 奈穂美では、アルガルベカップ7位でFIFAランキングも7位のブラジルと、同4位のなでしこジャパンがほぼ同じ評価なのはなぜか?という疑問も残ります。これはおそらく、2014年末にブラジルの首都・ブラジリアで開催された国際トーナメントで、アメリカと1勝1分と善戦して優勝している実績を残しているからでしょう。日本は2011年のドイツW杯を制して以来、世界中からそのサッカースタイルを研究し尽されています。それもあって世界の女子サッカーレベルも4年前よりも随分と高まっている印象があります。

なでしこジャパンのW杯制覇で一層激戦になってきた今回の女子W杯カナダ大会。再び日本代表女子が優勝して世界を驚かせる日が来るのでしょうか?

佐々木 則夫