【ブックメーカー】FIFA U20ワールドカップ2017:5大会ぶり出場の日本は南ア、ウルグアイ、イタリアと対戦!ブックメーカーの優勝予想とオッズは?

日本代表U-20

サッカーの歴史を形作ってきた多くのスーパースターたち。その多くがFIFA U-20ワールドカップで初めて世界に姿を現し、その伝説の第一歩を飾ってきました。いわばサッカー界の未来を垣間見ることができる、2年に1度の貴重な機会が韓国で20日に開幕します(~6月11日)。

FIFA U-20 ワールドカップ概要

U-20ワールドカップ優勝杯

開催年の1月1日付で20歳未満の選手のみが参加できるヤングプレーヤーの祭典。それがFIFA U-20 ワールドカップです。かつてはFIFAワールドユース選手権と呼ばれていました。

同大会で日本が最も輝いたのはなんといっても1999年ナイジェリア大会です。小野伸二、高原直泰、本山雅志、稲本潤一、遠藤保仁、小笠原満男、中田浩二、加地亮。今なお日本サッカー界を担っている「黄金世代」を擁して大会に挑みました。

グループリーグでは、ピーター・クラウチにアシュリー・コールを擁するイングランド、ベスト16ではシモン・サブローサ擁するポルトガル、準々決勝ではラファエル・マルケス擁するメキシコ、準決勝ではディエゴ・フォルラン、エルネスト・チェバントンらを擁するウルグアイ、これら錚々たる国々を打ち破り、見事決勝に進出する快挙を成し遂げました。

決勝の相手はシャビやイケル・カシージャスを擁するスペイン。0-4で敗れはしましたが、日本の実力を世界に知らしめたといえます。

まさに近い将来世界のトップクラスで活躍する選手が多く参加し、その実力を世界に披露する場である同大会。近年も多くのスーパースター候補を輩出しています。例えば、トルコで行われた2013年大会の優勝国フランスには、昨オフに移籍金史上最高金額となる1億1000万ユーロで古巣マンチェスター・ユナイテッドに帰還したポール・ポグバ(当時ユベントス所属)、現バルセロナのサミュエル・ウンティティ(当時リヨン)、現チェルシーのズマ(当時サンテティエンヌ)、現インテルのジェフリー・コンドグビア(当時セビージャ)らキラ星の如きスター選手が所属していました。

日本代表組み合わせ

内山篤監督(日本代表U-20)

日本代表のグループDは強敵ぞろいとなりました。まず、初めてのグループリーグ突破を目指す南アフリカ。近年アフリカでの地位を高めており、油断できない相手です。

続いてヨーロッパの強豪イタリア。ユベントスの新星ロランド・マンドラゴラを中心に、質の高い組織プレーを繰り広げます。

そして2013年大会の準優勝チームであるウルグアイ。高いテクニックとフィジカルのそろった勢いのあるチームです。中盤に君臨するロドリゴ・ベンタンクールはユベントス入りが決定しています。

日本は5月21日(午後5時)に南アフリカと、そして24日(午後8時)にウルグアイ、27日(午後8時)にイタリアと対戦します。

【U20ワールドカップ2017組み合わせ】
<グループA>
韓国、ギニア、アルゼンチン、イングランド
<グループB>
ベネズエラ、ドイツ、バヌアツ、メキシコ
<グループC>
ザンビア、ポルトガル、イラン、コスタリカ
<グループD>
南アフリカ、日本、イタリア、ウルグアイ
<グループE>
フランス、ホンジュラス、ベトナム、ニュージーランド
<グループF>
エクアドル、アメリカ、サウジアラビア、セネガル

前回大会結果

セルビア代表U-20(2015年大会優勝時)

ニュージーランドで開催されたU-20ワールドカップ2015。セルビアがユーゴスラビア時代の1987年以来となる2回目の優勝を飾りました。

決勝戦の相手は現マンチェスター・シティのガブリエウ・ジェススを擁するブラジル。2-1で勝利を収めました。3位決定戦はセネガルとマリのアフリカ対決となり、1-3でマリが見事3位の座を掴み取っています。

日本代表は4大会連続アジア予選で敗退しており、2017年大会は実に5大会ぶりの参加となります。

15歳久保建英飛び級選出!

久保建英

15歳でU-20代表に選ばれる快挙。「アジアのメッシ」久保建英はかつて日本が経験したことのない境域の選手なのかもしれません。

スペインでもこのニュースは大きく取り上げられ、その才能に注目し続けています。久保はFIFAの処分の影響により、2015年に当時在籍していたバルセロナを退団せざるを得ませんでした。それでもバルセロナは久保を常に追いかけ続けています。近い将来再び彼を獲得できる日を信じて。

今大会は久保が世界レベルの選手であることを知らしめるいい機会となるはずです。かつて、かのキング・ペレは17歳でワールドカップに出場し、世界を驚かせました。久保は2018年ロシアワールドカップを17歳で迎えます。今大会で素晴らしい結果を残せれば、ペレに続く快挙を成し遂げるかもしれません。

U20-日本代表メンバー

優勝オッズ

ウィリアムヒル日本の若き才能たちは1999年を超え、優勝を果たすことができるでしょうか?まずは、ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が発表している注目の開幕戦のオッズを紹介しましょう。

【U-20ワールドカップ2017開幕戦オッズ】※18日更新
U20ワールドカップ2017開幕戦オッズ
※オッズは18日午前10時現在

U20ワールドカップ2017最新オッズ情報(bet365発表)

我らが日本代表は21日午後5時から南アフリカと対戦しますが、日本勝利が2.15倍に対して南アフリカ勝利が3.20倍、ドローが3.20倍となっており、日本が優勢との見立てとなっています。

188BET ロゴまた、日本語対応のブックメーカー「188BET」が発表したU20ワールドカップ2017優勝オッズによると、日本はエクアドル、メキシコ、韓国、そしてザンビアと並ぶ8番手タイの19.00倍のオッズがついています。優勝候補の筆頭にはフランスで6.00倍、対抗にはブラジルで7.00倍、アルゼンチンの9.00倍、以下、ポルトガルとウルグアイが10.00倍、イタリアが12.00倍、イングランドが15.00倍で続きます。

【U-20ワールドカップ2017優勝オッズ】※18日更新
U20ワールドカップ2017優勝オッズ
※オッズは18日午前10時現在

注目国

ドイツ

フィリップ・オクス

2014年に世界王者となったドイツA代表に並ぶべく、高い意欲を持って挑んでくることでしょう。注目は背番号10番を背負うフィリップ・オクス。ドイツのホッフェンハイムでプレーしています。U-20代表では中盤でプレーし、昨年の欧州チャンピオンシップでは4得点を挙げてチーム得点王となりました。しかし、その本職は左サイドバック。今季で引退するドイツ代表SBフィリップ・ラームの後継者となれる逸材です。

所属するホッフェンハイムは昨季の残留争いから一転、今季は5月14日現在で4位と躍進を遂げました。その中でオクスは出場機会を減らしており、今大会では久々の出場機会に燃えていることでしょう。

アルゼンチン

ラウタロ・マルティネス

過去にU-20ワールドカップで最多6度の優勝を誇る強豪アルゼンチン。とはいえ過去5大会では目立った成績を残せておらず、復権に期待がかかるところです。

エースはアルゼンチンのラシン・クラブでプレーする19歳のラウタロ・マルティネスです。かつてリサンドロ・ロペスやクラウディオ・ロペスといった名フォワードを輩出した名門期待の新星。レアル・マドリッドが11億円もの移籍金で獲得とのうわさも出ているほどです。

セルヒオ・アグエロやカルロス・テヴェスといった超一流選手たちも、この大会での活躍を足掛かりに欧州へ飛躍していきました。マルティネスがアルゼンチンを優勝に導き、後に今大会が「マルティネスの大会」だったと呼ばれるようになるかもしれません。

日 本

堂安律

世界的に注目の集まる久保建英には、試合中には熾烈なマークも集まるはずです。対戦相手はまず久保を封じ込めることが第一の日本対策と考えていることでしょう。しかし、本当にそうでしょうか。そもそも、本来このチームのエースは飛び級選出した久保ではありません。それは、大阪が生んだ新たなるファンタジスタ、堂安律です。

昨年のAFC U-19選手権の優勝に貢献し、大会最優秀選手賞に輝いた堂安。所属するガンバ大阪でも主力の一人となり、JリーグやACLでも先発に名を連ねています。

かつての家長昭博や宇佐美貴史さえも凌ぐ逸材と呼ばれる堂安。「マラドーアン」と異名を持つ男が世界の度肝を抜く日は近いはずです。

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