【ブックメーカー】FIFAクラブワールドカップ2016:レアルとナシオナルの2強に対抗するのはどのチームか?J王者・鹿島の躍進にも期待!

FIFAクラブワールドカップ2015優勝歓喜の瞬間(バルセロナ)

FIFAクラブワールドカップロゴサッカーファン大注目の、世界ナンバーワンを決める大会「FIFAクラブワールドカップ2016」がいよいよ8日に開幕します。

今年で13回目をむかえる本大会。各大陸・地域のナンバーワンを決める大会で優勝した6チームと、開催国の日本から1チームを加えた7チームによる世界一を決める大会とあり、毎年世界中のサッカーファンからの注目を集めています。

【FIFAクラブワールドカップ2015決勝ハイライト】


サッカー強豪国がひしめく、ヨーロッパ・南米王者を優勝候補やその対抗として推す声は多いですが、過去には南米王者が決勝を前に敗退するなど、どの試合も目が離せません。

Marathonbet ロゴ早速、8日午後7時30分に横浜国際総合競技場で行われる開幕戦「鹿島アントラーズ対オークランド・シティFC」のオッズをブックメーカー「Marathonbet」が発表しましたので見てみましょう。J王者の鹿島勝利が1.37倍に対して、オークランド・シティ勝利が10.50倍と鹿島がダンゼン有利との見方が強いようです(6日加筆)。

【FIFAクラブワールドカップ2016開幕戦オッズ】
FIFAクラブワールドカップ2016開幕戦オッズ
※オッズは6日午後6時現在、同時刻更新

FIFAクラブワールドカップ2016最新オッズ(bet365発表)

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FIFAクラブワールドカップ2016注目の組み合わせは以下のようになっています。鹿島とオークランド・シティの開幕戦の後、11日に第2ラウンドとしてアジア代表の全北現代と北中米カリブ海代表のクラブ・アメリカが、アフリカ代表のマメロディ・サンダウンズと開幕戦の勝者がそれぞれ大阪・吹田スタジアムで戦います。南米代表のアトレティコ・ナシオナルとヨーロッパ代表のレアル・マドリードは14日から始まる準決勝から登場することになります。

【FIFAクラブワールドカップ2016組み合わせ(トーナメント)表】
FIFAクラブワールドカップ2016組み合わせ(トーナメント)表
※「JFA.jp」より抜粋

10Bet ロゴ

気になるFIFAクラブワールドカップ2016を制するのはどのクラブなのでしょうか?ブックメーカー「10Bet」が発表した優勝オッズを参照してみましょう。

【FIFAクラブワールドカップ2016優勝オッズ】
FIFAクラブワールドカップ2016優勝オッズ
※オッズは8日午前7時現在、同時刻更新

本命はやはり、ヨーロッパ王者のレアル・マドリードで、1.12倍のオッズとなっています。クリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、ワールドクラスの選手が多く在籍、世界中のスタープレーヤーが集うヨーロッパを制した実力は飛び抜けています。今シーズンは国内リーグ、UEFAチャンピオンズリーグでも安定した戦いをしていますので、本大会でも優勝候補であることに疑いはありません。対抗として、サッカー大国がひしめく南米を制したアトレティコ・ナシオナルが9.50倍のオッズで続いています。近年の飛躍が目覚ましい北中米カリブ王者のクラブ・アメリカが31.00倍、先日のJリーグチャンピオンシップを勝ち抜いた鹿島アントラーズは46.00倍、アジアチャンピオンの全北現代が56.00倍、初出場のアフリカ王者マメロディ・サンダウンズが111.00倍、そして、オセアニア代表のオークランド・シティが751.00倍のオッズをつけています(8日加筆)。

では、出場各チームを順に紹介していきましょう。

ヨーロッパ王者 レアル・マドリード(出場回数:3回目)


あらためて説明不要なほど、世界に冠たるビッグクラブ。前身の大会であるチャンピオンズカップを含め、UEFAチャンピオンズリーグを11度制覇し、優勝回数2位のACミランを大きく引き離しています。

リオネル・メッシと双璧をなす、現代サッカーのスーパスター、クリスティアーノ・ロナウドをはじめ、ガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、トニ・クロース、セルヒオ・ラモスなど名前を挙げればキリがないほど、世界的な名手がそろっています。ベイルはケガの状態が心配ですが、バックアップは多数存在。選手層の厚さも他を圧倒しています。

また、今シーズンはこれまで33戦無敗となっており、先日のバルセロナとの「クラシコ」でも終了間際に同点に追いつくなど勝負強さも発揮。優勝はほぼ間違いないでしょう。

クリスティアーノ・ロナウド

やはり、今大会の主役はロナウドになることでしょう。今シーズンのスタートはゴール数が伸びず、衰えを指摘されていましたが、現在は完全に復調。リーガ・エスパニョーラ、UEFAチャンピオンズリーグでも以前のようなゴールマシンぶりを発揮しています。

南米王者 アトレティコ・ナシオナル(初出場)


コパ・リベルタドーレス2016を制した、コロンビアの名門アトレティコ・ナシオナル。準決勝では、ブラジルの名門サンパウロFCを破り決勝に進出。決勝ではアルゼンチンの名門を下したエクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェを撃破し、27年ぶりの南米王者に輝きました。過去にはレネ・イギータやアンドレス・エスコバル、ファウスティーノ・アスプリージャといったコロンビアのレジェンドともいえる選手が多数在籍。現在は若手有望選手を多く有しており、リオ・オリンピック代表にも選出された、GKクリスティアン・ボニージャ、DFフェリペ・アギラル、FWミゲル・アンヘル・ボルハといった選手が在籍します。

世界的な知名度を誇るチームではありませんが、名門チームを破り本大会に出場した実力はあなどれません。

ミゲル・アンヘル・ボルハ

コパ・リベルタドーレス2016の決勝第2戦で先制・決勝ゴールを決めたミゲル・アンヘル・ボルハ。強いフィジカルと飛び出し、スピードのある選手。彼が波に乗れば、チームの状況も上向くはずです。

北中米カリブ王者 クラブ・アメリカ(出場回数:3回)

2年連続3回目の出場となる、メキシコ屈指の人気クラブ、クラブ・アメリカ。CONCACAFチャンピオンズリーグ決勝では、同じメキシコのクラブ、ティグレスに連勝し本大会への出場を決めました。

豊富な資金力を有し、国内外から有望な選手を積極補強してチームを強化してきました。そのクラブ運営スタイルは、時に批判にさらされますが、チームは着実に力をつけています。昨年は、アジア王者の広州恒大に敗れ5位に終わりましたが、今年は昨年のリベンジに燃えているはず。どんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。

オリベ・ペラルタ

2012年のロンドン・オリンピック優勝の立役者。決勝のブラジル戦では2ゴールをマークし、優勝に大きく貢献しています。また、2014年のブラジルワールドカップのニュージーランドとの大陸間プレーオフには2戦合計で5ゴールと大暴れ。クラブ・アメリカの得点源として今大会に臨みます。

アフリカ王者 マメロディ・サンダウンズ(初出場)

初出場となる南アフリカのクラブ、マメロディ・サンダウンズ。CAFチャンピオンズリーグ決勝でエジプトのザマレクを2戦合計スコア3-1で破り、初のアフリカクラブ王座に輝きました。実は、同クラブは4月の時点で敗退が決定していましたが、対戦相手のチームが出場資格のない選手を起用したことが明らかに。その結果、同クラブに勝利の裁定が下り、そのまま優勝を果たしました。その勢いのまま、本大会での快進撃が期待されます。

所属する選手は、南アフリカ代表もしくは代表歴のある選手と、アフリカ各国の選手で構成されています。

キーガン・ドリー

注目の選手はMFのキーガン・ドリー。南アフリカ代表でもあり、高い技術と正確なパスで、チームを操ります。2016年度のアフリカ最優秀選手の候補にも選ばれています。

アジア王者 全北現代(出場回数:2回)

韓国Kリーグ屈指の強豪である、全北現代。Jリーグで活躍したカイオとドウグラスを擁するアルアインとのAFCアジアチャンピオンズリーグ決勝を、2戦合計3-2のスコアで下し、10年ぶり2回目の本大会への出場を決めました。チームの中心であるブラジル人レオナルド・ロドリゲス・ペレイラがゴールを量産、チームに勢いをつけることができれば、アジアのチーム初の決勝も期待できるかもしれません。

レオナルド・ロドリゲス・ペレイラ

素早い切り返しと正確かつ強力なシュートを武器にゴールを量産。AFCチャンピオンズリーグ決勝第一戦でも、強烈なミドルシュートを決め、チームに勢いを与える活躍をしています。

オセアニア王者 オークランド・シティ(出場回数:8回)

今回で6大会連続8回目の出場となる、オセアニア王者のオークランド・シティ。本大会への出場回数8回は、歴代最多となっています。昨年はサンフレッチェ広島に敗れ1回戦敗退となりましたが、一昨年の2014年の大会では、3位に入るサプライズを演じて見せました。ボールを保持した攻撃的なポゼッションサッカーを標榜していますが、本大会でもその攻撃力を示すことができるかが、躍進のカギとなります。鹿島アントラーズとのオープニングマッチを戦います。

岩田卓也

OFCチャンピオンズリーグ準決勝、決勝で2ゴールをマークしたミカ・リアラファは大会最優秀選手にも選ばれました。ソロモン諸島代表の24歳で、今後の更なる成長が期待されます。日本人プレイヤーで、左サイドバックのレギュラーとして得点に絡む岩田卓也の活躍にも注目です。

開催国枠 鹿島アントラーズ(初出場)


開催国枠を巡る、2016Jリーグチャンピオンシップ決勝で浦和レッズに2戦合計2-2ながらも、アウェーゴールの数で上回り、年間チャンピオンに輝いた鹿島アントラーズ。Jリーグ有数の名門クラブであり、数々の国内タイトルを獲得してきましたが、クラブワールドカップへの出場は今回が初めてとなります。ベテランと中堅、若手が融合したバランスの取れたチームとなっており、勝負強さも折り紙付き。まずは初戦のオークランド・シティとのプレーオフを勝ち上がり、日本クラブを代表して、好成績を収めて欲しいものです。

柴崎岳

高校時代から卓越した技術、広い視野を武器にゲームをコントロールしてきたプレイメーカー。最近は怪我に悩まされていましたが、3日に行われたチャンピオンシップ第2戦では、約1ヵ月ぶりに先発に復帰。チームの優勝に貢献しました。世界が注目する本大会で活躍し、世界の舞台に挑戦する足がかりと出来るかにも注目が集まります。

全世界のサッカーファン待望のイベントは12月8日から18日にかけて行われます。数々の名シーンを生んできた大会に、自ずと期待が高まります。優勝は下馬評通り、ヨーロッパ王者のレアル・マドリードとなるのか?それとも、南米王者アトレティコ・ナシオナルが下馬評を覆すのか?もしくは、他のチームがジャイアントキリングを達成し、サプライズを巻き起こすのか?

今年のクラブワールドカップから目が離せません。