ついにグループリーグ突破国がでそろい、決勝トーナメントがスタートします。ベスト16は6月30日(土)に始まり、7月15日(日)の決勝戦を目指して熱い戦いが繰り広げられます。
日本が見事決勝トーナメント進出を決めたことでさらに注目が高まっているロシアワールドカップの優勝オッズおよびベスト16のマッチオッズを、ビットコインなどの仮想通貨専門のブックメーカー「Sportsbet.io(スポーツベットアイオー)」が発表していますので、ご紹介していきます。
<関連情報>
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決勝トーナメント、日本は厳しい組み合わせに入る
ロシアW杯のグループリーグHで2位となった日本のベスト16対戦相手はグループG首位のベルギー。優勝候補の一角と当たることとなりました。
日本の入った左側の山はベルギー以外にもブラジル、フランス、ウルグアイ、ポルトガル、アルゼンチン、メキシコと優勝候補クラスの国が目白押し。仮にベルギーに勝てたとしても厳しい戦いが続くでしょう。
今大会では大きな驚きも。優勝候補本命だった前回王者ドイツが1勝2敗でまさかのグループ最下位に終わっています。
優勝国が次の大会でグループリーグ敗退するというワールドカップのジンクスの強さを、ドイツも証明する形となってしまいました。
イタリアとオランダ、チリといった強豪国が予選落ちをした現実と合わせて、世界の強豪国とそれ以外の国の実力差が狭まってきているのが感じられるところです。
優勝候補筆頭はブラジル!日本は残念ながら最下位に
【2018年ロシアワールドカップ優勝オッズ】
※オッズは29日午前9時現在
<Sportsbet.io 登録方法>
ブックメーカー「Sportsbet.io」が発表した優勝オッズでトップに立ったのはグループEを首位通過したブラジル。オッズは4.50倍となりました。
2番手は2010年度王者のスペインで5.00倍と僅差。3番手はベスト16で日本と対戦するベルギーで7.50倍。4番手はグループG2位のイングランドで8.50倍となりました。
5番手は1998年王者のフランスで9.00倍、6番手はモドリッチら最強クラスの中盤を擁するクロアチアで12.00倍となっています。
日本は全16チーム中最下位の150.00倍。この評価を西野ジャパンは覆すことができるでしょうか。
ベスト16のオッズも日本には厳しい見方がされる
【ロシアW杯決勝トーナメント】
※「JFA公式HP」より抜粋
ブックメーカー「Sportsbet.io」が発表したオッズによると、注目のベルギー対日本はベルギー勝利が1.42倍、引き分けが4.60倍、日本勝利が8.20倍となりました。日本の数字はベスト16でもっとも厳しいものとなっています。
一方、一番拮抗した一戦はウルグアイ対ポルトガル。ウルグアイ勝利が2.80倍、引き分けが2.90倍、ポルトガル勝利が2.95倍となりました。
日本がベルギーに勝利することができた場合に勝者と対戦することとなるブラジル対メキシコの一戦はブラジル勝利が1.54倍、引き分けが4.10倍、メキシコ勝利が6.80倍となっています。
日本、史上初のベスト8進出まであと一歩!
グループリーグ最終戦のポーランド戦、日本はスタメンを大幅に入れ替えて臨みました。その結果0-1で敗北したものの、勝ち点4で並んでいたセネガルも同じくコロンビアに0-1で敗北して得失点差でも並ぶことに。
フェアプレーポイントでわずかに上回るというぎりぎりのところで日本が決勝トーナメント進出を決めました。
コロンビアに勝利、セネガルに引き分けたチームを崩すというのは、西野監督にとっても大きなギャンブルだったでしょう。
しかしなんとか成功を収めたことで、ベスト16の相手のベルギーよりも主力が休めた状態で試合に臨むことができるようになりました。
日本が本気でベスト8を狙っているという姿勢の表れでしょう。混迷の中スタートした西野ジャパンは、新たな歴史を築き上げることができるでしょうか。
ブラジル、4年の屈辱を晴らせるか
ブラジルは地元開催となった前回2014年大会の準決勝で、王者となるドイツを相手に1-7という歴史的大敗を喫しました。
その屈辱は決して忘れることはできず、その傷を塞ぐにはワールドカップ優勝以外にいかなる薬もありません。
そんな決死の覚悟で臨んだ今大会、グループリーグ初戦ではスイスの堅い守りの前に1-1と引き分けるも、その後はコスタリカに2-0、セルビアにも2-0と勝利して無事首位突破を決めました。
ネイマール、フィリペ・コウチーニョ、ガブリエル・ジェズスの3トップに加えてマルセロやカゼミロ、チアゴ・シウバにアリソンと、どのポジションにも世界屈指の人材をそろえるブラジル。
黄色に染まるサッカー王国は今度こそ、世界王者の座を奪還することができるのでしょうか。
混乱を乗り越え、無敵艦隊が再び頂点を目指す
ワールドカップ初戦の2日前に当時のジュレン・ロペテギ監督が解任となり、急きょコーチのフェルナンド・イエロが監督に就任するなど、直前に混迷を極めたスペイン。
日本も本番2カ月前にハリルホジッチ監督を解任して世界的な話題となりましたが、その比ではない事態でした。
それでも、1勝2分けと苦しみはしたもののグループリーグを首位通過することに成功。決勝トーナメントに駒を進めました。
キーパーソンは背番号22番のイスコでしょう。欧州王者レアル・マドリッドに所属するこのファンタジスタはジダン以来の天才とも称されているほどの実力者。スペイン代表の動きを見事に活性化させています。
スペインのベスト16の対戦相手は開催国ロシアと、運に恵まれました。このまま順調に勝ち進み、監督解任騒動で受けたバッシングをはねのける活躍を見せたいところです。
ワールドカップ初優勝へ、ベルギーは視界良好
長らく欧州の中堅国の地位にありましたが、キラ星のごとき才能が次から次に生まれ、気づけば優勝候補にまで成長したベルギー。
今大会でもそのポテンシャルをいかんなく発揮しています。なかでもロメル・ルカクとエデン・アザール、ケビン・デブルイネの破壊力はもはや別格。
マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、マンチェスター・シティのエース格の3人がそろった、プレミアリーグオールスターといっても過言ではないトリオが完成しています。
ベルギーのチームが機能すれば、それを上回れる国はそうそうないでしょう。2010年のスペイン以来となる、新たなワールドカップ優勝国の誕生は間近かもしれません。