【ブックメーカー】日本はギリシャに何が何でも勝つ！ワールドカップブラジル大会グループC突破へ正念場

ギリシャに勝つしかない。それ以外に日本が決勝トーナメント進出の道はない―。

大事な大事な日本のブラジルW杯初戦は、コートジボワールに１－２の逆転負けを喫しました。ブラックサンデーと化した日本の休日の朝となりましたが、グループC残り2試合（ギリシャとコロンビア）に勝てば問題なく決勝トーナメント進出できるんです。

【グループC勝敗表】

※「スポナビ」より抜粋

大事なのは負けた試合に正面から向かい合うことだと思います。あえて、日本時間の15日に行われた「日本－コートジボワール」の試合を振り返りましょう。そして、20日（金）午前7時キックオフのギリシャ戦に万全を期しましょう。

【グループC：日本―コートジボワールダイジェスト映像】

前半12分、日本中が最も沸いた瞬間でした。スローインから長友佑都がゴール前まで切り込み、ペナルティエリア内に入った本田圭佑に絶妙なパス。そのパスを右足でワンタッチすると素早く今度は左足を豪快に振り抜いて、コートジボワールゴールネットを揺らしました。絶対に欲しかった先制点が日本にいい形で転がり込みました。

しかし、本来ならばここからガンガンと乗っていきたかった日本ですが、この1点を守ることに固執してしまったのか徐々に守備ラインが下がり、コートジボワールに押し込まれる時間が増えました。すると、日本の攻撃の真骨頂である長友と香川真司の左サイド攻撃が影を潜めました。何とか前半無失点に切り抜けた日本でしたが、ザッケローニ監督は「日本は前半残り20分から攻撃が出来なくなった」と攻撃的サッカーが見られないまま後半へと突入しました。

やはり守りに入った日本に守り抜くサッカーは出来ませんでした。後半途中出場となったFWドログバがピッチに立つと、ガラリと空気が変わりました。封じられた日本の左サイドを逆にコートジボワールにこじ開けられ、後半19分、21分と立て続けに突破されて、「クロスからのヘディング」と同じパターンで連続失点を喫して、日本はそのまま敗れました。

W杯通算3ゴール目を挙げて日本歴代1位となった本田は振り返ります。「（コートジボワールに）負けたこと自体ではなく、自分たちの良さを出せずに負けたことがショックだった」。不発に終わったエース・香川は言います。「自分たちのサッカーが出来なかった」。

日本が次のギリシャ戦で勝つためにやるべきことはただ一つです。

「攻撃的なサッカーをやる」

第2戦の相手はFIFAランキング12位のギリシャです。ギリシャは初戦のコロンビア戦では０－３で完敗しています。堅守速攻が売りのギリシャでしたが、コロンビアの攻撃に守備陣が崩壊し、なすすべなく敗れました。

【グループC：コロンビア―ギリシャダイジェスト映像】

ギリシャはW杯ヨーロッパ予選ではグループリーグ2位でプレーオフへとまわり、古豪・ルーマニアに1勝1分で2大会連続3回目のW杯出場を決めました。チームを率いるのはポルトガル人のフェルナンド・サントス監督で、ザッケローニ監督と同じく2010年のW杯南ア大会後から監督に就任し、ユーロ2012ではチームをベスト8に導いた実績を持っています。

堅守の要になるのが、内田篤人とシャルケ04で同僚となるDFキリアコス・パパドプーロスです。183㌢の長身を生かしたパワープレーも得意で、日本にとってはこの高さは攻守にわたり脅威となるでしょう。また、エースのコンスタンティノ・ミトログルは高い決定力をもったストライカーで日本のゴールを脅かす存在です。ギリシャの堅守からの速攻がはまれば、日本を大いに苦しめるでしょう。